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カタラーゼの性質
高1です。 生物の実験でH2O2を豚の肝臓や二酸化マンガンで分解させて酸素を発生させる、というようなことをしました。 そのとき、 H2O2にHCLと酵素液を入れた試験管は反応せず、 H2O2にNaOHと酵素液を入れた試験管も反応しませんでした。 これは、中性の時に酵素が反応しやすいということだから、酸性とアルカリ性になった試験管は反応しなかったということなんですよね? そして、ここからが質問なのですが、 その2つの試験管を混ぜて中性にさせても、反応しなかったんです。 中性なら反応するはずなのになんで反応しなかったのか調べてもわかりません💦 よろしくおねがいします。
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質問者が選んだベストアンサー
おそらく質問者さんは、 「H2O2にHCLと酵素液を入れた試験管」中身と「H2O2にNaOHと酵素液を入れた試験管」の中身を 混ぜ合わせたのですね? つまりは (H2O2にHCLと酵素液)+(H2O2にNaOHと酵素液)=あれ?中性なのに反応しない(^_^;) ということですよね? 答えを言うと、 この場合2つの試験管の中身を混ぜ合わせる前に、 それぞれの試験管で、HCLによって酵素(カタラーゼ)が壊され、NaOHによって酵素(カタラーゼ)が壊されてしまったため、混ぜ合わせて中性にしても酵素が働かず反応しなかったのです。 カタラーゼはタンパク質で出来ているため、強い酸性やアルカリ性ではタンパク質が変性(タンパク質の構造が壊れる)して酵素としては役に立たなくなります。変性してから中性にしても壊れたタンパク質は元に戻りません。(生卵をフライパンの熱で焼いて目玉焼きにした後に冷やしても生卵には戻りませんよね。また、人間が42ど以上の熱を出したら死ぬのは全身のタンパク質が熱によって変性してしまうからです) このあたりはテストにも出しやすいので覚えておいて損はないと思います。もっとも、私にとっては四年前に習ったことなので色々と教育方針が変わっているかもしれませんが(笑) 回答するのが初めてなので読みにくかったりわかりづらかったりしたらごめんなさいm(_ _)m それでは勉強頑張ってくださいね。ノシ
お礼
とてもわかりやすくて一回読んだだけですぐに納得できました! ありがとうございます!