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海の水はなぜ辛い
海の水はなぜ塩辛いのでしょうか。 今まで、面積が大きいので塩分濃度が高くなる、と単純に考えていましたが、小さくて塩水湖あり、大きくて淡水湖あり。一概に言えません。では、なぜ?
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塩分は水に溶けやすくなっています。 陸地に振った雨に溶け込んだ塩分は、最終的に海に流れ込みます。 その海の水は、又水蒸気と成って雲になり陸地に雨を降らせます。 その水が又陸地の塩分を溶かし込んで海に流れ込みます。 しかし水に溶け込んだ塩分は、海水が蒸発しても海にそのまま残ってしまいます。 長年その繰り返しで、海の水には塩分が残ることと成ります。 湖などは、山から流れ込んだ水もいずれ海に流れ出しますが、湖によっては流れ出す場所がないとその水は水蒸気と成って蒸発し、塩分濃度が濃い湖と成ってしまいます。 死海と言われる塩分濃度が非常に濃い湖も有りますが、水が完全に干上がって塩分だけ残った場所さえあります。 それが長年の間に、岩塩と成って地表に現れたところもありますよね。
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- fxq11011
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>面積が大きいので塩分濃度が高くなる この理解の仕方が理解できません、大きいと濃度が高くなる、の因果関係が分かりません、因果関係不明のままそう思い込んでいたなら、科学とは程遠いものの考え方です。 塩をご存じですね、水道の水に溶かすと、濃度にも寄りますが、海の水同様塩辛くなりますね。 水があっても(どんなに大量でも)溶け込む塩がなければ塩辛くなりません。 >小さくて塩水湖 何故塩水湖?考えませんでした!、たいがいはどこかに説明がありますよ、その湖から流れ出る川がないのです、流れ込む川は(川でなくても)、水はあります、たいてい微量の塩を含んでいます。 流れ出る川がないので、水わ蒸発して循環しますが塩は残るためたまる一方になります。 海はそれを全地球規模で考えれば同じことになります。 もちろん、塩水湖は限られた場所だけの条件ですが、海は地球全体のたくさんの条件の結果のため、塩水の濃度は塩水湖とは異なります。
お礼
大きい海には世界中の陸地からの塩分が流れ込み「溜まる」というイメージでした。水は蒸発して大気中や陸地を循環するので総量は変わらない。ゆえに時間の経過と共に塩分濃度が増す。こう考えていました。 イメージは合っていたのに、表現が間違っていました。
- SPROCKETER
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海水が塩辛いと言われますが、地球以外にも金星や火星にも海が存在すると仮定すると、地球の海水の塩分濃度は異常に低い値なのだそうです。 火星に昔、海があったと言われていますが、塩分濃度は塩辛いどころの騒ぎではなく、飲めないほど塩分濃度が高かったと考えられています。金星には海があったかどうかわからないので何も言えませんが、仮に存在したとすれば、地球よりも塩分濃度が高かったのではないでしょうか。 なぜ地球の海が塩分濃度が低いのかと言えば、原始海が出来た当時は塩分濃度が高かったのが、その後、海水量が増えるに連れて塩分濃度が下がって行ったと考えられています。 原因としては、生命が発生して塩分を身体に蓄積して死ぬとマリンスノーとなって海底に沈殿し、海中から除去するサイクルが出来たからとも考えられますが、植物の発生で海水中の酸素濃度が増加し、重金属イオンなどが酸化されて沈殿し、海中から除去されたのが大きかったようです。 生命が存在しない海は、酸素が無く、塩分や重金属イオンが大量に溶け込んだ有害物質の海で、現在の海とはずいぶん違うものだったようです。 古生代の生物がカルシウムの殻を持つものが多いのは、塩分濃度が高いので流線型の殻を持っていないと速く泳げないからだと言われています。氷河が大量に溶けて、塩分濃度が下がった時期に、殻を持たない生物が増えているのは、塩分濃度が低ければ、殻を持たなくても速く泳げるからだと考えられています。 地球の海の塩分濃度は天文学的時間の中で濃くなったり、薄くなったりしていますが、塩水湖や淡水湖は、それに比べれば遥かに短い時間で塩分濃度が変化した例に過ぎません。 現在は海水量が多い時期で、塩分濃度が低いのは、それが原因です。氷河時代のように大量の氷河で大陸が埋まっていた時期は、海の塩分濃度は現在よりも高かったと考えられています。
お礼
ずいぶんと専門的なお話しをどうもありがとうございました。勉強になりました。
お礼
なるほど、そうでしたか。よくわかりました。 ありがとうございました。