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投了。そのあとは?(局後検討)
- プロの実際の投了局面から本当に詰ますことができるか?
- 自分の負け将棋を検討することの意義について。
- 負けた悔しさをバネに頑張って、このNHK杯戦の舞台に戻ってきたい。
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こんにちは! アマ四段の者です。主として,毎年2回開催される職団戦(将棋職域団体対抗戦)で指しています。 今月14日(日)の春の職団戦では,指運に恵まれて〇〇〇〇〇の成績でチームに貢献できました。 でもその勝ち将棋の中には,かつて負けた戦法を自分で反省し,工夫を加えたものが全部でした。 相手との完走戦では,負けた相手に遠慮して本音を出さないことが少なくありません。その変化で優勢と思っても気を使って「結構むつかしい局面ですね」と相手を立てたりします。 したがって本当の反省は,帰宅後(翌日でも構いません),盤に駒を並べて自分で研究してみます。 そのためには,自分の指した将棋を再現する力量が必要で,2段程度は必要と思います。 つまり初段までは,負けた,勝ったで盤数を多く経験し,負けの多い戦法や変化を避けるようにするのが良いでしょう。 2段以上は,帰宅後に盤に並べて,どうすればよかったのか反省します。 そのためには,調べる補助として,棋書が多く必要になります。私は,書店で新しい将棋本が出ると,すぐ読まなくても一応買っておいて,自分の図書館にしています。「将棋世界」又は「週間将棋」は最近の変化等を知る意味で購読が必要だと思います。 <どのようにして局後の検討を自分に仕向ければいいのか? 結論として,勝った将棋は忘れて構いませんが,負けた将棋は上達のための最良の師匠です。この認識が大切です。 一度,負けた将棋を並べて反省し,次の機会にこれを利用して勝つと,その意味が分かります。 <負けた悔しさをバネに・・どうやってするのか? 負けて悔しがるのも,極端なのは,人間が狭くてつまらないですが,負けて悔しいのは当然で,反省を含めて,日々の努力の原動力になります。そういう意味だと思います。 クラブ24は持ち時間が少なく,棋力向上を目指すなら将棋道場に通って,目の前の人を相手に指した方が上達します。30秒将棋の練習も必要ですが,構想力を含めた全体的な棋力向上には極端に持ち時間の少ない将棋は疑問があると思います。 蛇足ですが,その職団戦で負けて負けて,反省し,その中から自分の得意戦法になった戦法を紹介します。 よかったら盤に並べてみてください。 H25.4.14 職団戦(綾瀬:日本武道館) ▲ ADATARA △ 相手の人(富士通) ▲76歩 △34歩 ▲26歩 △84歩 ▲25歩 △85歩 ▲78金 △32金 ▲96歩(1) △86歩 ▲同歩 △同飛 ▲24歩△同歩 ▲同飛 △76飛 ▲22角成 △同銀 ▲72歩(2) △同銀(3) ▲66角 △33角 ▲同角成 △同桂 ▲21角 △23銀(4) ▲同飛成 △同金 ▲43角成(5) △74飛 ▲42銀(6) まで31手で先手勝ち (1)▲96歩 相手に横歩取りを誘った手。得意型に誘導している。 (2)▲72歩 研究の手。江戸時代に大橋柳雪が指している。 (3)△72同銀 この手で△72同金とするのは,壁になるので▲65角から▲43角成で後手陣は壊滅する。 (4)△23銀 この手で△42王とすると,▲32角成 △同王 ▲42金 △21王 ▲23歩の変化になる。 (5)▲43角成 飛車取りと詰めろの手。 (6)▲42銀 以下,△62王 ▲53馬までの詰み。 この白星を得るまで,その陰で数多くの敗戦があって,それを反省して修正してきたということです。私にはこの将棋の相手の疑問手が分かって指していましたが,相手の人はよく分からないまま投了に至ったのではないかと推測しています。 負けた将棋を反省することは上達への近道ですが,研究に頼りすぎて,楽して勝とうなんて考えると小さな将棋になってしまうので,その点に注意したらよいと思います。 少しでも参考になれば幸いです。
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- B-juggler
- ベストアンサー率30% (488/1596)
