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[読解]私達がいま私達の幸福だと思っているもの
私達がいま私達の幸福だと思っているものは、 私達がそれを信じているよりは、 もっと束の間のもの、 もっと気まぐれに近いようなものではないだろうか? 小説「風立ちぬ」に出てくるこのメッセージですが、 どういった意味を込めたメッセージなのでしょうか。 もう少しわかりやすい文章で説明していただきたいです。
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人は、事実の一部分だけを切り取って、しあわせかどうか、 判断してるよねってことです。 だから、束の間で、気まぐれ。 ぼくが、今日読んだ本のたとえを借りましょうか。 交通事故に遭ったとします。 しあわせ、不幸? まぁ、不幸だと捉えるでしょう。 では、入院先で、ステキなパートナーに出会えたら? ん、じゃあ、しあわせかなぁ。 ではでは、その後、夫婦関係がうまくいかなかったら? あれ、不幸? じゃあ、再婚相手が・・・ みたいな感じで。 現実の一部分を切り取って、人はつい短絡的に判断してしまいます。 だから、どうしろってことじゃなくて。 それが、人間の性だよねぇってことです。
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- izumi044
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一つの解釈の仕方として読んでもらえたらと思います。 信じている→病気が完治すること、二人で老いること 今の幸福→節子の具合がいいこと ※「おれの仕事の間、頭から足のさきまで幸福になっていて貰いたいんだ。」 もっと束の間のもの、 もっと気まぐれに近いようなもの →節子の病状で日々変わることから、目前に「死」というタイムリミットがあるからこその幸福なのかもれしない。 どこかで節子が長生きすることを信じきれない主人公だからこその言葉といえるかもしれませんね。
お礼
なるほど、そういう解釈もあるのですね。 一つの参考とさせて頂きます。回答ありがとうございました。 ※ ただ私としては節子の長生きを心から信じている主人公であってほしいです・・・(涙
お礼
大変良く理解出来ました。 詳しく解説していただきありがとうございます。