鼻濁音と鼻母音の違い
フランス語やタイ語、朝鮮語などを(主に音声学的な興味から)少しかじってみて思ったのですが、
鼻濁音(よく日本語で議論になる)と鼻母音は違うものですか?
そもそも鼻濁音という言葉の用法が人によって違う気がするのですが、ここで話題にしたいのは音節末に'ng'の音がある場合です。("ng"→軟口蓋鼻音)
例えばタイ語で "on", "om, "ong"という3つの末子音は区別されますが、日本人にはおそらく全て「オン」と聞こえるはずです。一方フランス語では "-on", "-om"というつづりは鼻母音で"o"を鼻にかけて発音する、と教わりますが、日本人にはやはり最初は「オン」に聞こえます。
IPAではフランス語などの鼻母音は母音の上に波線をつけてあらわしますが、末子音の"-ng"は子音として記号が割り当てられています。また、自分で聞いたり発音してもやはり違う音のように感じますが、「鼻母音は鼻濁音と同じ発音方法をすればできる」という先生がいたので、確認したいと思い投稿しました。
面倒かとは思いますがご存知の方よろしくお願いします。(ちなみに自分の鼻母音の発音はネイティブのフランス人の先生には問題ないと言われました)。