※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:よい音楽とは何か?)
よい音楽とは何か?
このQ&Aのポイント
音楽にはいろいろとジャンルがありますが、音楽が主観に及ぼす影響で分類すると、外界を描くもの、内面を描くもの、発話行為の延長にあるものの3つのタイプに分けることができます。
外界を描くものとしては、自然の風景や古典的な叙事、時代の雰囲気を表しているものがあります。
内面を描くものとしては、運動する身体の鼓動や思考のリズムを表すものがあります。
ただの素人の空想ですので、そう思っておつきあいくださったらと思います。音楽にはいろいろとジャンルがありますね。邦楽と洋楽、ポップスとクラシック、ソナタと交響曲など。しかしそれはCDショップの売り場の配置です(煩瑣なので列挙はやめます)。そうではなく、音楽が主観に及ぼす影響で分類したらどのようなことになるかと考えています。次のようなものを思いつきました。
§1.外界を描くもの
1-A.自然の風景が思い浮かぶもの
雄大な自然や雨の振る風景、都市が思い浮かんだりします。 これは主にクラシック音楽に多いような気がしますが、ジャズにもそのような曲があるし、ギターソロのロックもそうだし、探せば他にいろいろあるんでしょう。行ったこともない場所の情景が「きっとこんなものかもしれないな」などと想像できたりするので、不思議な感じがします。
1-B.古典的な叙事
1-Aとかぶりますが、外界を描いていると言っても、天上の世界など叙事的なテーマを扱っているものがあります。ワーグナーやマーラーなど、このタイプに思います。さらにテデウムや軍隊の行進曲など、儀式のための音楽はこれに分類されるでしょう。
1-C.時代の雰囲気を表しているもの
情景は思い浮かびませんが、時代のアウラは感じ取れます。いわゆる流行音楽に多いものです。歌詞を分析すると意味不明。音のリズムも強烈で、特に何かの主張があるわけでもない。しかし聞いていると、うーん、バブル期の音楽だな、とか、混迷の90年代後半の曲だな、などという感慨にとらわれます。「ロマンスの神様」だとか、私には、バブリーな感じがします。あの時代じゃなければ、流行らなかったでしょう。
§2.内面を描くもの
2-A.運動する身体の鼓動を彷彿とさせるもの
聞いていると、運動しているような気になります。朝ジョギングをしているとか、自転車をこいでいる時の鼓動に似ているなと感じる曲があります。恋のドキドキした鼓動も含みます。また古くからいわれていることですが、性交のリズムというものもあるかもしれません。ジャズが娼館でかかっていたというのは有名な話です。
2-B.思考のリズムを表すもの
2-Aは身体的なリズムですが、より抽象的な思考のリズムを表している音楽があるように思います。バッハなどそうでしょう。またテクノ系などの作業音楽と呼ばれるようなものには、そのようなものがある気がします。そういう音楽を聴いていると、テンションがあがってきて、閃きが到来したりします。しかし…閃かないでいい時に無理矢理閃いたりするので、あまり質は定かではありません。ゲーム音楽はその最たるものでしょう。
またノリノリにはなりませんが、ブーレーズの不協和音も私には思考の困難をレアリストの視点で描き出したように思えます。
§3.発話行為の延長にあるもの
3-A.日常生活の問題提起を行うもの
これはロックに多い気がします。歌詞の持つ力が大きいからです。恋愛を打ち明ける、貧困を訴えるなどなど、テーマに限りはありません。しかしロックに限る必要ないでしょう。ベートーヴェンの第9なども、大きくいえば、日常生活の問題提起を行っているのでしょう。あまりに壮大なスケールを持っていますが。当然、この問題提起の中身を掘り下げていけば、時代を描写しているとはいいえます(1-C)。
3-B.恋愛
問題提起というほどの大げさなものではないけれど、昔ながらの恋愛を打ち明けるものです。3-Aとかぶっていますが、特に歌詞の中身に独自の観点はないけれど、聞いていて、ああ美しいなとか、好ましいなと思う類いのものです。
3-C.祈り
宗教音楽です。説明不要でしょう。しかし「カッチーニのアヴェ・マリア」などは、ずっと一つのフレーズを繰り返しているだけです。メロディーそのものが思考のリズムなのかもしれません。
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さて質問は下記の通りです。好きなように応えてください。
・他にどのタイプの音楽が思いつくでしょうか。付け足してください。
・自分の人生を豊かにしてくれる音楽は、主にどのタイプでしょうか。
・よい音楽とは、以下のどちらだと思いますか。
α 上記の複数のジャンルにまたがっている曲。
β そのジャンルに特化している曲。
例えば、以下のフォーレの「花と蝶」は、
