キリスト教の世界観について
私は無宗教ですが、いろんな宗教に関心はあります。世のため人のためになる信仰なら良いと思うし、論理的に筋が通っているなら神は存在しているとしても問題ないと思います。(神がいない事を科学的に証明できないだろうし)
訪問してくるエホバの証人のお兄さんと時々論議しているのですが、キリスト教の世界観に違和感を感じます。(どこまでがキリスト教の教義で、どこからエホバの証人の教義なのか線引きはよくわかりませんが)
神が造った人間は神に従って不老不死で永遠に楽園で暮らせたのに、サタン(蛇)にそそのかされて知恵の実を食べたため、この世界に「罪と死」が入ってきたということです。今の世界は直接的にはサタンが支配していて、最終的に神がそれを終わらせて神の統治がはじまるそうです。
神話的な話ですが、どんな暗示を含んでいるのかとても興味あります。(聖書は難解なのできちんと読んだ事がなく解説本を読む程度です。)
以下、エホバのお兄さんとの論議の流れです
唯一絶対・全能神が創ったこの世界における「サタン」とは?
→堕天使であり、もとは神の被造物。
なぜ完全である神の造ったものがサタンになったのか?
→自ら勝手になった。
完全である神はそれを予想しなかった?
→神は先を見通す力があるが、使うときと使わないときがある。
神はなぜ人間に害をなすサタンを放っておく?
→神の主権の正しさを人間にわからせるため
それって「必要悪」ってこと?
→違う。神は人間の「自由意思」で神を選んでほしい
それってやっぱり、試金石としてサタンが必要?
→(そこは否定)
じゃあ、自由意思というけれども、サタンを選ぶのも自由なのに、最終的に神に滅ぼされるのが決まってるなら、自由選択というのはちょっと変じゃない?
→どんな人間が滅び、どんな人間が神の国で生きるかは、神が決めることなのでわからない。
宗教は科学的である必要はないと思いますが、論理的に筋が通っている事は必要ですよね?大事な所はいつもボカされている気がします。
さて質問を整理すると、キリスト教の世界観におけるサタンの存在について、論理的に納得できる説明ってあるでしょうか?
私は自分なりに考えて、
神は、意図的に悪(サタン)を世界に加えた。それを人間が駆逐・克服していく過程で世界は発展していき「神の国」という理想の世界に近づいて行く。それは神が仕組んだプログラムかもしれないけれど「神の国」はあくまで人間が創る。
…とするとスッキリするんですが、エホバのお兄さんが言うには、天の国では1914年だかにイエスの統治による神の国が始まっていて、現世も近いうちに神の統治が始まるらしいです。人間にできる事は、神を信じ、神に愛される生き方をする事であって、理想の世界を創るのはあくまで神の実力行使。人間が世界を良くしようとする努力を否定してるように感じるのです。
お礼
実際殺しまくってるやんけ