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原発の安全審査申請は、加圧水型だけ・・?

電力会社が安全審査を申請した原発は、みな加圧水型の建屋のように見えましたが、沸騰水型原発での申請はむずかしいのでしょうか、それとも別の理由なのでしょうか?

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  • ww_n
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回答No.4

フィルター付きベント装置の問題です。 原発の新安全基準では全ての原子炉に 「フィルター付きベント装置」 の設置が義務付けられました。 これは放射性ガスを緊急放出する際に、フィルターでガス内の放射性物質をろ過して外部環境への放射性物質の放出量を低減させる目的のため。 日本の原子炉には沸騰水型と加圧水型があるが、沸騰水型にはフィルター付きベント装置の即時の設置が義務づけられ、加圧水型には5年間の猶予が認められた。 なので沸騰水型の原子炉に於いては安全審査を通る時点でこのフィルター付きベント装置が完備している必要がある。沸騰水型の各社とも、これがまだ設置されていない。 一方で加圧水型では、現時点での安全審査時にはその設置が要求されない。装置の設置にはある程度の時間と資金が必要であるため、加圧水型の各電力会社ともその設置を後回しにして申請した。 であるので、加圧水型だけが審査申請されることになった。 例外として東京電力があるが、東電はその全ての原子炉が沸騰水型。 通常なら同じ沸騰水型の他社と同様に安全審査の申請に手間取るはずだったが、東電は自社設計のフィルター付きベント装置を独自に開発すると主張した。それにより資金と時間が節約できるとされる。 だがフィルターが付いているとは言え、ベント装置は放射性物質を外部環境に放出する装置であるため、信頼性が必要とされる。原発の地元としては「ああそうですか」と東電設計の独自装置を素直に認めるわけにもいかない。 他にも柏崎刈羽原発の再稼働については地元の了解が全然取れていない段階での申請計画発表は、地元の警戒心を大きくさせた。

CRIMSON-X
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  • jkpawapuro
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回答No.3

加圧水型原子炉のほうが、本来艦船(軍艦)用で施設がコンパクトなため、新基準の一つである建物の火災防護や浸水防護がやりやすいということはあると思います。 あとは申請には関係ないと思うのですが・・・過酷事故対策として蒸気タービンを回す二次冷却水が加圧水型の場合放射能汚染されていないので、そこにどんどん水を入れて蒸発させて原子炉を冷やすという対策が取れます。 沸騰水型だと一次冷却水を蒸発させると放射能をばらまくことになるためそれができず、過酷事故時の原子炉の冷却が大変ということは言えます。

CRIMSON-X
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  • SPROCKETER
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回答No.2

 心理的にみて、爆発事故を起こして吹き飛び、高レベル放射能を撒き散らして地域住民が住めなくなった沸騰水型原子炉では、改良型であろうが、何であろうが、反対運動が激しくて許可を出せない公算が大きいでしょうね。ビデオで爆発シーンを見ればわかります。  福島第一原発 爆発の瞬間:http://www.youtube.com/watch?v=5hD54E6uD58  しかし、加圧水型は原子炉のタイプが違うから大丈夫というのも詭弁です。チェルノブイリ型原子炉とは違うと言って来た沸騰水型原子炉が同じ規模の爆発事故を起こしたわけですし、商用原子炉で最初の深刻なメルトダウン事故を起こしたスリーマイル島原発は加圧水型原子炉でしたからね。事故が起こらないという保障があるわけではありません。  少なくとも、電力会社も原子力規制委員会も住民への説得や安全対策の努力が不十分でしょう。政治家も逃げ腰ですし、何もしないで置いて再稼動の連呼では許可が下りるとは思えません。  制御不能な状況に陥る原子炉の特性を何とかしないと、安全だとは言えないでしょう。

CRIMSON-X
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  • mpascal
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回答No.1

東京電力は、柏崎刈谷6,7号機について、すみやかに安全審査を申請したいといっていますね。 柏崎刈谷6,7号機は、ABWRといって福島で事故を起こしたBWRより安全に設計されているみたいですね。 旧型のBWRは、SR弁が開かなかった問題を、設計変更しなければいけないはずなので、時間がかかるのでしょう。

CRIMSON-X
質問者

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