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石灯篭の刻文の訳をお願いします

明治天皇東巡のおり、随従した岩倉・木戸大臣が戊辰戦死者弔霊のため献灯した石灯篭の刻文です。 次の文の訳(書き下し)をお願いします。 龍駕東巡扈従之次過于此弔戊辰戦死諸士之霊

質問者が選んだベストアンサー

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  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.3

龍駕(リュウガ)東巡(トウジュン)扈従之次(コジュウのジ)過于此(ここをすぐるに)弔戊辰戦死諸士之霊(ボシンセンシショシのレイをトムラウ) 天皇陛下のお車の東北巡幸に付き従っての途次、この地を通過するにあたり、戊申の役で戦死された人々の霊を弔います。

poten1313
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 短い刻文ですが、どこで区切れるのかが分からなくて… 「過于此弔」のくだりですが、「于」と「此」の意味と用法がすっきりしません。

その他の回答 (4)

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.5

#3です。 >「過于此弔」のくだりですが、「于」と「此」の意味と用法がすっきりしません。  : 「于(ウ)」はこの場合「於(お)」「乎(こ)」と同義の「場所を表す無読の助辞」で、その直下の字(ここでは「此」)に「ニ/ヲ/ヨリ」と送り仮名を付けて上に返って直前の字(ここでは「過」)を読むという、いわゆる返読助辞になりますから、「此(ここ)ヲ過ぐ(この地に立ち寄った)」と読みました。 そして、「此」が返読されるのですから次の「弔」は上とは離れて新たに動詞として下へと係り、しかも返読して「戊辰戦死諸士之霊」を「弔(チョウ)す」と読みました。

poten1313
質問者

お礼

すっきりしました! 丁寧な解説をくださり、ありがとうございました。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.4

    #2です。無知の告白です。 >>短い刻文ですが、どこで区切れるのかが分からなくて…「于」というのは見慣れない文字なのですが、「これ」と読んで埋葬されている場所を指すのですね?    于は、場所をさす文字なので、こう読みました。 >>「此」の方は「ここに」と読んで石灯籠を設置した今を指すのでしょうか?表彰状授与などで「ここに表彰します」と似たかんじでしょうか。     「此」(これ)は、これを弔意のしるしとする、これをもって故人の霊を弔う、と言う意味だと取りましたが、別に自信がある訳ではありません。

poten1313
質問者

補足

重ねてありがとうございます。 「于」は場所をさす文字なのですか。知りませんでした。 勉強になります!

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.2

1。前半の十字     りょうが(=天子の乗り物)とうじゅんのこじゅう(=お伴)につぎて、過于(これをすぐ) 2。後半の十字      ここに戊辰戦死諸士の霊をとむらふ  3。   天皇東巡のお供をしたついでにここを通った、これで(この石灯籠で)戊辰戦死諸士の霊をとむらう    

poten1313
質問者

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ご回答ありがとうございます。 短い刻文ですが、どこで区切れるのかが分からなくて… 「于」というのは見慣れない文字なのですが、「これ」と読んで埋葬されている場所を指すのですね? 「此」の方は「ここに」と読んで石灯籠を設置した今を指すのでしょうか? 表彰状授与などで「ここに表彰します」と似たかんじでしょうか。

  • hashioogi
  • ベストアンサー率25% (102/404)
回答No.1

あまり自信はありませんが、 「龍駕東巡しこれに扈従す。次いで之を過りて戊辰戦死の諸士之霊を弔う」 でしょうか? 天皇陛下の乗り物が東の方を行幸し、(私が)お供し、ここに立ち寄られて戊辰戦争で亡くなった諸士の霊を弔った というような意味ではないでしょうか。 「次」のところは「ついで」と読みましたが自信がありません。 「過」は「よぎる」と読んでみました。 弔ったのが天皇陛下なのか、献燈者なのか私にはわかりません。天皇陛下であれば「弔われた」という訳になるかもしれません。

poten1313
質問者

補足

ご回答ありがとうございます。 短い刻文ですが、どこで区切れるのかが分からなくて… 「扈従之次」まではつながるような気がするのですが。この場合「次」というのは「~の時」のような意味ですね。「今次」のような用法です。 皆様のおかげで少し考えが整理できてきました。

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