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座骨神経痛の痛みを和らげる方法と父親の運動について知りたい
- 座骨神経痛で悩む父親のために、痛みを和らげる方法や運動についてアドバイスを求めています。
- 父は座骨神経痛の痛みに悩んでおり、心臓に持病があるため負担のかからない運動方法を探しています。
- 座骨神経痛の痛みによって歩くことが困難な父親のために、痛みの原因や回復方法について教えてください。
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病院には行きましたか?そこで診断はきちんと受けましたか? 坐骨神経痛とは症状名であり、もとになる疾患が存在します。例えば腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などです。脚の神経は全て腰から出ていますので、腰に異常があると坐骨神経痛を発症するというわけです。 >自分のペースで歩き、疲れたり足が痛くなったら休む、よくなったらまた歩くという方法みたいです。 これを間欠跛行(かんけつはこう)といいまして、脊柱管狭窄症に見られる代表的な症状です。検査診断がまだでしたら、まずは病院にいかれてみてください。以下脊柱管狭窄症のご説明をほんの少し。 腰部脊柱管狭窄症(LSCS)の保存療法は数年単位でかかることがほとんどです。ですから現役労働者や気の短い方はなかなか腰を据えて治療に取り組めない方が多くいらっしゃいます。病院では基本的にお薬(非ステロイド系抗炎症剤、PGE1製剤、ビタミン製剤、末梢性神経障害性疼痛治療剤)、ブロック注射、牽引や電気治療などのリハビリ、鍼治療などです。 痛みがあれば非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)を処方したりします。痛みがなければ飲む必要はありませんが、痛いうちは頓服ではなくやはりしっかり飲んだ方がいいと思います。またPGE1製剤と言われるプロレナールやオパルモンなどはまず第一に選択される薬剤です。他にはリリカなどを処方することもあります。 LSCSは上記の保存療法がまず試され、以下のような条件で手術を検討します ・重症度 ・直腸膀胱障害 ・耐え難い痛みが四六時中続く ・生活や仕事に著しい影響がある ・どのような保存療法も効果が見られない ・著しい下肢筋力低下が認められる あとは主治医の見解である程度左右されますので、よくご相談されることをお勧めします。 基本的な対策は他の腰痛疾患と同じです。まずは腹筋背筋の筋トレです。ただしLSCSということを考慮すれば背筋トレーニングに少し注意点があります。まずうつぶせで行うのであればお腹に薄めのクッションを入れましょう。これは腰が反るのを防ぐためです(LSCSは腰を反らせる動きは絶対にダメ)。他には四つん這いになり右手と左足を水平に伸ばす。それを交互に行うのもお尻の筋肉が鍛えられます。ただしこの動きは反りはしないのですが、腰にそれなりに負担がかかりますので無理をせず様子を見ながら行いましょう。あと重要なのはウォーキングです。LSCSにおいてウォーキングは症状の指標になります。 「今日は○分歩いた、そのうち休まず連続で○分歩けた」 という記録を日記なりカレンダーにつけておきましょう。キロ数は目安になりにくいので時間がいいと思います。それを昨日今日で比べてもあまり意味がないので、一か月後、三か月、半年、一年と比べて見ましょう。症状や治療効果の目安になりますのでぜひ実践されてください。※どのような運動でも一応主治医に確認を取ってから行ってください。 LSCSは非常に治療期間が長くかかります。“根気”や“忍耐”が非常に大事になります。主治医とよく相談されてしっかり治療に取り組まれてください。最後になりましたがLSCSとの重要な鑑別に閉塞性動脈硬化症という血管の病気があります。整形外科で異常がない、治療の効果全くないのであれば循環器科の診察も考慮されてください。 レントゲンとは病院でしか撮れませんので、整体、整骨院ではなく必ず整形外科を受診されてください。長文、乱文失礼しました。ご参考になれば幸いです。お大事にどうぞ。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございました。 父は持病のせいで2ヶ月に1回、病院へ行って血液検査をしています。 なのでこれ以上病院に通ったりするのが嫌だと言っていますが、一度きちんと病院で診察、相談する事をすすめようと思います。 大変参考になりました。本当にありがとうございました。