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英語の冠詞について
- 「The ◯◯」のようなアーティストやバンド、タレントの日本語表記についてです。ザ・◯◯なのか、◯◯なのか疑問です。
- 最近ウォークマンにTheの付くアーティストの曲を入れようとしたら、頭文字の「T」ではなく、◯◯の部分の頭文字でアーティストがヒットしました。海外の評論サイトでは日本のアニメやドラマで英訳された「The △△」が頭文字Tの欄に入っており、適切な表記が気になります。
- 英語の冠詞による表記の違いで混乱しています。「ザ・◯◯」と「◯◯」のどちらが正しいのか教えてください。
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海外のアーティスト名ですが、日本語でどう表記するかは、基本的にその「日本盤」の企画・販売元(勿論日本の会社)にゆだねられます。 多くは「ザ・」は省かれることが多いです。が、「ザ・ビートルズ」のようにオリジナル名そのままに定冠詞まで表記されることもあります。ザ・フーやザ・ハイヴスのように、アーティスト名が短すぎる場合も省かれないことが割と多いようです。 それからこれは個人的な見解ですが、"The"を付けるのは英国(もしくはそれに影響を受けた)バンドに多い慣習で、近年の米国バンドにはあまり見られないので、「ヨーロッパバンドっぽさ」を出したい場合には積極的に「ザ・」を入れるというのももしかしたらあるかもしれませんね。 おそらく、日本の販売元の主な判断基準としては、「日本人に覚え易い・親しみ易い語呂」という観点があるように思えます。まぁ「売り出す」ということはそういうことですからね。 例えば"Garbage"は本来カナの法則性で置き換えると「ガーベイジ」となるはずですが、日本で本格的に売り出された時には「ガービッジ」となりました。これは日本の洋楽ファンの間でも賛否があったようですが、「ガーベイジ」は日本人からするとちょっと語感が悪いということが考えられますね。正直「ガービッジ」もどうかと思いますが、販売元の苦労は伺えます。 日本盤として出されるものというのは日本市場での売り上げが見込めるものが殆どで、日本盤が発売されない多く(おそらく殆ど)の洋楽アーティストに関しては、メディア(雑誌やネット)によってカナ表記がまちまちになることがよくあります。 それでも、そのアーティストが本格的な日本進出するにあたって日本のレコード会社が関わってくると、カナ表記は国内で統一の方向になったりします。例えば、ある音楽番組では数年間もポルトガル語?読みの「ネリー・フルタード」と言われていた"Nelly Furtado"が、日本の会社からも売られる(つまり日本盤)ことになり、その際に英語読みの「ネリー・ファータド」に変わったことがあります。どうやらレコード会社からの働きかけがあったようです。まぁカナの表記方法が複数あると、日本の消費者は同一対象だと見なさずに混乱する(肝心な商品にたどりつかない)ということがあるからかもしれません。 >頭文字の「T」では無く、「◯」の部分の頭文字でそのアーティストがヒットしました。 英語圏において、アーティスト名がリスト表示されるようなケースでは、基本的に定冠詞は省かれることが多いですね。ものによっては、"The"はそのまま見えていても実際は"The"を省いた順に見せていることもあります。 "The"を入れてしまうとそれだらけになってしまい、アルファベット順に整理している意味が無いので、まぁこれは当然だと思います。 >日本のアニメやドラマで英訳された「The △△」と言う類の物が頭文字Tの欄に入って居て不思議に思いました。 これは、日本のコンテンツを集めた海外サイトということでよろしいでしょうか? であればこちらも妥当だと思います。日本の作品や作家名に定冠詞が付いたものは殆ど無いので、冠詞を意識せずに同等に扱えばいいだけだからだと思います。
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- uen_sap
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日本語の表現の問題ですね。 これはどちらもありでしょう。
お礼
長文のご回答有難うございます。非常に参考になって知識がまた一つ潤いました。 結局は各会社のエゴで日本語名が決まってしまう事には些か不愉快な気もします。どうせならどちらかに統一して欲しいですよね…。日本語に直す時に呼び名が変わるアーティストが居ることも初耳で驚きました。 改めてお礼申し上げます。