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「号泣しました」が安易に使われている?
映画やドラマを見て「号泣しました」というのをよく見かけますが、 そんなにわんわん泣いてる人なんていませんよね? 「号泣」が安易に使われて、「ちょっと涙が出ました」くらいの意味でも 使われてるように感じるんですが、どうでしょうか? 少なくとも「号」の字には「号令」のように「大声を上げる」の意味があるので、 声を上げて泣かないとダメですよねぇ?
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おっしゃるように、大声を上げて泣かないと号泣とは言いませが、実際には、「ちょっと涙が出るというぐらいじゃなくて、喉から声が漏れるのを制御できない程度に泣きました」といったような場合にも使われているようです。 声が漏れるのと大声を上げるでは趣が異なりますから、「しゃくりあげるようにして泣きました」と言うべきところかもしれません。 世論調査の結果として、 『本来の意味である「大声をあげて泣く」で使う人が34.1パーセント、間違った意味「激しく泣く」で使う人が48.3パーセントという逆転した結果が出ている。』 という補足が下記辞書にも見えます。 http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E5%8F%B7%E6%B3%A3&stype=1&dtype=0
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- cxe28284
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号泣の本来の意味は大声をあげて泣くことですが、 「よかったわよ」程度では自分の感動が伝わらない、 そんな時対大げさに言ってしまうのでしょうね。 号泣できればしたでしょう。ぐらいの意味だと思います。 本当に号泣しなければならない時のため、とっておきたい言葉ですよね。
お礼
回答ありがとうございます。 どうも「号泣」の本来の意味「声を出して泣く」というのを よく知らずに使っているようです。
- qzec
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実際よりもおおげさに言うのは 日本に広く浸透している表現方法です 映画やドラマでちょっと涙が出たくらいなのに号泣したと言うのは、 感動したという事を強く伝えたいという気持ちの現れでしょうが 実際よりもおおげさに表現するのはは「誇張法」と言います このような表現方法は広く使われてますよ 何故かあなたは「号泣」に着目したようですけど、 この程度の誇張表現は世の中にありふれています 逆に、実際よりも小さく表現することもあります。これを抑言法といいます りっぱな犯罪をいたずらと表現したりすることですね 後は直接言いにくい語句を直接使わず他の言葉に置き換えて使う婉曲法とか 実際の意味とは逆の言葉を使う反語法とか 日本語は文字通りの意味で捉えられない表現方法はたくさんあります 日本人はそれほど意識しなくてもこれらを使いこなせているのがすごいところです よし、「誇張法をつかって大げさに表現しよう」なんて考えて使ってる人はいません 言う方は意識せずにこれらの表現を使い、聞くほうも意識しなくても相手の意図することを汲み取れるわけです (たまに誤解が生じることはありますけど) なのでまあ、普段は無意識に使ったり受け入れているのに 変に意識するからおかしく感じるんですよ 繰り返し言いますが、 文字通りの意味で捉えられない表現方法はいくらでもあり、 これは日本語として間違ってる訳ではありません 文字通りの意味で使わなければいけない訳ではない まずはそこを理解しましょう(無意識には理解しているはずですけどね)
お礼
回答ありがとうございます。 こういう用法は誇張法と言うのですね。 > 何故かあなたは「号泣」に着目したようですけど、 > この程度の誇張表現は世の中にありふれています No.3さんが回答で上げられた、文化庁の平成22年度「国語に関する世論調査」でも取り上げられているので、専門家の注目を集める現象ではあるようです。 誇張法の域を超えて、「号泣」の意味がスライドしてるように思います。
- mrkato
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インターネット用語、ブログ以降ものなんでしょうね。 反響が測れる、下手するとお金入る世界での書き方の意味で。 (笑)が新聞の対談記事発祥で極端に古い事と真逆で、 元は広告見出し語でも、素人が参加して意味や趣旨が無になる。 「涙、出てました」「泣けます」程度で自覚しているけれど 自制できなくて泣いたなら、号泣させられたって書くよね感。
お礼
ああ、映画の宣伝などで「号泣しました!」と濫用してるうちに 一般に広まってしまったのかもしれませんね。 回答ありがとうございます。
補足
No.3さんが回答で上げられた、文化庁の平成22年度「国語に関する世論調査」では 全世代に渡って、「号泣」の意味を「激しく泣く」と捉えている人が多いので、 ネットやブログの影響は比較的薄いと考えられます。
お礼
回答ありがとうございます。 早速、文化庁の世論調査を見てみました。 文化庁・平成22年度「国語に関する世論調査」 http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/index.html http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/h22/pdf/h22_chosa_kekka.pdf ア.大声を上げて泣く 34.1% イ.激しく泣く 48.3% アとイの両方 14.8% ア、イとは全く別の意味 1.0% わからない 1.8% すべての世代で「激しく泣く」が「大声を上げて泣く」を上回る。 特に50代は55.9%が「激しく泣く」と答えた。 と、いうことで私が思っているよりも「号泣」=「激しく泣く」というのが 年代を問わず世間に広まっているのがわかりました。 この結果にはかなり驚きました。