こんばんは、夜分に失礼します。恐らく質問者様は小学生か中学生でしょう(と僕は勝手に推測しました)。でもって今回の作文の「課題」は『責任』です。でもいきなり原稿用紙に向かうことだけはやめましょう。そして『責任』という言葉からイメージできる言葉を書き出してみましょう、ありったけそして思いつく限り全ての言葉を。
たとえば「責任」という言葉から、貴方は何を想像しますか?。ある役職を請け負ったとして、その仕事を全うするために、貴方には様々な「権限」が付与されもします。貴方が他の生徒に対して「指示する権利」を預けられていると考えていただければ解りやすいかと存じます。
そして「指示する権利」には「従わなかった場合のペナルティ」を科する権限も同時に生じます。ここまで書くと、貴方にはあらゆる権限が与えられている様にも見受けられますが、実はその逆でもあることを知る必要もあります。
貴方は「その役目を委託されている」わけですから、委託した側に対して貴方が「責務の全うの有無」を問われます。つまり、貴方自身も「責任を負っている」ことにもなります。
こうした「責任」は法律や規則などの「公式のルール」に基づきますが、「ルール」にはもう一つ「別なルール」もあります。それは「道徳」や「価値観」などと呼ばれるある種の社会規範ともいえます。よく「人間として………」などと呼ばれるあの「ルール」のことです。こうした「もう一つのルール」は言葉として文章化がされていないこともあり「暗黙の了解」などとも呼ばれることがあります。
さて横道にそれてしまいましたが、作文を書く時のポイントを幾つか挙げますので参考にしてみてください。
(1)いきなり「○○とは………だと思う」などと書き始めない。
(2)指示された「テーマ」に対し、「状況」は自らが設定する。
(3)その「状況」を選ぶには身近な話題や誰でも知っている話題がよい
(4)途中で「何ヶ所か逆接や疑問」を設け、自らの論旨が適切であるかどうかを検証する
(5)何よりも「具体的に書く」。このことは殊に大切です。
答を求めては何も勉強になりませんので、先ずは自分の身の回りにある出来事を観察してみることをお勧めします。