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鳥インフルエンザ・ワクチン争奪戦の方法は?
鳥インフルエンザ・ウィルスH5N1が、人間に感染するタイプに変異する可能性が高いので、欧州、米国、中国、タイなど東南アジア各国は、タミフルの備蓄など緊急対策を立てていますが、日本は、あまり緊迫感がないように感じられます。 人間感染型が発生した場合、死亡率が50%程度になると予測されいますので、もし、発生した場合、日本では、ワクチンの備蓄量が圧倒的に足りないために、ワクチンの争奪戦になるのではないかと危惧しています。 それで、質問ですが、ワクチンの争奪戦が始まった場合、具体的には、どのような形で争奪活動が行われると思われますか? 例えば、病院の前に前日から列を作って待つとか、あるいは、タミフルが値上がりして、高額の金を出せる人から入手できるとか、あるいは、地方自治体なり、政府なりが、地域ごとに割当量を決めて、何らかの基準(例えば、抽選)を設けて、特定の人を選別するとか。どうも具体的にどうなるのか、イメージがつかめません。どなたか、イメージがわかる方は教えてください。
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>日本では、ワクチンの備蓄量が圧倒的に足りないために、ワクチンの争奪戦になるのではないかと危惧しています。 現在存在するワクチンは鳥インフルエンザには無効で、まだ新型の鳥インフルエンザに対するワクチンはこの世にはありません。供給は早くても来シーズンでしょう。故に新型インフルエンザに対するワクチンの備蓄はどの国も0です。 現存するインフルエンザワクチンは世界人口の5%しか供給出来ていません。昨年ワクチンが数万本返品されたとの報道がありますが、ワクチンの総数から見れば0.5%です。つまり製造をしたワクチンの99.5%は接種をされた事になります。日本人の場合、接種を希望すればほとんど願いがかなうと言う事になりますので、世界的に見れば他国は羨ましがるでしょう。インフルエンザワクチンは保険診療ではなく自由診療ですので、マスコミは悪く言いますがかなり上手くいったと思います。 実際ワクチンを希望して来院されない患者さんが少なからずおられます。その場合連絡が取れないときにはワクチンをとっておかざろうえません。後になって連絡がついた時には「もう他で打ちました」という事が多くありました。返品なしは無理でしょう。 >ワクチンの争奪戦が始まった場合、具体的には、どのような形で争奪活動が行われると思われますか? 例えば、病院の前に前日から列を作って待つとか、あるいは、タミフルが値上がりして、高額の金を出せる人から入手できるとか、あるいは、地方自治体なり、政府なりが、地域ごとに割当量を決めて、何らかの基準(例えば、抽選)を設けて、特定の人を選別するとか。 ワクチンが不足した場合、諸外国では接種をする優先順位のガイドラインが出来ています。日本もそれに従って接種する事になるでしょう。しかし横並び社会である日本では、高齢者を優先するような事が出来るかは疑問です。又価格もアメリカでは昨年度ワクチンが不足したため10倍に値上がった事が有りますが、日本ではその様な事はまず無いでしょう。ちなみにフランスなどでは高齢者は無料です。 抗インフルエンザ薬であるタミフルですが、昨年、一昨年では全世界で使用された総量の60~70%を日本一国で使用しています。日本では医療費が安いために簡単に医療機関を受診する事が出来る為でしょうが、これも世界的にみればこんな非常識な国はないでしょう。備蓄云々以前に、既に大量に毎年使っている国が日本なのです。尚且つ一昨年はそのタミフルが足りないと言ってマスコミは大騒ぎをしましたね。 又インフルエンザの迅速診断では日本が世界のほぼ100%を使用しています。アメリカの殆どの大金持ちでも受けれない体制がどの日本人も既に受けられるのです。 >日本は、あまり緊迫感がないように感じられます。 緊迫感がないどころか、毎年過剰に対応しているのが現在の日本なのです。インフルエンザに関しては日本は世界から非常識な国と見られているでしょう。
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- tarochan2005
