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立ち枯れ病に罹った日々草
古い堆肥を使ったせいか日々草が立ち枯れ病に罹ってしまいました。農協で効くといわれた農薬を買ってきて撒いたのですが、全く効きませんでした。6月3日に300株近く植えたのですが、7月4日現在ほぼ半分が枯れてしまいました。この後この土はどのようにしたら元に戻るのでしょうか。教えてください。よろしくお願いいたします。
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立ち枯れ病を正確に言うと「立枯性病害」ですが、病原菌の正体は糸状菌と 言うカビの一種です。リゾクトニア病菌やシュウム病菌、フザリウム病菌等 によって病気が発生します。 糸状菌は菌の中でも最強ですから、土壌改良の際に使用する堆肥等を厳選し て使用しないと手の施しようがなくなります。 多分古い堆肥に病原体が潜んでいたのでしょう。古い堆肥でも完熟していれ ば問題なく使えますが、保管状態が悪いと病害虫の住み家になりますので、 余っていたからと古い堆肥は使わない方が良かったと思います。 この病気が発生すると有効な薬剤は現時点ではありませんので、他の作物に 感染しないように全て根から抜き取り、その場で焼却するか袋に入れて密封 して可燃ゴミの日に出すしかありません。 この菌は土の中で越冬し、1年で死滅する事はありません。 農協で購入した薬剤の種類は分かりませんが、その薬剤の威力より糸状菌の 生命力の方が強かったから、全く効かなかった訳です。 作物を抜き去った土ですが、土の中にも想像以上の菌が潜んでいますので、 300株が植えられていた土だけでなく、農場の全ての土を土壌殺菌しない 限り、今回のように何度も立ち枯れを起こしてしまうでしょうね。 大掛かりな作業になりますが、重機を使用して上と下の土を入れ替える天地 返しをされてはどうでしょうか。地表から1mの土を掘って右に仮置きし、 更に1mの土を掘って左に仮置きし、右の土を埋め戻してから左の土を埋め 戻します。糸状菌も地中深くでは生きられませんので、天地返しの作業を行 われて、土壌改良を最初からやり直されてはどうでしょう。 古い堆肥は使用せず、新しい完熟堆肥を使って下さい。 薬剤は一切効きませんから、天地返しの作業をするのが効果的と思います。
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早速回答をいただき、ありがとうございました。