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CTの造影剤の健康への影響について
直接血液に入れられる造影剤ですが、その化学成分らは全身隅々まで届く血液に混ざったら、脳や心臓など臓器へのどういう悪い影響を心配されますか(想像してもぞっとするが)?最後腎臓によって浄化されますが、かなりの負担でそれによって腎臓の機能を低下されてしまう可能性がないでしょうか? 造影剤は使用する際患者のサインを必要とするほど危険も伴い、受ける側にとって安易に受けるより、そのメリットとデメリットを比較して決めるべきでしょうか? 造影剤の使われた方の経験談も聞きたいです。
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>会社健診の粗略な結果を見て、造影剤の使えるかどう判断できるでしょうか? 血液検査でクレアチニンの値があれば,概ね判断できます。 クレアチニン値と性別,年齢で腎機能を見積もって造影剤使用の可否を決めるのが,現在の主流ですので。 >これは所謂アレルギー体質というものでしょうか? 必ずしもアレルギー体質と言い切れないように思います。 >ちなみにその金銭的な負担というのが、大体いくら位なるでしょうか? 各施設や条件でいろいろ異なりますが,単純CTだと3割負担で約5-6000円くらい。2回目に改めて造影CTを取ると3割負担で約7-8000円程度でしょうか。情報量が減ること,時間的ロスはお金で換算するのは難しいです。
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- sodenosita
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日常的に造影剤の使用に携わっています。 >直接血液に入れられる造影剤ですが、その化学成分らは全身隅々まで届く血液に混ざったら、脳や心臓など臓器へのどういう悪い影響を心配されますか CTの造影剤ならば後述の腎臓を除き,造影剤の成分による全身への悪影響はまずありません。MRIの造影剤ならばまた別の問題もありますが。 アナフィラキシー反応を起こす方が中にはおられますが,これは化学成分の問題ではなく,成分に対する免疫反応なので化学成分の悪影響とは少しずれると思います。 >最後腎臓によって浄化されますが、かなりの負担でそれによって腎臓の機能を低下されてしまう可能性がないでしょうか? 検査前の腎臓機能が正常ないし軽度機能異常程度であれば,腎臓機能に影響を与える頻度は低く,腎臓機能に負荷がかかったとしても一時的で治まる場合が通常です。血液検査を断続的に行わなければわからないくらいの負荷です。 検査前の腎臓機能が中等度以上に悪い場合は,腎臓機能をさらに悪化させるダメ押しとなる可能性が少ないながらありますので,造影検査を行わずにほかの検査に代替できないか,あるいは造影剤の使用量を減らすなどの対応が行われます。 いずれにせよ,検査前の腎臓機能が正常であれば,体への負担を懸念する必要性は低いです。 >造影剤は使用する際患者のサインを必要とするほど危険も伴い、そのメリットとデメリットを比較して決めるべきでしょうか? この考え方は非常に重要だと思います。質問者さんのおっしゃる通りです。すべての検査は得られるメリットとデメリットを十分に考えて行うべきものですので,検査を行う上での根本的な考え方を示すものだと思います。 質問者さんの置かれている状況では,造影剤を使用しない単純CTでも問題ない状況だと思います。もちろん,造影剤を忌避すべき状況ではないのであれば使用することで得られる情報は増えると思います。ただ,得られたところで治療方法に影響をしない(手術拒否という質問者さんの考え方を尊重する場合)と思われるので,「まずは単純CTで,異常があれば改めて造影CTを行う」方針でもよいと思います。ただし,もしもの際には2度CTを取るための金銭的な負担と時間のロスを受け入れていただくことになると思います。
- yonesan
