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カトリックが中南米で増えた理由
ローマ法王がアルゼンチン出身者となった理由の一つに中南米で信者が増えたことが挙げられていますが、なぜ増えてきたのでしょうか?中南米には現地で根付いている宗教などが無いからでしょうか。
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なぜ増えたかといえば、経済発展などを背景に中南米地域の人口が 増加したからです。 しかし、カトリック教徒の比率というと、減少傾向という調査結果も あります。 ブラジルではプロテスタントと逆転しそうな形勢とか・・・ 要因はイロイロあるようですが、実数では増加しているものの、 カトリック教会離れが進行中の地域というのが実状らしいです。 中南米地域の歴史はご存知でしょうか? そのほとんどはスペイン、ブラジルはポルトガルの植民地です。 この2国はカトリックの布教とセットで侵略し、植民地政策をすすめた ことは中学生ぐらいの世界史で習いましたよね。 既存の政治・宗教は徹底弾圧、虐殺を繰り返した結果が今の中南米 です。 結果、カトリック教徒が大半の国家が出来上がったわけですね。
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- trajaa
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歴史的経緯、社会環境を考える必要がある ・中南米諸国は、長年に渡ってスペイン・ポルトガルの植民地であった ・植民地経営の一つのアイテムとして、キリスト教の布教があった ・スペイン・ポルトガルなど南欧諸国はカソリック教国であったから、布教されるキリスト教も当然カソリックである ・WHOの発表している国別の合計特殊出生率を見れば分かるが、欧州諸国は高めのフランスでも1.9程度であるが ガテマラは4.15、ボリビアは3.50等と中南米諸国は出生率が比較的に高い 以上の事で、欧州諸国のカソリック教徒数に変化がなくとも、黙っていても中南米諸国の教徒数は増大することは明らか しかし、元々の人口比率などを見ても最近急に人口やカソリック教徒数が増えたわけではない ずっと以前から、中南米諸国の教徒数は多かった では何故今回なのか? ・カソリックの枢機卿は教区や管区を基準に任命されるが、その数はイタリアやその他欧州諸国の方が多数であり 中南米諸国出身の枢機卿は少ない ・法皇がが枢機卿の選挙で選ばれるようになってからも、長年の伝統を重視する保守的なカソリックの習性として 法皇=イタリア(少なくとも欧州)出身者という事が続いた しかし、社会環境の変化や宗教離れはカソリックの周辺でも無視できなくなりつつあり、変化を受け入れる(受け入れざるを得ない)素地ができていた 以上のようなことから、初の中南米出身の法皇が誕生したと思われる 『理由の一つに中南米で信者が増えたことが挙げられています』 その理由は、少し説明不足と思われる
お礼
以前から中南米信者の数は多かったのですか。それでは確かに中南米出身者の法王が誕生した主な理由にはなりませんね。 組織的、社会的理由が絡んでいることがよくわかりました。お早い回答ありがとうございました!
お礼
そもそもの人口が増加したことで、相対的に中南米の比率が高まったということでしたか。 なるほどよくわかりました。 お早いお返事だけでなく、歴史背景まで説明して下さりありがとうございました。