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親不孝(おやふこう)の「ふ」は無声音なんですか?
「親不孝」はExciteが提供している辞書で調べると、[3][4]で[3]とすると「ふ」にアクセントがあります。 それで、音訳研修時に「ふ」にアクセントを付けて読みました。 すると訂正されました。正しい発音を聞くと「ふ」は無声音で発音されていました。 「美しい(うつくしい)」の「つ」も関西では「tsu」で有声音ですが、標準では「ts」で無声音ですよね? 「おやふこう」のように、アクセントのある語でも無声音というのは理屈に合わないのですが、 アクセントを付けて無声音を発音するという、ちょっと矛盾したことも必要なんですね? 英語などでも、これはあるので、理解は出来るのですが・・・
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質問者が選んだベストアンサー
音訳ボランティアの研修を受けている者です。 共通語(標準?)での音訳でしたら『NHK 日本語発音アクセント辞典』が基本になります。 私はアマゾンで中古本を買いました。図書館にもあります。 親不孝の正確なアクセントは オヤフコー オよりもヤが高い音、フはヤと同じ高さの音、コー(コウではなく)で音が下がります。 そして「フ」は無声です。 上記のアクセント辞典に大まかな決まりごとがいくつか出ています。 決まり1として 「き」、「く」、「し」、「す」、「ち」、「つ」、「ひ」、「ふ」、「ぴ」、「ぷ」、「しゅ」等の音が 「か」行、「さ」行、「た」行、「は」行、「ぱ」行の前にある時は無声になります。 「美しい」うつくしい・・・「つ」のあとに「く」(か行)なので「つ」は無声になります。 「親不孝」おやふこう・・・「ふ」のあとに「こ」(か行)なので「ふ」は無声になります。 と他にも決まりがいくつかありますが、例外も多数あります。 なぜなら 自然に普通にしゃべりやすくしゃべっている言葉 がまずあって、後から法則をつけたからです。 質問者さまは関西の方なのでしょうか?私は関東なので関西の話し方はわからないのですが、 「親不孝」を普通に読むと「ふ」は自然と無声で息のみになります。 「親不孝の「ふ」を声に出すのは無理しないと出ません。出そうとすると不自然な読みになります。 「風船」や「封筒」の「ふ」は声になります。無理して出しているのではなく自然になります。 文の終わりにつく「~です。」の「す」も自然に無声になります。 アクセントが付くからとか決まりがあるからではなく、自然に読む読み方が基本です。 ですので、時代によってアクセントの位置が変わる事があるので、辞書も新しいアクセントに合わせて変わっています。 質問者さまが書かれているように「無声音は理屈に合わない」で正解です。
お礼
回答ありがとうございます。 関西(大阪)出身で、今、北海道の釧路で音訳ボランティアの研修中の者です。 日本のほぼ西半分は、鼻濁音と無声音がないので、音訳者もかなり苦労するようです。 無声化には、そういうルールがあるんですね。 関西では無声化というのがなく、おやふこうの「ふ」も声に出して言うのが自然になります。 「うつくしい」の「つ」も、文末の「す」も無声にしようとすると努力がいります。貴方と丁度反対なんですね。 釧路は鼻濁音圏、無声圏で、アクセントもほとんど標準語に近いです。関西出身の私一人が苦労しています。 貴方も音訳ボランティアということで、また何かあれば助けて下さい。主にこのカテで質問を出しています。