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曲線上の動点の加速度
点Pは単位円周上を(1,0)を出発し、1秒間に1進むとします。 一周するために必要な時間は、2π秒です。 さて、x=cosθ、y=sinθとすると 各点での速度の大きさ=√{(d^2x/dθ^2)^2+(d^2x/dθ^2)^2}=1 加速度の大きさ=√{(d^2x/dθ^2)^2+(d^2x/dθ^2)^2}=1 ですが、そうするとどんどん点Pの動く速さが増えていきませんか? どの点でも速度の大きさは1でありながら、加速度も1だというのは どのように理解すればよいのでしょうか?
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出発 t 秒後の点 P の位置ベクトルを p と置くと、 p = (cos(t), sin(t)) です。 すると、 dp/dt = (-sin(t)), cos(t)), |dp/dt| = 1, d^2p/dt^2 = (-cos(t), -sin(t)), |d^2p/dt^2| = 1. 仰るように、 速度の大きさ |dp/dt| = 1, 加速度の大きさ |d^2p/dt^2| = 1 です。 > そうするとどんどん点Pの動く速さが増えていきませんか? |dp/dt| = 1 なので 速度の大きさの変化率 (d/dt)|dp/dt| = 0 ですが、 それと |d^2p/dt^2| ≠ 0 とは、全く別の話です。 上記で、加速度 |d^2p/dt^2| をどうやって求めたか を見れば、No.1 さんの回答の意味が解るかと思います。
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- 中村 拓男(@tknakamuri)
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もう少し一般的な話も書きますと dp/dt=v, と d^2p/dt^2=a が直交しているとします。 v・a = dp/dt・d^2p/dt^2 = 0 時間で積分すると (1/2)(dp/dt)^2 = (1/2)|v|^2 = C (C は積分定数) なので、加速度と速度が常に直交している場合、円運動に限らず 速度の絶対値は必ず一定になります。 逆に速度の絶対値が一定なら、速度と加速度は必ず直交します。
- 中村 拓男(@tknakamuri)
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>この場合の加速度ベクトルは、点Pから円の中心に向かう矢印と考えてよいでしょうか? 点Pの座標=(x. y) = (cosθ、sinθ) 加速度a=(d^2x/dθ^2, d^2y/dθ^2) = (-cosθ, -sinθ) 加速度が 円の中心に向いていることは明らかです。
- 中村 拓男(@tknakamuri)
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進行方向の加速度成分が0だから速さは増えないのです。 つまり、速度ベクトルと加速度ベクトルが垂直になっています。 速度と加速度の方向を絵に書いて比べてみてください。 また内積を計算すれば直交していることを確認できます。 dx/dθ=-sinθ, dy/dθ=cosθ d^2x/dθ^2=-cosθ, d^2y/dθ^2=-sinθ v=(dx/dθ, dy/dθ) = (-sinθ, cosθ) a=(d^2x/dθ^2, d^2y/dθ^2) = (-cosθ, -sinθ) v・a = (-sinθ, cosθ)・(-cosθ, -sinθ) = sinθcosθ - cosθsinθ = 0 直交!
- Tacosan
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速度や加速度はベクトル量です.
お礼
ありがとうございます。わかりやすいですね。 なるほど!速度、加速度というのはベクトルなので、その大きさを求めていたんですね。加速度ベクトルの進行方向への成分が0より大きければ速度が増え、0より小さければ減速すると考えるわけですか。 この場合の加速度ベクトルは、点Pから円の中心に向かう矢印と考えてよいでしょうか?