碁打ちだけど、ちょっとごめん。 面白い方がいまして(故人)。 負けた碁は並べない って人がいらっしゃいました。 藤沢秀行 つまらないから~ だそうです^^; その代わり勝った碁をたくさん並べるんですって。 いいところだけを思い出すようにしている、といわれていまして、 最年長のタイトル保持記録は、まだ破れてないはず。 平成3年に66歳で「王座」を取られてます。 でも感想戦も大事だそうで、負けた碁でもいいときはあったはずだ! いい手はあったはずだ! と探していたそうですよ。 この前、電脳戦の解説で、人間勝ったのは1局目? 阿久津先生が言われてなかったかなぁ? 「負けた棋譜でも、この手は良かったとか、ここまではいいとか、 楽しんでいるときがある」 って言ってあった気がします。 σ(・・*)はシュウコウ(秀行)先生と同じ事言ってあるなぁ~と思って聴いたけど。 (=^. .^=) m(_ _)m (=^. .^=)
お礼
お礼が遅くなりました。 秀行は「しゅうこう」と読むんですか・・知らなかった。 ありがとうございました。
- rasuka555
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No3です。 通常、何もつけずに感想戦という場合、 「自分以外の誰か(通常対局者)を挟んだやり取り」を指します。 とはいえ……オンラインの将棋では難しいのはわかりますが。
お礼
ありがとうございました
- rasuka555
- ベストアンサー率49% (175/352)
負けた悔しさをばねに、というよりも 負けた相手から自分に見えなかったものを学び取る、 という風に私は考えて観想戦を行います。 実際に観想戦を交わすと、自身で見えていなかった相手の隙、 自身の見落とし、有効な手だとおもっていたら対応がきっちりと組みあがっていた、 などが「お互いに対して」わかってきます。 こういう場で「この棋譜どうですか?」と聞いて勉強するのもありですが、 「お互いの考えをぶつけ合う」ほうが確実に色々と見えてくるものです。 負けたからにはどこかに必ず理由があります。 そこから逃げてしまっては、この将棋はこうすればよかった、 という自分の思い込みで走るだけになってしまうので、 感想戦はできることならば簡単にでも行うべきでしょう。
お礼
相手の方との感想戦のことをお聞きしたかったのではありませんが、 なかなかネット将棋ではしてくださる方が少ないのは事実でして。 ”自分に見えなかったものを”・・いただきました。 その考えのもと敗戦譜(ひとり感想戦)を振り返ってみます。 ありがとうございました。
- Tasuke22
- ベストアンサー率33% (1799/5383)
私はヘボですが、確かに負け将棋を振り返るのが辛いです。 昔、プロの有吉(九段?)が結構年をいって返り咲いて来た頃に言った言葉を私は実践しています。 それは勝った将棋だけを並べ直す方法です。 どれもこれも勝ち将棋なので、自分は強い、と自信を持ち直すとか。 私も並べないよりはマシか、と並べています。 しかしヘボの悲しさ、詰みがあるのに必死を掛けたり、手拍子で駒損をしたり、酷いのは玉が取れるのに違う手を指したり…まさか桂馬の効きに玉が来るとは思わないじゃない… 勝った将棋でもあまりのミスの多さです。 ヘボは何を並べても落ち込みますね。 お陰でミスをしないよう目配せの努力をするようになりましたが。
お礼
勝局を並べる・・以前やったことがあります。 でも、どう指しても結局は勝つんだからなーと思いながら駒を進めていて、 大して身にはつかなかったように記憶しています。 しかし、自分にしろ相手の方にしろ疑問手などはよく見えましたね。 なので検討すること自体はきっといいことなんでしょうね。 ありがとうございました。
お礼
ADATARA さん、こんばんは 早速のご回答、ありがとうございます 職団戦の棋譜ちょっとお時間頂いて検討させてください。 まずはお礼まで
補足
ADATARA さん、こんにちは 随分時間が経ってしまい、申し訳ありません。 (2)▲7二歩 大橋柳雪のその棋譜はどれでしょうか。 (4)△2三銀 ▲4二金を△同玉とすると、 ▲2二飛成に△3二金とされると先手はどうするんでしょうか? ▲3一銀には△4一玉とされますよね。 また、△2三銀に代えて、△2三金だと飛車切って馬作って飛車が逃げて・・ これからの将棋ということでしょうか。 2013-08-17 7:50