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黒の布地に2Bの鉛筆が書ける。これは光の反射?
黒の布地に、2Bの鉛筆で線が書けます。 わりとしっかり見えます。 これって、光の反射で見えるのですか? 黒なのに黒が見えるって不思議です。 どういう原理か教えてください。
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白い紙に書いたときも、黒い布(紙)に書いても鉛筆の書いたラインの色がまったく同じでも、両者はまったく異なる色に見えます。 人の目は、カメラとはまったく異なり、その部分が本来はどんな色かを判断できるのですよ。・・・こういうと、違った色に見えるのだけれどもと言われると思いますが・・。 [例] http://matome.naver.jp/odai/2131022599702771401/2131022619502775003 の図 AとB、もしもこれが現実ならAとBは異なる色のはずです。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ しかし、ペイントソフトなどでこの部分の色を比較すると、まったく同じ色です。 人の目は、このように周囲の色から、本当の色を判断できるのです。 ↑この説明は、逆のように聞こえると思いますが、もしこれが現実の世界だったら、目のほうが正しいことが理解できると思います。 色とは、「その物体に白色光が当たったときに何色を吸収し、反射するか」というその物質固有の性質です。この写真のように環境光が変わっても、本当はBが白くてAが灰色と見分けることが出来るのです。たとえ、その両方からまったく同じ光が目に届いていてもです。 この説明は、徹底的な発想の転換が必要ですから、理解するまでにとても時間がかかると思います。何度も読み返して、確実に理解してください。 その上で、白い紙と黒い紙に塗った同じ鉛筆の色を考えると、目は白い紙の上に書かれた字は黒と判断し、黒い紙に書いた字は白だと判断しているのですよ。 これは、網膜の視細胞とそれが脳に向かう視神経の間に存在する水平細胞やアマクリン細胞と言う神経細胞で、前処理されています。
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- Postizos
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黒鉛というのは金属光沢を持っていますね。それと黒とは言ってもそれぞれ微妙に有彩色が混ざっています。 その微妙な違いを眼は拾っているということだと思います。 それと両眼で観ている時、光沢のある物は角度の違いによるちょっとした反射の違いでよりはっきりと左右の目での見え方が違ってきます。そういう違いを実際より増幅する機能が人間の眼と脳にはあるようです。光沢や反射のキラキラ感は立体視という現象と関係があるのだそうです。 この能力は例えば光る水面などを敏感に察知する事で危険を回避する能力につながるから発達しているのでしょう。 なお黒の中での対比があっても両方を黒と認識する能力については1の人が言っている通りです。 白い紙に鉛筆で線を引いた場合、白と黒の対比が強いので、光沢や色の微妙な違いにまでは意識が行かなかったのでしょう。 黒い色を使った画家でアド・ラインハートという人が有名ですが。 http://www.cinra.net/news/viewer.php?eid=14488&id=2 http://matome.naver.jp/odai/2130659061733132501 この人の絵はじっと観ていると色が見えてきますが、色の境目の上に白い帯などを置いて分けてしまうと同じような黒にしか見えなくなります。
お礼
面白いですね。大変参考になりました。 ありがとうございました。
- foomufoomu
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鉛筆の線が見えるのは、やはり反射によるものが大きいですよねぇ。 布の角度をいろいろに変えて、反射のない状態にすれば、ほとんど見えませんから。 鉛筆は黒鉛をろうで固めたものなので、ろうによる反射がかなりあるのでしょう。
お礼
ありがとうございました。
お礼
大変参考になりました。あることで気になっていたので大変助かりました。 ありがとうございました。