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「間違え」?「間違い」? @gooに出てくるのですが
こんにちは。 いま気付いて、違和感を感じました。 こちらで何か質問をし、お礼を書きこもうとすると、こういう文章が出ます。 「お礼は、以下の通りで間違いありませんか? 間違えがなければ、【お礼する】ボタンをクリックしてください。」 最初が「間違いありませんか」、次が「間違えがなければ」と、「間違い」「間違え」が使い分けられていますが、どういう根拠なのでしょうか。 文法上の説明をお願いしたいですが、自分の感覚ではどう思うか、というお答えでもかまいません。 私の感覚では両方とも「間違い」が正しい感じがするのですが・・・。「間違える」という動詞はあっても、「間違え」という名詞はあるんでしょうか?
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「間違え」という名詞はあります。辞書では「間違え→間違いに同じ」となっていますが、本来「間違い」とは微妙に違います。 http://www.nifty.com/cgi-bin/dic_search.cgi?book=3&word=%8A%D4%88%E1&mode=1&page=0&item=P0%3D3%26P1%3DMAIN%2CNODE%2C368942 上記ページにも出ていますが、「間違」で始まる動詞には 「間違う」 「間違える」 の2つがあります。前者は自動詞、後者は他動詞です。 自動詞は主語自身の動きを表す動詞。他動詞はその動作が他に及ぶ意味を持つ動詞で、目的語(~を)を持つかどうかで区別できます。例えば、「開(あ)く」「開(あ)ける」、「立つ」「立てる」などと同じです。 自動詞と他動詞を並べて、例えば、 「私が間違っていました。(私が)時間を間違えていたのです。」 などと使うことができます。 現在では混用されていますが、前者が「私」という主語の動作を表す自動詞、後者が「時間を」という目的語を持つ他動詞ということになります。 そして「間違う」が名詞になったものが「間違い」、「間違える」が名詞になったものが「間違え」です。 これを踏まえて質問の文章を見てみると、 「お礼は、以下の通りで間違いありませんか? 」 「間違えがなければ、・・・クリックしてください。」 前者の「間違いありません」は「間違いない」という連語になっていますが、ここでは「間違いはない」という「名詞+形容詞」として考えます。 ここで「間違う」の代わりに「違う」を使い、名詞を動詞に変えてみます。 「お礼は、以下の通りで違っていませんか? 」 「違えていなければ、・・・クリックしてください。」 前者は「お礼は」が主語で、後者は、省略されていますが「あなたが」が主語で「お礼を」が目的語です。原文の前者が文章が違っている「状態」を示し、後者が文章を違えた「行為」を示しているとしたら、質問の文章は間違いではありません。 ただ、文章が間違っている状態を主にするのであれば、後者は、 「(お礼の文章に)間違いがなければ、・・・クリックしてください。」 となるでしょうし、 「違える」という動作の主体である「あなたが」の意味を明確に出すのであれば、前者は、 「以下の通りで(お礼を書いたあなたに)間違えはありませんか? 」 ということになると思います。 以上長々と書いてきましたが、現在では混用されていますので「間違え」を「間違い」に替えたところで、何の問題も無い(むしろそれが正しい)ようになっています。ただし逆に「間違い」を「間違え」と読み替える場合には、「間違え」る主体(あなた、私など)の存在を考慮する必要があります。
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>>国語としては正しいのかもしれないけれど 最初に書くべきでしたが、「正しい日本語」なんていうものは、ないと思いますよ。 でも ・辞書ではこういう(使用状況の説明) ・これなら通じる言葉 ・こういう言葉は美しい というのなら、あると思いますけどね。 参考URLの回答をお読みいただけると幸いです。
#6です。 先ほどの「あと、「間違え→間違いに同じ」とは、なんという辞書の何版で、何年に刊行されたものなのかも、興味があります。」ですが、あとでちゃんとみると「大辞林」でしたね。失礼しました。 それにしても、大辞林さん、いったいどういうつもり(載せるにいたった経緯)で載せたのでしょうねぇ?
