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ISOとシックスシグマ
両方とも品質管理の方法には違いないのですが、違いが今ひとつ分かりません。両者の特徴など、携わった方、専門家の方がいらしたら教えてください!
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#3です。 補足します。 ルールであり、モデルであるとは、たとえば、作法の先生が 「ここはこうしなさい」 といって模範を示すのは、モデルであると同時に、生徒に対する規律をしめしたことになりますよね。 「規範」ということばが、まさにそれです。 一方、メソッドでありモデルである、とは、たとえば、職人がやり方を示して、それを弟子に教えるときのことを思い起こせばいいでしょう。 (いわゆる「盗め」のタイプではなく、伝承をするような場合)職人は、目の前で技を見せ、方法を教え、そして、モデルを示すわけですよね。 しかし、職人の世界では、その示されたものはルールではなく、弟子は別のやり方で自分の技を磨いていくものです。 ちょっと分かりにくいかもしれませんし、上記のようなたとえ話では、どちらも場合によっては規範であり技法の説明者でもあるので、混乱しがちですが、まあ、たとえ話ですから(^_^;)。 余計分かりにくくなったら、忘れてください。
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>>品質管理の方法には違いない という「方法」とは、どういうことをおっしゃっていますか? ISO9001は「規格」です。 規格とは、それに従うことで、ある一定の基準を満たすことができるようにするためのものです。 そして、ISO9001は、 ・よい樹にはよい実がなる という思想に基づくもので、「結果的に製品・サービスの品質がよくなる」ことを目指したものです。 直接的によくなるのは「製品・サービスを作り出す、品質システム」のほうです。 一方シックスシグマの方は、日本的品質管理の中にある、統計的手法(SQC)を拡大・応用したもので、日本的な集団主義などを抜きにして、なんとか科学的な品質管理を普及させるために、米国が考え出したもので、その本質は、TQCと変わるものではありません。 そして、TQCにしろ、SQCにしろ、「規格」ではなく、直接的に、製品・サービスの品質の向上を目指すものです。 その活動の中で、組織の業務品質の方向に拡大していったものなのです。 その意味で、ISO9001とシックスシグマの目指す方向は、逆方向で、すなわち「業務品質・経営品質を目指して、結果として製品・サービスの品質が向上する」のか、「製品・サービスの品質を目指して、業務品質、経営品質にまで影響を及ぼす」のか、の違いであるということがいえます。 また、別の言い方としては、 ・ISO9001はルールでありモデルである ・シックスシグマはメソッドでありモデルである ともいえます。
>両方とも品質管理の方法には違いないのですが は、ちょっと違うと思います。ISOは広義では方法ともいえるのでしょうが、厳密には「方法」ではないと思います。と言うか、そのように考えた方が判りやすいと思います。 シックスシグマは、QC、TQC、TQMのような、品質改善、向上の方法であることはそうなのですが、 ISO(たぶん品質ですから9001を言ってるんでしょうが)は、規格です。もう少し簡単に言えばルールです。ですので、ルールは方法ではないですよね。ルールを守るための方法は、別にあるはずです。 そのルール(ISO9001規格)通りに作られた(構築された)その組織(会社)の品質ルール通りに作業すれば、その組織の考えるところの品質は担保される。とのものです。品質管理の方法はそのルールの中で、更に構築されるものです。 現在のISO9001は更に改善も要求されていますが、その手段としてシックスシグマ等を取り入れる。と言えばわかりやすいでしょうか。 どちらも認証の仕組みがついて回りますが、根本が違います。
- h_i_r_o_b_o_w
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ISOは品質保証システムで、各要求事項があり、その要求事項を満たすように、組織を運用すれば品質が保証されますよ。というものです。 そして、そのような組織を運用していますね、と監査が通ればISOの認証が貰えます。 ISOの認証を持っていれば、その組織はきちんとした品質を守る仕組みがあると見なされます。 一方シックスシグマの方は、ある問題や不具合が起こったときにそれを数値的に統計的に原因を突き止めて対策していこうという手法です。 経験や勘で解決策を導くのではなく、データを元に、それを分析して科学的に突き止めるためのテクニックです。 ようはISOは品質保証を作り上げるルールみたいなもので、シックスシグマは品質問題を解決する手法です。