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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ブラントの「跪いての献花」に対するポーランドの評価)

ブラントの謝罪とポーランドの評価について

このQ&Aのポイント
  • ポーランドにおけるヴィリー・ブラント首相の謝罪はどのように受け止められたのか
  • ブラントの謝罪は当時のポーランド国民に伝えられなかったのか
  • ポーランドではブラントの謝罪がどのように評価されているのか

質問者が選んだベストアンサー

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  • wiz0621
  • ベストアンサー率42% (182/430)
回答No.1

当然ながらあらゆる国家において、すべての国民の意思がひとつ、というわけではありません。 ドイツ国内でも"SPDの党首が"ワルシャワで片ひざをついた"パフォーマンス"に反対する 論調は多いですし、ポーランド国民の"全員"が知っているわけでは無いでしょう。 国家は、複数の意思によって成立する共同体ではありますが、 一方で個人の経験が完全に共有されることはありえません。 だからこそ国内のひとつの論説が、すべて国民が共有する共通認識とはなりえないのです。 よって、逆に自説の強化のために、ひとつの論説のみを引用することは 詭弁や、あるいは遊興の域を出ず、問題の解決という点においては あまり意味を持たないのではないかと思うのです。 唯一、国家間の歴史問題において意味を持つ正式な意思の表示は 合意の下に成立した、明文化された条約のみである、ということを まず前提にすべきではないでしょうか。 以上、余計な前置きでした。 では本題です。 ・ブラントの謝罪は、ポーランドではだれに対する謝罪だと受け止められたのか 一般的な解釈では、本人が言及している通りやはり「ユダヤ人犠牲者」に対してですよね。 ポーランドでは今でもユダヤ人犠牲者への鎮魂の式典が継続していて、 毎年ゲストとして呼ばれている在ポーランドイスラエル大使が、 "大戦時のポーランド系ユダヤ人への迫害"を糾弾しています。 (これに対して、ポーランド人からは、いやいや犠牲者はユダヤ人だけじゃないでしょ? という反応も出ていないようですし。) もちろん、対象という面では拡大されうるかもしれません。 同日に調印された条約である、ワルシャワ条約(1970)の前文によると 「ポーランド人がヨーロッパにおける大きな苦しみの最初の犠牲者」であることを 「(平和的共存のために)"想起する"」とされています。国家の取った態度としては ポーランド人の犠牲を考慮していない、ということでは無いのです。 そもそもブラントさん自身が「殺害された数百万人の記憶に敬意を払う」と言ってますし。 (ただ、これらの言葉が"謝罪"してるかというと・・・・"想起"や"敬意"を"謝罪"と 同じとみなせるか、ということですよね。うーん?どうなんでしょう。) ・ブラントの謝罪は、当時のポーランド国民に伝えられることはなかったのか 知る権利などというものが存在しないのは共産主義政権の常ではありますが、 特にポーランド人民共和国の報道規制はかなり厳しかったことが知られています。 外国からの電波にすべてジャミングを合わせる徹底ぶりでした。 とはいえ、この件に関しては意図的な報道規制の形跡はないですし、 そもそもあれだけ多くの人の前で行われたパフォーマンスに対して、 国民すべての口をふさぐ、ということは不可能ではないでしょうか。 もちろん、興味が無ければ知らないでしょうけれど。 実際の問題として、パフォーマンスが意味を持つ 西側諸国のお祭り騒ぎほどではないでしょうから。 ・ブラントの謝罪は、ポーランドでは評価されているのか 評価していないのはドイツ人だけ・・・ゲフン。 やはり、知らない人もいるかと思うのですが、ドイツ国内で反発が大きいことも セットで伝わっているので、いろいろ思うところはあるんじゃないでしょうか。 ただ、行為そのものを否定的に捉えたりはしていないでしょう。 いまではブラントさんの記念碑がワルシャワゲットーの前に刻まれていますし。 ・ドイツ=ポーランド関係は、近年悪化しているのか 特定の政治団体にとっては、悪化している!といいたいのでしょうけれど、 これに関しては良くも悪くも、いつもどおりかと思います。 特段、意味のある糾弾決議などは出ていないです。

tokuninashi2009
質問者

お礼

とりあえず締め切らせていただきます。再度、回答ありがとうございました。

tokuninashi2009
質問者

補足

回答ありがとうございます。 細かいところなのですが、 ・「ブラントの謝罪は、ポーランドではだれに対する謝罪だと受け止められたのか」に関し、 >殺害された数百万人の記憶に敬意を払う という言葉は、「何によって」なのかというのははっきりされていたのでしょうか? 大戦によってなのか、ナチスによってなのか、ドイツによってなのか、 それによって謝罪と受け止められるかどうかが変わってくるような気がしますので、気になります。 ・「ブラントの謝罪は、当時のポーランド国民に伝えられることはなかったのか」に関しては、 当時のポーランドの新聞などで、国民に伝えられたのか、ということです。 説明不足があったりとかしてすみません(汗)。 細かいところなのですが、気になりましたので、よろしくお願いします。

その他の回答 (1)

  • Yelm
  • ベストアンサー率19% (63/324)
回答No.2

木佐芳男氏の本とは「戦争責任とは何か」でしょうか? その本でもブラントの跪く姿は当時のポーランドで公表されず、その理由としてポーランド共産党政権の複雑な事情についても記載されていましたね。 それはともかく例えば日本でも欧米でも政治家はしょっちゅうパフォーマンスをしているわけで、何十年も前のパフォーマンスを特別に評価などしないでしょう。 ポーランド人にとってもそれは同じではないでしょうか。 ドイツ・ポーランド関係は近年悪化しているというよりは、冷戦終結後は何事かある度に悪化しては問題を先送りして収拾するという繰り返しです。 例えば2004年にポーランド議会はドイツに対する戦争被害の賠償請求決議を行いましたが、これはその前月にワルシャワ蜂起60周年記念式典で独のシュレーダー首相が「ナチスの犯罪は恥辱」と発言した事を受けて行われたものでした。 (もちろんいきなり議会での決議になったのではなく、ドイツ人からのポーランドに対する賠償・財産返還請求など、ポーランド側の神経を刺激する動きは前々からありました) このときの決議ではワルシャワ蜂起時の賠償請求額を350億ドルとしており、ポーランド全土となればこれを遙かに上回るのは確実で、少なくとも数千億~1兆ドルに達すると言われています。 当然ながらドイツではこのような動きには神経を尖らせており、これ以降は質問者様が引用しているようにドイツ側も戦後にポーランドが行ったドイツ人追放を意図的に取り上げて罪の相殺を計る動きが大きくなり、しばらくドイツ・ポーランド関係はギクシャクすることになります。 ただしドイツ・ポーランドは歴史問題でもめても、それ以外にはなるだけ波及させないという暗黙の了解があります。 要するに「お互いに思惑が食い違っている事は解っているが、それは棚上げして現在の共通利益の為に動く」のは普通の国際関係なのですよ。

tokuninashi2009
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >その本でもブラントの跪く姿は当時のポーランドで公表されず、 >その理由としてポーランド共産党政権の複雑な事情についても記載されていましたね。 そうでしたっけ?実のところ、私も図書館で飛ばし読みしただけですので、見逃してしまったようです。 ありがとうございました。

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