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>人間感染型が発生した場合、死亡率が50%程度になると予測されています 通常のインフルエンザの致死率が0.1%以下、過去に3000万人の死者を出したスペイン風邪の死亡率でも2%と推測されています。 厚生労働省が2%の致死率で試算した対策書を公開しています。 http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/09/tp0903-1.html 鳥インフルエンザが人にも感染力を持った場合は、人間の体に適応したという事になるので、毒性(死亡率)も弱まる事になります。 なので過剰に心配する事は無いかと思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。
- toshi-tsugu
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追加です。私は、質問者の方が見られた衛星放送のニュースは見ておりません。従って、的はずれな回答をしている場合、ご容赦下さい。 トリインフルエンザは、通常のインフルエンザよりも高病原性であると言われており、東南アジアでは死亡者も出ています。私が申し上げたかった点は、以下のようなことです。 鶏を含めた鳥類の感染率が正確に把握できているのかということがまず第一の疑問点です。トリインフルエンザウイルス全てが人に高病原性を示すわけではないと思います。感染を防御(予防)するという観点から、感染していないトリを含めて非常に多数の鶏を殺しています。この処置そのものは正しいと思います。殺処分したトリの何パーセントがインフルエンザウイルスに感染していたのでしょうか。恐らく検査していないのではないでしょうか。 トリインフルエンザウイルスの感染で、タイでは、20名、ベトナムでは10名亡くなったというニュースを見ております。その後、100名規模あるいはそれ以上の死亡者が出たというニュースはあるのでしょうか。亡くなられた方には気の毒な言い方なのですが、20名、10名の死亡者で、死亡率50%という表現ですと感染者は、たかだか40名、20名程度ということになります。この場合、死亡率は高いですが、感染率はあまり高くないように思います。そう考えると、過去のスペイン風邪のような大流行になる可能性は低いように思います。 私の認識が甘いかも知れませんが、現状では、高病原性のトリインフルエンザウイルスの出現はあり、それに備える必要はあると思いますが。過度に恐れる必要はないのではと思います。もしかりに死亡率50%のトリインフルエンザが蔓延するとなると、悠長なことは言ってられないというのは、質問者のおっしゃるとおりです。 以上のように考えますので、予防対策は必要ですが、過度に恐れる必要はないように考えています。このことは、前回も述べましたが行政サイドの意見とは異なります。行政サイドは、あらゆる可能性を考えての対策を考えていますので、慎重の上にも慎重な対応をしていると思います。
お礼
ご回答ありがとうございました。 ご回答いただいた件は、もしかすると、「鳥-->人」感染に関する話ではないでしょうか? 今、世界的に危機感を持って騒がれているのは、「人--->人」感染の可能性の方だと思います。 「鳥-->人」型ウィルスは、確かにおっしゃるとおり、人への感染率はそんなに高くないし、人に感染した後の死亡率もサンプル数が少ないので、不正確だと言えると思いますが、いつまでも、「鳥-->人」型インフルエンザが蔓延していると、「人--->人」型に突然変異する可能性がそれだけ高まるということだと思います。 一旦、「人--->人」型に突然変異してしまうと、世界中での死者は、多くて1億5000万人、少なくても数千万人であるとの、欧州での報告があります。これは、過去のスペイン風邪(これも、鳥インフルエンザ・ウィルスからの突然変異と考えられいます)で、死者が4000-5000万人と言われていますので、そんなに根拠のない数字ではないと思います。 ちなみに、中国では、鳥インフルエンザ「保険」が発売されました。1500円支払うと、鳥インフルエンザに罹ったとき、300万円治療費が出るというものです。
- toshi-tsugu
