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高校で学ぶ化学の体系と範囲
- 高校で学ぶ化学の体系と範囲について解説します。
- 高校の化学で学ぶ範囲や扱われる内容についてまとめました。
- 高校の化学の学習範囲や学ぶべき内容をご紹介します。
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高校化学を単元ごとに大きく分類すると理論化学、無機化学、有機化学です。 理論によりmolの概念や熱力学的反応等を学び、無機により金属原子や炭素以外の原子の具体的な反応を学び、有機により主として炭素からなる有機化合物の具体的な有機反応を学びます。 無視している部分は多々ありますが、主としてフロンティア軌道論に代表される軌道論です。 大部分の化学反応は電子が結合性軌道を占めることによって説明出来ますが、高校化学ではオクテット則を満たせばよいとしか説明されず、HOMO-LUMO相互作用には一切触れません。 簡単に言うと反応がどのように進行しているか、その根本的な部分に一切触れずに表面上でのみ化学反応を紹介しているということです。 これが高校化学が暗記と思われている所以です。 実際はきちんと体系付けられた理論に従っている学問なんですがね。
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- ie_2356
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大雑把にまとめます。 有機化学:基本的な炭素水素化合物、一部の高分子化合物(高分子化学の要素も含みます) 無機化学:炎色反応、基本的な金属化合物、錯イオン(錯体化学の要素も含みます) 物理化学:反応速度論、物質の三態、気体の状態方程式(熱力学の要素も含みます) 高校化学では、量子化学の電子分布などはまるっと無視します。当然ながら、混成軌道や十八電子則は無視されます。理論を持ち出すと十八電子則が必要な遷移金属は、高校化学では「覚えてね」でおしまいです。 生化学は「高校生物」として扱うか、「身近な化学」などとコラムや応用で出ることが多いです。 そもそも○○化学という分け方自体がナンセンス、という人もいます。 たとえば反応速度論は考え自体は物理化学ですが、実際に使用するのは生化学者が多いです。
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とてもよくわかりました! 回答ありがとうございます。
お礼
こういう説明が聞きたかったです。 とてもよくわかりました。ありがとうございました。