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H7N9型 鳥インフルエンザ

中国で発生した「H7N9型鳥インフルエンザ」は2013年4月7日現在,6名の死者を含む20名の感染者を出しています。 このインフルエンザにはワクチン開発が急務だと思いますが,どのような手順でどれ位の期間を要するのでしょうか。 また,この冬までにワクチンの量産は間に合うものなのでしょうか。

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  • jkpawapuro
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回答No.2

普通ならウィルス株を入手して二カ月で製造できますが、そこから治験(動物実験、次に人に試験)をしないといけません。 また前回の新型インフルエンザの時は、ウィルスの増殖が通常のインフルエンザの半分しかみられませんんでした。 そういった場合は同量の生産をするのにもう2カ月しないといけません。 そこから考えると一般にいわれている6か月というのは2009年の新型インフルエンザを参考にしているように思えます。 ウィルスがもっと増えなかったら、これまでと同じ手順で作ってもワクチンが効果をあまり発揮しなかったら?実際にはやってみないとわからない点が多いですね。 手順ですが、ウィルス株入手、卵に注射、培養、卵からウィルス抽出、不活化、精製、治験といった手順です。 卵は無菌環境で生産された特殊な卵、それを元にワクチンを生産できるのも一部の企業のみです。 よって期間だけでなく生産量も限られています。 生産量は3000万回分だったかな?(ここの細かい数字は自信ありません。) これがもし新型インフルエンザのように培養が半分にしか増えなかったら半分、ワクチンの効きによって二回接種ならまた半分になったりします。 なお国内ではやっていませんが、培養細胞系による生産法もあります。

copemaru
質問者

お礼

詳しいご回答ありがとうございます。 H7N9型の鳥インフルエンザは,これまでヒトへの感染例が無かっただけに,ワクチン開発も難航するかも知れません。 弱毒性と言われていますが,それは「鳥にとって」ということで,それゆえ感染した鳥が死亡することなく飛び回り,かえって危険なウイルスをまき散らす可能性が高いのではないか,と危惧します。 いずれにしても,治験も含めて有効なワクチンが開発されるのに半年以上の時間を要するのは,ほぼ確実ですね。 ワクチン製造のできる会社,治験(動物実験含む)のできる会社に,政府として最大限の支援を期待したいところです。 日本人・中国人のみならず,全世界の人々を救うために。

copemaru
質問者

補足

2013年4月21日現在,H7N9型鳥インフルエンザは,発生確認から3週間で感染者は100名を超え,死者も20名に達しました。現時点で「ヒト-ヒト感染」は確認されていないものの,ウイルスが活発化する冬までには爆発的感染に至る可能性が高いと思います。 ワクチン開発⇒前臨床試験(動物実験)⇒臨床試験(治験)⇒ワクチン接種 が間に合うことを祈らずにはいられません。

その他の回答 (1)

noname#179836
noname#179836
回答No.1

ワクチン製造そのものは2ヶ月程度で出来ますが、市場に出すためには認可を受けないといけないので、半年くらいはかかります。 なお、今のウイルス株でワクチンを作ってもあまり意味はありません。

copemaru
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 半年,ですか・・・。 それではウイルスが変異して,ヒト⇔ヒト感染する能力を獲得する方が早いかも知れませんね。 今年の冬はインフルエンザによって,どれだけの死者が出ることやら。

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