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ISO9001品質マニュアルに出てくる用語について
お世話様です。 この度ISO9001を取得することになり、自分がかなり深く関わることになりました。 会社は中小企業の会社で、事業内容は親会社から資材・部品を支給してもらい、 組立・検査後、親会社に納品するという製造業です。 親会社はすでにISOを取得しており、品質マニュアル等の各種資料を頂いているのですが、 その中の品質マニュアルに、 「規定」(~管理規定等) 「標準」(~管理標準等) の用語が出てくるのですが、違いが良く分かりません。 親会社の担当者が長期出張中なので、聞くに聞けず困っております。 出来れば意味を正確に理解したいのですが、 どなたかお分かりになる方がいらっしゃいましたらよろしくお願いいたします。 尚、当方初心者なので出来るだけ分かり易い言葉で教えていただければ幸いです。
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「規定」は、文字通り、守らなければならない規則やルールのことで、例えれば、法律の条文のようなものです。 「標準」は、判断の基になる基準や目安のことです。 貴社がどのような業種の製造に携わっているかは存じませんが、検査の工程を例にとってみます。 例えば、「製品の組立後は、必ず検査をする」という文言はルールであり、「規定」に当たります。これは、「組立後は、必ず検査をしなければならない」ということを意味する遵守事項であって、つまりは、「規定」になるのです。 また、「検査で合格した製品を納品する」というのも「規定」に当たります。これは、反面で「検査で不合格になった製品は、納品してはならない」ということを意味するルールでもあるわけです。 この「規定」に従うことによって、(組立が完了し検査に合格した製品のみが納品されるため)親会社に対して品質保証ができるのです。 上記の「規定」の例では、検査の合格or不合格がキーワードになりますが、では、合格か不合格かは、何を基準にして判断するのかという問題が出てきます。この判断基準のことを指すのが「標準」です。 例えば、適切な表現かどうかわかりませんが、組立後の製品の合格判定基準として、「取付け部品の欠品がないこと」とか「ネジの緩みがないこと」というようなものが「標準」になります。これは、当然に、欠品があったり、ネジが緩んでいたら不合格になるという判定基準になるわけです。もっと詳細にして、「緩みトルク:○○cmf以上」のような数値化した規格も「標準」になります。 結局、管理上、欠かすことができないルールが「規定」であり、その中で判断が必要な場合に「標準」を引用するという関係になります。
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- lele00
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一般的に規定の方が上位文書になります。たとえば例として、社内で手書きを禁止する事を定めたとします。 規定では、 社内で扱う公式文書は全てコンピュータにより入力された電子データとし、打合せ等ではそれを印刷したものを用いる。 の様になります。ただこれでは初めての人には何のことか分かりませんので、標準書の中で、 作成した電子データは、サーバー内の個人フォルダー内に格納する。 電子データの作成は基本的にMicrosoftWord、Excelを用いる。 の様に取り決める分けです。
お礼
分かり易い例えで説明していただき本当にありがとうございます。 おかげ様で意味を把握することが出来ました。
- himara-hus
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「規定」は、色々な規則、ルールです。 「標準」は、字の通り標準で、いわゆる基準や標準手順(手順書)のようなものです。(作業手順書、工作規準書等) どちらかと言うと、「規定」により「標準」が呼び出される形になります。
お礼
おかげ様でなんとなく把握することが出来ました。 ご回答いただき本当にありがとうございました。
お礼
業務に合った内容で説明していただいたおかげで、意味を理解することが出来ました。 ご回答いただき誠にありがとうございました。 頑張ってISO取得&運用したいと思います。