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プラセボ効果の因子と文化的影響について
- プラセボ効果にはperceptionとexpectationの2つの因子が関係しており、さらに文化的影響も考慮される。
- 社会的観測により、人は他の人が痛みを緩和したことを知った場合にプラセボ効果が誘発される。
- ある名前のプラセボ薬に対して反応があった場合、同じ名前のプラセボ薬に対しても同じ効果が見られるが、別の名前の場合は異なる反応が現れる。
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意味はよく把握されておられるようですよ。後はプラセボ効果の知識も併用して訳文を工夫すれば、さらに深く意味を伝えられるようになるかと思います。 >(1)Social obsevation can induce a placebo effect such when a person sees another having reduced pain following whta they believe is a pain reducing procedure. >(1)社会的観測は患者が信じている痛みをとる手法であるということを考慮したうえで人が別の人の痛みが緩和したことを知った時などでプラセボ効果は誘導することが可能である。 「周囲に、こうやって痛みが治まったと信じている人がいると、それに影響されて(同じことをしたときに)プラセボ効果も誘発されやすくなる。」 プラセボ効果の説明です。それで治ったということを知らなければ、プラセボ効果は起きようもありません。要は暗示の効果なのですから。 >(2)If a paerson is given a placebo under one name, and they respond, they will respond in the same way on a later occasion to that placebo under that name but not if under another. >(2)ある種の名前でのプラセボ薬を与え、そして応答をみる、彼らはその名前の通り同じ効果を示すであろう。しかしほかの名前で与えた場合はまた違う応答を示す。 「効果のないはずの治療が、誰かにプラセボ効果を発揮(して症状が改善)したと知ると、治療の名前さえ同じなら他の人でも同じように(プラセボ効果による)症状改善があるが、(同じ治療内容だが)違う名前の治療では(プラセボ効果による)症状改善は起きない。」 暗示だという証明の一つですね。効果があったのと同じ偽の治療だと思っていなければ、効果がない。それなら、やはり暗示のはずだ、となります。
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- Nakay702
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前便で追加を控えたことです。自分の病気(ガン)治療の経験から、ご質問に興味を持ちました。「病は気から」とか「笑いは免疫力を増強する」と言われるように、病気治療に心の持ちようが関係することを再認識しました。 “placebo”は、原義的には「喜ばせるもの」という意味のようで、「なるほど!」と納得した次第です。前便でも書きましたが、日本語では、通常、これを「偽薬」と呼んでいますね。そこで、私の個人的な提案ですが、これを「(自然治癒力)喚起剤」とか「(自然治癒力)誘発剤」のように呼ぶことにする、というのはいかがでしょうか? 逆質問のようで恐縮ですが、質問者様を「医学分野関係に詳しい方」と見込んで、お尋ねさせていただきます。できましたら、ご意見を伺えればありがたいです。
お礼
ありがとうございます。 現状で今の生化学や大学講義ではプラセボや偽薬という訳が最も汎用されている表現ですがそもそも訳は「プラセボ」で通っておりますので特に問題はないかと存じます。 むしろ偽薬という表現だと様々な憶測が生じてしまう言い回しだからということもあると思いますがplaceboは「プラセボ」で訳すのがベストであると存じます。 しかし、その意味を答えろという問題が出たらnakayさんのおっしゃるとおり期待の付加や条件付けで効果が出るので誘発剤という表現やメンタルとの相乗作用薬という表現でも可能だと存じます。ご丁寧に補足まで本当にありがとうございました。
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10005/12514)
以下のとおりお答えします。 原文・質問者様の訳文・添削訳文を併記し、ところどころカッコ内に説明などを補足いたします。 原文(1) Social obsevation can induce a placebo effect such when a person sees another having reduced pain following whta they believe is a pain reducing procedure. (誤植:obsevation→observation, whta→what) 質問者様の訳文 社会的観測は患者が信じている痛みをとる手法であるということを考慮したうえで人が別の人の痛みが緩和したことを知った時などでプラセボ効果は誘導することが可能である。 (原文の内容はだいたい汲み取られていると思います。) 添削訳文 社会観察がプラセボ効果を引き起こすことがあり得ます。痛みを減らす処置法であると信じていることにしたがって〔実際に〕他人が痛みを緩和したのを見る場合である。 (「あの人に効いたんだから、私にも効くだろう」という気持ちでしょうね。) 原文(2) If a paerson is given a placebo under one name, and they respond, they will respond in the same way on a later occasion to that placebo under that name but not if under another. (誤植:paerson→person) 質問者様の訳文 ある種の名前でのプラセボ薬を与え、そして応答をみる、彼らはその名前の通り同じ効果を示すであろう。しかしほかの名前で与えた場合はまた違う応答を示す。 (If ~and they respondが条件節です。その部分が欠落しているように思いますが、それ以外はよく訳されていると思います。) 添削訳文 ある名前をつけたプラセボ〔偽薬〕を与えられた際に、それが応答すれば〔効き目が現われれば〕、その後の機会にもその名前のプラセボに対しては同じ仕方で応答するだろう。しかし、別の名前のものでは、同じような応答は見られない。 (「心理的条件反射」のようなものでしょうか。面白いですね。) 以上、ご回答まで。
お礼
ご親切に一つ一つの解答解説ありがとうございます。 今後ともよろしくお願い申し上げます。
お礼
お礼を申し上げるのが遅くなり失礼いたしました。 本当にありがとうございます。