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少し騒ぎすぎではないでしょうか。感染しなということではなく、最近のマスコミの風潮を見ると感染率・死亡率が極めて高いように報道されていますが、本当でしょうか。感染と死亡とは異なります。感染しても重篤な症状を示す場合、軽度の症状を示す場合とあるようですが、少し情報不足ではないでしょうか。情報不足のまま、安易にワクチンを求めて動くとパニックになるだけでしょう。 東南アジアでの感染・死亡率を見ると、正確な情報を得ておりませんが、死亡率が50%というのは高すぎないでしょうか。数名の死亡という報告ではないでしょうか。韓国・日本で、鶏にインフルエンザウイルスの感染が見つかった当時、人への感染率・死亡率はきわめて低かったように思います。中国の情報は、必ずしも正確ではないように思います。 過度に心配しないで、正確な情報を得るように心がけることが大切だと思います。感染しないとか、死亡しないとか言うつもりはありません。報道されているような深刻な事態になるとは、現状では考えにくいように思います(個人的見解)。行政サイドは、慎重な上にも慎重な要望対策をせざるをえないので、少し大げさな表現をしているように思います。 ごく最近、アメリカで馬のインフルエンザウイルスが犬に感染したというニュースが報道されていました。日本では、まだ確認されていないようです。種を超えて感染するウイルスが出ているとうことは認識しておく必要はあります。ここでも、感染と死亡とは必ずしも一致しません。 質問とは異なる回答になったかも知れませんがご容赦ください。
お礼
ご回答ありがとうございました。 私も「騒ぎすぎ」なら安心なのですが、どちらかというと、日本では「騒がなすぎ」ではないかと心配しています。というのは、衛星放送などで、香港のニュースを見ていると、このところ連日、ほとんどトップ・ニュースで、大々的に鳥インフルエンザの放送しています。 死亡率は、中国の情報は当てにならないという見方もできますが、主にタイでのニュースで、死亡者が実績ベースで感染者の50%ということですので、わざわざウソを報道するのは意味がないような気がします。 ワクチンのタミフルは、ロッシュの特許があるため勝手に製造できず、タイでは、ロッシュに抗議して、独自に製造するとかいう話を聞きました。 この種の問題で、いつも不思議に思うのは、「可能性が低いから大丈夫だろう」という考え方です。恐らく、日本で大流行して死者が多数でるようなことはないだろうと私も希望的には、思っていますが、科学的には、可能性がそれなりに低くない(数十年に一度の割で、動物型から人間型の変異するという事実から)以上は、もし、その自体が発生したらどうするかということを、少なくとも、欧米、中国、タイなどの国と同じレベルまでは、考えておいたほうが良いのではないかと思います。 実際は、日本でも考えているのかも知れませんが、ニュースなどでの露出度が、これらの国々比べてあまりに低いので、ちょっと心配です。
- googuy
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先ず「ワクチン」とは予防薬であって、ウィルスが特定されてから量産されるまで半年程度の期間が必要だと言われています。 タミフルは感染後に投与する治療薬であり、日本も送ればせながら想定される患者には行き渡る様、備蓄量を従来の1.7倍に増やす事になっています。 しかし、数年前にインフルエンザの予防接種が殺到してワクチン不足で順番待ちに1ヶ月とか言う事態になったあげく、シーズン後には大量のワクチンが余ってしまった、つまり、需要も無いのにガメていた人(病院等)が多数、有ったと言う事態が有りました。 この時、行政は各自の備蓄放出を呼びかけましたが、それは強制力を持っていなかったので、殆ど効果を発揮しなかったと言う事です。 H5N1が人型に変異して蔓延した場合にも、同様に買い占め(?)をする人が出てきて、患者に十分に行き渡らないのではないかと僕も危惧しています。 ワクチン過不足となった前回の教訓を生かすなら、タミフルの保有量を全てリストアップしてコントロールする活動が必要ですが、行政も、NPOでも、こんな活動は聞いた事が有りませんので、前回の失敗が繰り返される可能性が高いです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 香港などの衛星放送でニュースを見て、日本のニュースと比べると、あまりにも緊迫感が違うので、唖然としています。この違いは、一体何だ? という感じです。 中国は、SARSで懲りているので、過敏に反応しているのかも知れませんが、ニュースで見る限り、英国などでも、本格的な対策を立てています。日本がのんびりしているうちに、中国の二の舞を踏まなければよいがと思っています。 いつもは、不安の種を煽るマスコミが、何故、今回はこんなに大人しいのか不思議です。
お礼
私の認識を根底から覆すような「嬉しい」情報をどうもありがとうございました。 今まで、日経新聞のニュースを斜め読みしていただけなので、全体的な情報が不足していました。あらためて、調べてみたいと思います。