・蝶が舞う風景を彷彿とさせる小さな水彩画のようなものであり(1-A)、
・発表された当時のサロンの雰囲気を伝えており(1-C)、
・歌い手の声の抑揚が恋のちょっとドキっとした感じを伝えてくれ(2-A)、
・歌詞は恋愛曲である(3-B)、
という意味で、3つのジャンルにまたがっています。しかしその分、何がしたい曲なのかはよく分かりません。
http://www.youtube.com/watch?v=1hzfXXi9dDI
個人的には、こういうマルチな曲よりはβのタイプが好きですが、ある用途に沿ってのみ音楽を聴くと、視野が狭くなるかなという気もしています。ちなみに私は1-Aに特化した曲が特に好きです(なので、何か思いつくなら教えてください!! 何でも可。ただし説明があると、私が読んでいて楽しいです)。
以上、素人の暇つぶしの質問で、その意図は自分の趣味を深めることです。
お礼
どうもありがとうございます。お礼が前後してすみません。 >ついぞその境地には到りませんでした。 私はそんな高尚じゃないです。昔、私は流行歌を聴いたのですが、それは中身をよく聴いていないからで、結構恥ずかしい思いをしたことがあります。よくよく聴くと、えっ?そんなばかな?ということがあり、羹に懲りてなますを吹くように、聞き流せなくなりました。 この癖は難儀なもので、牛丼屋に入って訳の分からない曲が流れてくると、居心地が悪いのです。一緒に居合わせた友達は、私の講釈の犠牲になります(笑)。しかしそうでもしないと耐えられないこともあります。例えば、次の曲は最近聴いた中で、群を抜いて酷い曲でした。 http://www.youtube.com/watch?v=TIokp4MonxE カツ丼を食べていましたが、放り出して帰りたくなりました。どうも若いタレントの曲は、セックスの嬌声をおおっぴらに聞こうという欲望が潜んでいるのじゃないかなあと思います。何をキャーキャーうるさいなあという感じです。というわけで、新しい項目を付け加えるべきだということに思い至りました。 §4.幻想を満たすもの 4-A.性欲 若い女の子が嬌声をあげる曲をなぜ、オジサンたちが好むのか。普通の声ではなぜいけないのか。それは彼女たちの性交の声を聞きたいからである。しかし現実でそれを行うことは出来ない。それを聞いている当人は、往々にして自分の欲望に気がついていない。 4-B.ノスタルジー 母の声など、もう今、目の前にいない人の肉声を彷彿とさせる楽器の音に惹かれることがある。人の声に近い楽器とは、弦楽器であり、チェロなどである。しかしこの場合、楽器の音が好きなのであって、特にその楽曲に意味はない。こういう場合、ある特定の奏者に関心を寄せる。同じ楽器を使用していても、ある特定の奏者にしか出せない音があるからである。またストラデヴァリウスの一つ一つの音にこだわりを持つのも、同じことである。 4-C.現実では実現できないこと 上記の二つは音によって幻想を満たそうというものである。しかし歌詞によって、幻想を満たすこともありうる。激しい愛の言葉など、現実では自分が受け取れないであろう言葉を音楽によって受け取り、代補する。実際、歌詞の大半は「不特定の誰か」に向けて書かれている。カラオケボックスで、カップルが愛の歌を歌いあうのは、このような作用を見越してのことである。誰もが詩人のように、朗々と愛の言葉を語れるわけではないから、このような遊戯によって心を満たすのである。 どうでしょうか。しかしこのようなことを認識している人は少ないのかもしれません。といういのも、図らずも次の作用があるからです。 >《リズム》を自分の思い浮かべるもののほうに引き寄せて捉える ぶらじゅろんぬさんの言うことは、万人に当てはまるでしょう。もし自分が真に求めていることに気がついてしまったら、恥ずかしくて音楽を聴けなくなるかもしれません。特に4Aは恥ずかしい。 ぶらじゅろんぬさんの場合、チェロということですから、4Bの要素がないかな、と思ったりもします。間違っていたり、決めつけだったらごめんなさい。訂正してください。 さて、私は自分の好きな曲に何を求めているんでしょうねえ。それが知りたくて、この問いを作ったのやも知れません。私の場合は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番なんです。何か思いつきませんか。あれを聞くと、ラフマニノフが帰りたくても帰れなくなったロシアの風景が垣間見えるような気がしているんですよ。妄想に過ぎないかもしれませんが。いや、風景が見えると考えることそのものが、 >《リズム》を自分の思い浮かべるもののほうに引き寄せて捉える ということではあるのですね。
補足
そのうち、後継の質問を出すかもしれませんが、少し忙しい身の上になってしまいました。でも楽しかったです。皆様、ありがとうございました。