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「二代清水喜助」という名前について
- 日本語を勉強中の中国人です。東京の第一国立銀行の設計者である「二代清水喜助」という名前についてお伺いします。
- 「二代」は苗字になっているのでしょうか。それとも父親も「清水喜助」という名前でしょうか。なぜ父親と同じ名前をしているのでしょうか。東京の第一国立銀行の設計者の氏名は一体何と言うのでしょうか。
- 「清水喜助」という表記だけでだめでしょうか。下記のサイトもご参考になさってください。
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清水建設の創業者である清水喜助氏の娘婿が、清水喜助(二代に対して「初代」と呼ぶ)の引退後に「清水喜助」の名前を継承して同業を営んだということですね。 ○代目というのは、同じ名前を継承して同業を営んでいる者であることを示す表示で、「名跡:みょうせき」という制度です(名を継ぐことを「襲名」とも言います)。さらに後代の継承者が現れれば、3代、4代・・・と数字が増えていくことになります。 社長が変わっても会社は名前は変わらないで続くようなもので、一種のブランド表記ですね。歌舞伎や落語などといった芸能の世界では、先代没後数十年たってから次代が襲名するケースもあります。 なお、他の回答にもあるように、今の日本でも○代目△△といった名跡保持者がいらっしゃいますが、そのほとんどは「通名」であり、戸籍上の名前は元のままとされています。
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昔、古屋武治というギター好きな青年がいました。彼は有名な作曲家古賀政男の養子となって古賀丈晴と改名し、後に初代ミス日本の山本富士子の婿養子となって山本丈晴となりました。 閑話休題 貴方は綺羅星の如く細かい質問を鏤めているけど、少しだけコメントします。 》 父親も「清水喜助」という名前でしょうか 貴方が挙げている Wikipediaの資料を読めば分かることです。つまり、 初代清水喜助の弟子に藤沢清七と云う人がいた。初代は清七の腕と働きぶりを見込んで彼を長女ヤスの婿養子に迎えた。43歳の時に、清七が二代を継ぎ、清水喜助清矩を“名乗った”と。 だから、初代喜助は二代喜助の実父ではなく義父と云う次第。 》 なぜ初代と二代もあって同じ名前を使っているのでしょうか ぶっちゃけ、ブランドイメージの承継ですね。ただし、恩着せがましい、あるいは、図々しい場合もあろうかと。 同じ名前を使ったから、初代、二代と区別する次第。 因みに、現在の落語家の翁家さん馬、桂文治、金原亭馬生、柳家小きんは何れも十一代目。
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ご親切に回答していただきありがとうございます。わかるようになりました。WIKIの説明の日本語は私にとってちょっと難しいです。おかげさまで最後まで読むことができました。いろいろとても参考になりました。
- born1960
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ウィンナーワルツの代表的な作曲家、ヨハン・シュトラウスも父と子は同じ名前です。 有名な「ラデツキー行進曲」は父の作品ですが、有名なほとんどのウィンナーワルツは子の作品です。なので「ラデツキー行進曲」のみ「父」と表記されています。 歌舞伎の世界などは襲名があります。通は「当年」とか「十五代目」とか呼んで区別しますが、彼らの名前は芸名なので問題はありません。 また陶芸の大家「酒井田柿右衛門」も今年十四代目が亡くなりましたが、代々襲名されています。これらもいわば芸名です。 日本の旧家の場合、親が亡くなって息子がその名前に改名することはしばしば見受けられます。これは戸籍上もそういう名前に変えるわけです。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
1。 。「二代」は苗字になっているのでしょうか。 いいえ。 2。 それとも父親も「清水喜助」という名前でしょうか。 はい、そうです。 3。 なぜ父親と同じ名前をしているのでしょうか。 分かりませんが、父親と同じ名前を使うのは珍しいことではありません。たぶん父親あるいは祖先と同じような優れた人になるようという願望からでしょう。 例えば、木村庄之助、という相撲の行事職は「n代目木村庄之助」と呼ばれ、式守伊之助、と区別されます。襲名披露のある、歌舞伎や落語などの世界では通常で、エリザベス2世も同じだと思います。 4。東京の第一国立銀行の設計者の氏名は一体何と言うのでしょうか。 二代清水喜助です。 5。 「清水喜助」という表記だけでだめでしょうか。 それは一代清水喜助ですから別人になります。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。大変参考になりました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%B2%E5%90%8D 日本だけなのか(?)、「襲名(しゅうめい)」のことです。 「二代」とは、「二代目」という意味です。 二代目の「清水喜助」ということです。 もともとの清水喜助は、「初代(しょだい)清水喜助」と呼ばれるようになります。 http://www.yoshimoto.co.jp/bunshi/main.php 落語家の「桂三枝」が、名前を襲名して六代目「桂分枝」と名乗った例です。 日本人ですが、日本語の専門家ではありません。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。おもしろいですね。とても参考になりました。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。だいぶわかるようになりました。大変参考になりました。