「ずく」は,死語になりつつあります。
使わない一番の理由は、テレビの影響や、東京圏との交通が約3時間なので東京付近の人との交流も多いし、別荘・観光等でも東京圏から来る人も多いので、言葉も方言がなくなりつつあります。
「ずく」は、団塊の世代以上なら、普段の生活の中でも使うでしょう。
現役世代は、意味は分かっても、普段の生活では使いわないでしょう。
20代以下の世代なら、「ずく」の意味は分からないでしょう。
したがって、「ずくが出ん」とか「ずく出ん」は普段でも聞かないし、「今日はずく出んわ~」も使いません。
何処かの観光地の、「信州」または「信濃」の、方言番付には「ずくなし」が有った様な記憶があります。
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長野県の南半分の地域の方言で、世代を問わずに、普段の生活でも、ついポロッと出てしまう方言の主なものです。
「ごしたい」 → 意味は「疲れた」
長野県の長野市付近の一部、伊那・諏訪から山梨県にかけて使われます。
「てきない」 → 意味は上と同じ「疲れた」
松本付近で使われますが、最近は現役世代では使われないかも?
「・・・・・ずら」 、「・・・・・ら」→ いろいろに変化して使われ方もいろいろですが、大体の意味は「・・・・でしょ」
長野県の伊那・諏訪から山梨県・静岡県にかけて使われます。
「いただきました」
使われる地域範囲が分かりません。
食事などが終った時に「いただきました」と言います。(普通はだいたい「ごちそうさまでした」ですね)
これは、長野県で子供時代に育った人が、方言ではない思って県外での食事のアトに言うと、周囲の人がビックリするそうですが、言った本人は逆になぜビックリしたのか分らずに不思議がるそうです。