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私は人間ドッグで癌の疑いがあるとの結果が出て、精密検査のためにCTをしました。 検査前に説明を受けサインもしましたが、感覚としては予防注射前の手続きと大差なかったかな。 リスクは知っていても、何をしに此処へ来たのか考えたら大して迷いませんでしたね。 癌と造影剤の副作用どちらがより現実的かといえば癌かなと。 造影剤を使った感想ですが、最初は点滴を入れた場所がカーッとしてきます。 その後は心臓の鼓動と共にカーッとなる箇所が全身に広がっていきます。 血液が体を巡るスピードを体感できるので、アレルギー等の心配が無い方は一度体験してみるのも悪くないと思います。
補足
癌の疑いを晴らすためなら、造影剤使うメリットのほうが大きいですね。私の場合は既に大動脈瘤であることがわかって、今度その大きさの変化と分類を見るためでしたら、造影剤のメリットはデメリットより小さいなかと思います。
- chie65536(@chie65535)
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>そのメリットとデメリットを比較して決めるべきでしょうか? 「あの時、検査を断っていれば、造影剤の副作用なんかで…」と後悔するのも「あの時、検査を受けていれば、早期発見されて助かってたかも知れないのに…」と後悔するのも、選ぶのは患者です。 医者は「患者の意思を尊重するしかない」ですからね。 どっちで後悔するか決めるのは、患者本人です。
補足
上行大動脈瘤の大きさ(42cm)の変化をチェックすると動脈瘤の分類するため二年ぶりのCT検査です。もちろん手術を受けるつもりでしたら、確実な診断を得るため造影剤も受けるべきですが、もともとリスク大きくて助けられる確率の低い大手術を受けるつもりがありませんので、とりあえず単純CTで単に大動脈瘤の大きさを監視して行くと考えいますが、、、、
- ShowMeHow
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ヨードアレルギーなどがある場合、造影剤を使うとアレルギー反応が起きる可能性があり、 最悪、ショックで死亡する可能性もゼロではありません。 ただし、アレルギー反応が起きない場合でも腎臓の負担はありますので、腎臓の機能が悪い人や 糖尿病の方などは注意が必要かもしれません。 メリットは、お分かりだと思いますが使わない場合に比べると格段の差がある情報が得られることです。 個人的には金属アレルギーなどを含め、アレルギー体質であるなら、慎重に考えるべき問題と思いますが、必要があって行なうCTなら、致し方ないのかなって思います。 私は健康診断のような目的では使うべきではないと思いますが、腫瘍等の診断のためであれば使うと思います。 (患者のサインを求める理由は、それがないともしものことが起きた際に病院側が裁判で負けるという判例があるためです。)
補足
二年ぶりのCT検査で、動脈瘤の大きさ(42cm)の変化をチェックすると動脈瘤の分類するためです。 前の担当医は単純CTを見て、紡錘型の上行動脈瘤だという診断でしたが、今度変わった担当医は造影CTしないと判別できないため、造影CTを進められたのです。 自分はその3割しか助けられない大手術を受けるつもりがありませんので、血圧のコントロールでなんとかやって生きて行きます。 一般動脈瘤か解離性なのかをわかるよりも、まずその大きさの変化を単純CTでわかったうえ、どうしても必要でしたら、そのときで造影CTをやればいいというできるだけ体に大きな負担をかからない検査にしようとしてますが、どうでしょうか?
補足
専門てきかつ詳細な答えありがとうございます。たいへん参考になります。 たとえば、会社健診の粗略な結果を見て、造影剤の使えるかどう判断できるでしょうか? 実は会社の健診で小便以外、腎臓機能のきちんとした検査がなかったため、本当に正常かどうかは正確にわかりません。また、最近皮膚のあっちこっちに原因不明のすごく痒くて、薬塗ってもなかなか治らない赤い湿疹が出まして(初回ではない)、何の薬か食べ物のアレルギーかわかりません。これは所謂アレルギー体質というものでしょうか? 造影剤を耐える体質かどうか自信があまりないため、そのリスクと比べれば、2度CTを取るための金銭的な負担と時間のロスを受け入れてもいいかなと思います。ちなみにその金銭的な負担というのが、大体いくら位なるでしょうか?