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「注意する」の使い方について
「注意する」は 先生は学生を注意した。 先生は学生に注意した。 のように、「を」も「に」も 使えるようです。 意味的に、どのような違いがあるでしょうか。 教えていただきたいです。 よろしくお願いいたします。
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1.先生は学生を注意した。 : 「を」で表わされる「学生」は直接目的語です。 「学生=注意するという行為によって直接的な影響を受けるもの」です。 「注意した対象が何であるのか」に重点を置いた表現。 2.先生は学生に注意した。 : 「に」で表わされる「学生」は間接目的語です。 「学生=注意するという行為によって間接的な影響を受けるもの」です。 「直接的な影響を受けるもの」としての直接目的語をあえて表記しない、つまり、重要視しない構文にすることで、「注意するという行為自体」に重点を移動させた表現にすることができるのだと思います。 直接目的語としては、たとえば「私語を」とか「遅刻を」などのような要素が省略されている構図です。 「注意という行為の対象は誰であったのか?」ということよりも、「どのような対象に対して注意という行為が行われたのか?」という点を重視したい場合の表現になるのだと思います。 「大人しいと思われていた先生が、その日、はじめて学生に注意した」などという例文が想定されます。この場合、明らかに、「注意という行為の対象」よりも「注意したという行為自体」に重点を置くべきシチュエーションでしょう。
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先生は学生を注意した、は注意=叱る、忠告する と同義に考えているということが言えそうです。 先生は学生に注意した 注意という言葉はこの場合厳密には「注意(気をつける、気を配る)を喚起」した、ということでしょう。
- hakobulu
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#3です。 やや不自然な表現がありましたので修正させてください。 × この場合、明らかに、「注意という行為の対象」よりも「注意したという行為自体」に重点を置くべきシチュエーションでしょう。 ○ この場合、明らかに、「注意したという行為の対象」よりも「注意したという行為自体」に重点を置くべきシチュエーションでしょう。
- bakansky
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非常にむずかしいですが、「に」 は指向性を、「を」 は対象そのものを表しているような印象を受けます。 A先生はB(学生)を殴った。 とは言えますが、 A先生はB(学生)に殴った。 とは言わないでしょう。 この場合、BはAにとって、自分の行為の結果が及ぶべき具体的な対象です。 また、 AはBを怒鳴った。 とも言いますが、 AはBに怒鳴った。 とも言えます。 この場合、Bは行為の効果を及ぼそうとする対象です。どちらかというと 「に」 の方が対象をはっきりさせているような感じを受けます。BCDE という複数の人物が同席していたとしても、Aが怒鳴る対象にしたのはBであったという、選択的な要素が感じられます。 * あまり複雑な考察をするだけの力がないので、簡単に、とりあえず考えたことのみ書きました。
- siroururi3104
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このままではわかりにくいので、言葉を補って、 先生は規則を守らない学生を注意した。 先生は規則を守らない学生に注意した。 とすると、前者は内容が完結していますが、 後者は、『何と』あるいは『どのように』注意したのか? を述べないと内容が完結しません。