「武士」は、明治維新以前の日本における戦闘員を指す「固有名詞」ですので、一般名詞である「戦士」のように自由には使えません。
今回のケースで言えば、日本の野球チームが「侍ジャパン」と名乗ったので、ジャパンを日本、「侍」を「武士」と訳したのでしょう。
厳密に言うと「侍=武士」ではないのですが、一々目くじらを立てるまでもない程度の違いです。
実際、日本人だってそのあたりを正確に認識していない人も多いくらいです。というより、愛称を「侍ジャパン」と決定した人たちはイコールだと思っていたんじゃないかと思われるくらいですから、外国の方が「侍=武士」と思ってそう訳すのはむしろ当然でしょうね。
それに対して、台湾代表者が日本の武士に敬意を表して、自ら「侍台湾」とか「侍中華」と称したのならそのように記載したでしょうが、言っていないので、「武士と戦う人」というような意味を持たせたくて、「戦う人」を表す一般名詞「戦士」を使ったものと思われます。
もともと、台湾代表チームが「中華戦士」という愛称を名乗っているのかどうかまでは、寡聞にして存じません。
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もし名乗っていたのだとしたら、中華戦士は「訳ではない」ということになります。
お礼
回答ありがとうございました。 勉強になりました。