脳のニューロンやシナプスは丸ごとコピーできる？

質問

将来、例えば自分のクローンを作って、そのクローンに自分の脳内のニューロン配列（記憶）とそっくり同じ状態にして、自分の未来を託して安楽死する。

上記の様な記憶だけの延命措置をする事は、近い将来、技術的に可能なものでしょうか？

例えば、クローンの倫理的な問題はオリジナルが命を託す側になる事で解決したり、脳のコピーはスキャナーで脳内のシナプスを画像記録して、コピーにはその画像を元にしたりします。

IPS等の再生医療によりニューロン生成したり破壊できる小型の機械を脳内にて働かせて、脳のコピーを実現するみたいな・・・

２０年以内に実現する見込みはあると思いますか？

回答No.1

SPROCKETER · ベストアンサー

無理だと思います。

　ご存知だと思いますが、現在のコピー技術は写真や印刷と同様の平面状での複製技術で、立体の複製は出来ません。立体を複製する場合は表面形状だけのコピーしか出来ないのが実情です。

　脳をコピーしようとすると、脳を平面の集合として考え、平面内のシナプスのニューロンネットワークを順次コピーして、立体構造のシナプスをコピーする方法しかなく、現在の技術では複製を作る方法がありませんし、生き物であるシナプスを再構成してニューロンネットワークを作る方法がわかっておりません。

　シナプスをコピー出来るようにするには、薄膜上にバイオコンピュータを作り、ニューロンネットワークの情報を書き込んで、それを平面的に複製するのであれば可能でしょうが、人間の脳のシナプス構造を立体コピーするのは実現が難しいでしょう。

　バイオコンピュータが実現した未来でも、脳のコピーは容易な事では実現出来ないと思います。

参考URL：

http://ja.wikipedia.org/wiki/DNA%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF

お礼

回答ありがとうございます。

バイオコンピュータについては難しくて理解の届かなかったのですが、しかし、なんとなくですが「生き物であるシナプス」という表現にてコピーの難しさの印象を強く感じました。

シナプスが体の一部の単純細胞なら・・・例えば現在の再生医療でいうところの網膜や角膜の培養移植（単純的な細胞）と同じ様で、将来的に実用性があるのではないかと思いました。