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地域熱供給に利用される蒸気について

地域熱供給事業で蒸気を利用する場合、飽和蒸気が用いられているようですが、どのような理由からでしょうか? 加熱蒸気の方が同じ量の水蒸気で多くのエネルギーを運ぶことができるように思えます。 また、下記サイトには飽和蒸気は圧力のみの制御が可能(であるため取り扱いやすい)とありますが、飽和状態を保つためには圧力と温度の両方の制御が必要となるのではないでしょうか? http://www.tlv.com/ja/steam_story/0612rinkaisui.html 詳しいかたがいらっしゃいましたら、アドバイスをお願いいたします。

みんなの回答

  • uen_sap
  • ベストアンサー率16% (67/407)
回答No.4

要は熱交換の容易さです。 加熱蒸気は気体ですから、熱伝達は不利。大きな熱交換機が必要となりますが、飽和蒸気の場合は潜熱を吐き出しますので、小さい熱交換器が可能です。 制御についてはあなたの勘違い。 圧力、温度とも十分な管理が必要ですが、十分な管理がされている環境下で、たとえば圧力を下げてやれば温度は下がります。 非常に扱い易いですね。

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  • CC_T
  • ベストアンサー率47% (1038/2202)
回答No.3

地域熱供給事業はもともと「無駄に捨てていた低エネルギーの熱をどこかで再利用」することを前提にしたものですから、受給先でさほどの高温が必要とされることもなく、コンビナートのように「でできるだけ効率よくエネルギーを分配して利用する」事を目的としたものと違いますから過剰な設備コストをかけていては本末転倒です。 過熱蒸気を作って供給しても、パイプラインと外気の温度差が大きくなってより一層の断熱が必要になりますし、それでも途中で冷えてしまえばライン途中に「水抜き」あるいは「再加熱設備」が必要で、水抜きを考慮したラインを組むならばわざわざコストをかけて過熱蒸気にする必要もないですよね。 そんなところが理由じゃないでしょうかね。 だいたいが「もともと余っている熱」を送るのですから、単位体積当たりのエネルギー搬送量が少ないならば総量を増して対応してもらえば済みますし、もしも高温が必要なら受給先で勝手にヒートポンプを用意すれば良いのでしょう。 手段と目的を取り違えないことです。

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  • tetsumyi
  • ベストアンサー率25% (1963/7609)
回答No.2

地熱発電で地中から取り出した蒸気は、地下水がマグマの熱で蒸気となった物を取り出すので当然飽和蒸気となります。 通常の蒸気発電では蒸気となった物ををさらに高温になるように加熱して過熱蒸気としますが、地熱発電ではそのような構造は困難です。

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回答No.1

>飽和状態を保つためには圧力と温度の両方の制御が必要となるのではないでしょうか? 飽和蒸気圧は温度で決まりますからどちらかを変えればそれによって一義的に他方も決まるので両方の制御という概念は有りません。 熱を使用する側では減圧することで一定の温度を維持できます。(制御、機構が簡単) 地域熱供給事業ではそれほど大量のエネルギーを輸送する必要はないので飽和蒸気を使用します。 加熱蒸気で無くては運べないほどのエネルギーであれば電力に変換して輸送する方が効率的でしょう。

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