お礼
「自分の感覚に合わないだけで国語としては正しいのかもしれないけれど、でもこの辞書の記述には違和感!」と言うこと、ありますね。先日も「小粋・・小意気が正」となっている辞書があり、えっ?と思いました。ありがとうございました。
いろいろなことが書かれていて、質問者さんが混乱するのではないかと思いますから、書き足すことにします。 1.「間違い」を辞書で引くと ○広辞苑第5版 ま‐ちがい【間違い】‥チガヒ (1)まちがうこと。あやまり。「―を見つける」 (2)あやまち。しくじり。過失。「―を認める」 (3)事故やけんかなど、異常な出来事。 (4)男女間の不道徳。 (2)~(4)はさておき、(1)は「間違えること」とは書いていませんね。 ○新明解国語辞典第5版 まちがい(マチガヒ)【間違い・間違】 〔動詞「間違う」の連用形の名詞用法〕 1 途中の操作や前提が当を得なかったために生じる、正しくない結果。 2 気がかりで、不安な△状態(事)。 ここでも、「間違う」の連用形の名詞用法、と書いていますね。 どちらの辞書も、「間違える」については、何も触れていません。 2.現在使われている日本語が、質問者さんの問いですよね? 動詞「間違える」と、名詞「間違い」の関係は、これらの記述からは分かりません。 しかし、もしかすると、以前(どれくらい前なのかは知りませんが)は、「間違え」という名詞形がこの世に存在していたのかもしれません。 しかし、たとえそうだとしても、ここで「違和感の有無を問題としている日本語」とは「現在使われている言語としての日本語」についてだけであるのは、質問内容からみて、確実です。 よって、やはり回答は「(辞書が、現在意味が流通している言葉だけを載せていることから)辞書に載っている名詞は、『間違い』だけだから、『間違え』を名詞として認めるには無理がある」ということになります。 ところで、動詞「間違える」と、名詞「間違い」の関係を学術的に証明するエビデンス(証拠)があるとうれしいな、と思っていますが、私は探すことができませんでした(探し方が足りない!)。 あと、「間違え→間違いに同じ」とは、なんという辞書の何版で、何年に刊行されたものなのかも、興味があります。
お礼
詳しく説明していだき、ありがとうございます。ふと思っただけの質問だったのですが、たくさんの方に熱心に調べたり教えたりしていただき、感謝しています。なるほどねえ~ばかり、独り言言いながら読みました。
手持ちの広辞苑(20年ぐらい前に購入。表紙等がなくなったため版不明)では. まちが・う 間違ふ.他動詞下二段活用 口語 まちが・える.下1段活用 まちがい とあり.「間違 まちがい」は名詞. 「間違え」るは.動詞 で.どちらとも正しい言葉です。「間違い」の表記はおくりがなの問題ですが.手持ちはおくりがなに関係する法令改正前の辞書なのでわかりません。旧おくり仮名です。
お礼
ありがとうございます。「間違える」という動詞があるのは納得しているのですが「間違えがある」というのは、えっ?と思ったのです。
#1です、補足します。 辞書というのは、言葉がどのように使われているのか、というガイドブックでもあります。 ただ、方言の一部はあっても、俚言やなまりまでを含めた言葉は載っていません。 ということで、「間違え」が、いわゆる標準語で、『間違いなのかどうか』は、辞書の見出し語としてあるかどうか、ということがいえるでしょう。 ということで、二つの辞書、新明解国語辞典第5版と広辞苑第5版で確認しましたが、「間違え」という見出し語はありませんでした。 やはり「間違え」は、いわゆる標準語としては『間違い』ということが言えそうですね。 ただし、方言まで含めた意味の(つまり、正しい意味での)日本語としては「間違え」は間違えていません(^_^)。
お礼
補足していただき、ありがとうございます。間違いは間違いじゃなくて、間違えは間違いかもしれないと。。。メモメモ。あれっ?(^^;)
- cip
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「間違え」という名詞はあると思います。 「着替える」と「着替え」の関係と同じでしょうか。已然形(いぜんけい)止めですかねぇ。 「間違いありませんか?」は、「お変わりありませんか?」と同じ使い方だと思います。 どうでしょうか。
お礼
ありがとうございます。上のかたも書いていらっしゃいますが「間違う」と「間違える」があるのだから、名詞もあるわけですね。
最初の「間違い」はそのままOKですね。 次の「間違え」が問題なわけですね。 2つのことが考えられます。 1.「間違えていなければ」と書くべきところを間違えた 2.「まちがい」の最後の「い」がなまって「え」になった 特に2は、方言としてなまる地方はたくさんあります。つい、書き言葉でこのようにつかってしまっても、不思議ではありません。 なお、いわゆる標準語というものがあると仮定して考えると、どちらも「間違い」と書くのが標準的です。
お礼
ありがとうございます。こちらの方言では「これで間違えはない」という言い方がないので、私は強い違和感を感じたのでしょうね。
お礼
たいへん詳しく教えてくださってありがとうございました。なるほど・・・です!間違う、と間違える。うーん、なるほど。よくわかりました。それでも「同じ」と言い切ってしまう辞書には少し違和感がありますが・・。