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「六捨七入」すればまだまだ二十歳?
・・・などという書き込みを時々見かけます。 ネット検索をしたら数十件ヒットしました。 確かに25~6歳で、まるめると30歳などとと言われたくない気持ちはよくわかりますが、わたしはこの「六捨七入」という言葉は習った覚えが無く、辞書でも調べましたがそんな言葉は見当たりません。 本来四捨五入であるべきと思いますが、いったいいつ頃から、どういう目的で使われるようになったのでしょうか?
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そのような年齢粉飾(笑)計算以外にも、実際に日本生協連労働組合の議事運営規定に「代議員は分会に所属する組合員13名につき1名の割合で選出し、その端数については六捨七入により1名選出するものとする。」という規定もありますが、こんなのは例外中の例外の計算です。(ほかにもこんな例があったら識者の方、ご教示ください。) 本来の「六捨七入」は生命保険業界の特殊な用語です。 生命保険に加入する人の年齢が、誕生日から6ヶ月までの月数は切り捨てて満年齢で、7ヶ月以上は、切り上げて+1歳した年齢で保険料を計算します。 つまり29歳6ヶ月までは保険年齢29歳、それ以上なら保険年齢30歳として計算します。 これを保険のオバちゃん達が間違わないよう、生命保険会社は「保険年齢計算は六捨七入ですよ~!」って教えているのです。 この言葉が業界外にも流出するようになってそのような都合のいい計算方法になったのでしょうね。 また、これに似たような言葉で「五捨六入」があります。 これもまた特殊な計算で使います。 たとえば、一般的には氷点下の気温を整数表示する場合 中央社会保険医療協議会の薬価(円位)計算 などです。
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補足。 「代議員は分会に所属する組合員13名につき1名の割合で選出し、その端数については六捨七入により1名選出」というのも、13に対しての距離的に中間である、6と7が選ばれているのは、省略算として、合理的ですね。 また、0と5に近似するために「二捨三入」するのも、合理的ですよね。 ああ、つまりこのご質問、カテゴリーは「数学」だったのかもぉぉ(^_^)。
補足
あ~っ、なあるほどお! この規定の端数って、人数を13で割った余りの人数なんですね!少数点以下かと思ったので変な計算だなあと思いましたが、6人余ったのなら切り捨て、7人なら切り上げ。 これなら合理性がありますね。
「四捨五入」というのは、算法「省略算」のひとつですね。 「求める桁の次の桁の数が4以下の時はこれを切り捨て、5以上の時はこれを切り上げること」と広辞苑第5版では説明しています。 そこで、同じ広辞苑で「省略算」を見ると 「ある計算の結果の近似値を求める時、誤差を予定の範囲内にとどめることを条件に計算の手数を簡略にする方法。近似算。略算。」と書いています。 まあ、だから、「二捨三入」でも、「三捨四入」だろうが、「七捨八入」だろうが、算数としてはなりたつわけです。 「四捨五入」というのは、近似したい桁、つまり、たとえば、小数点以下一位を整数に近似する場合は、0.4を0に、0.5を1にするのは、数値の持つ距離的にいってちょうど中間のように思えますから、その意味で合理的と思えます。 だからもっとも多く使われているわけですね。 でも、もし「六捨七入」に合理性があるなら、別にかまわないわけです。 まあ、年齢については、合理性が客観的にあるかどうかは分かりませんけどね。その人には合理的だったのでしょう(^_^;)。
お礼
なるほど、よくわかりました。 有難うございます。
- byoritu
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他にも、2捨3入という考え方もあります。 下一桁を5とか0にするための考え方です。 オーストラリアではその考え方が根付いているとか。 また、国によっては会計基準によっていろいろと 端数処理もあるので面白いです。
お礼
ありがとうございます。 下一桁を5とか0にするための2捨3入というと、3は5にするということですか? 面白いですね。
- grumpy_the_dwarf
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・いつ頃から かなり前からです。毎年、五捨六入、六捨七入、七捨八入とシフトし ていくので用例が少なく、辞書に載るほどにはなってないですが、私 が若い頃にもよく聞きましたから。 ・どういう目的で 「若くないことを認めたくない」を装う自虐ギャグです。「はたちと 40ヶ月」というのもありました。本当に認めたくない人は「20代」と しかいいません。
お礼
七捨八入なんてのもあるんですか! ならば、もうほとんど切り捨ての世界ですね。(笑) なるほどありがとうございました。
お礼
これはまた、克明にご解説いただきありがとうございました。 出所は保険ですか! なるほど、そういったわけなのですね。 どうりで検索しても年齢計算でしか見当たらなかったわけです。 「五捨六入」までありがとうございました。 shishishishiさんは博学ですね。