宇宙の壁を見たものはいないのに、なぜ宇宙は有限であると言えるのか。
幽霊を見たものはいないのに、幽霊は存在すると主張するのと同類ではないのか。
→違うと思います。
科学の根本が、根拠をもった理論と納得のいく実証と考えると、幽霊の場合、それを物質的に、生物学的に、理論として構築することができなければ(私は無理と思います)科学とは言えません。
幽霊の場合、目撃情報というのもあります。その場合、その信憑性と、幽霊であることの検証が必要と思います。私は、信憑性に問題を感じます。UFOが他の宇宙から来たとか、妖精がいるとか、そういうことに近いのが幽霊であって、これはあまり科学とは言えません。しかし、Standford大学はUFO学を真面目に研究しています。この場合、UFOの現象を研究し、それが他の宇宙から来たというのではない、別の観点での研究となっています。
宇宙のはじまりについては、現在、宇宙空間が膨張しているとか、星雲と星雲同士の間の距離が離れていっているという観測上得られた知見から、逆算すると、宇宙は138億年前に一点からスタートしたと合理的に考えざるを得ないことになります。では、この1点からスタートしているとはどういうことでしょうか。そこでさまざまな理論があるわけです。少なくても今ある宇宙は、1点からはじまり、ある速度以内(光の速度以内ではあるが、理論的にはフラストレーションにおいて、光の速度を上回る現象があると考えられてはいるが、それにしても速度に限度がある)で膨張しているので、その範囲内であるから、有限だと言えるのです。
もちろん、宇宙が有限でないという理論ができる可能性もあるでしょうし、複数の宇宙の存在もあるかもしれません。こうしたものは理論であり、それをどのように証明するか、実証するか、が問題です。しかし、こうした手続き、理論を構築し証明する、実証する、観測結果を利用するーーということ自体が科学的な方法であり、科学と言えます。
以上、ご参考になればと思います。
お礼
>「そのうち、『ビッグバン理論』は間違っていました、という訂正が発表されるのでは・・・」と思っています。 たぶんそーなるでしょう。そんなに時間はかからないと思います。 >どの分野でもそうですが、新しい発見や研究によってそれまでの定説が覆されるのは、珍しいことではないですからね。 完全に正しい。