- ベストアンサー
マイナスの効果量についての質問
- 2つのグループのアンケート結果をU検定で求めた後、マイナスの効果量が算出されることについての質問です。
- U検定の結果はすべて有意でしたので、マイナスの効果量を解釈することに問題はありません。
- マイナスの効果量を論文に記載する場合は、絶対値で記載することが一般的です。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
現時点で回答がないようなので、ご参考までに。 私は、「U検定」という手法や「効果量」という評価尺度があることを初めて知った程度のもので、アドバイスするような立場の人間ではないことを予めお断りしておきます。 「U検定」や「効果量」をネット検索して、「U検定」が独立な2組の標本の有意差の検定に用いられること、2組の標本の内でどちらが大きいかがわかれば情報として十分であることがわかりました。また、「効果量」は、p値がサンプルサイズによって値が変化するのに対し、サンプルサイズによって変化しない指標であることもわかりました。 効果量dは、次のように表されます。 d=[(実験群の平均値)-(統制群の平均値)]/[√{{(実験群の標準偏差)^2+(統制群の標準偏差)^2}/2}] この式をみると、dがプラスになるか、マイナスになるかは、2組の標本のうちでどちらを実験群とし、どちらを統制群とするかで決まることがわかります。関連性を考える上で、意味があるのはその大きさ(絶対値)であり、正負は実験群と統制群のどちらが大きいかを示しているのにすぎません。 また、下記URLのサイトでは、下記のようにdを絶対値で表していたので、絶対値表示で良いのではないでしょうか(このサイトの管理者は、個人的なメモであって、内容の保証はいたしかねますと書いています)。 d=|x1-x2|/sp あるいは、2組の標本のうちでどちらを実験群としたかを明記したうえで、マイナス表示するかですね。 U検定では、効果量の目安を、「小(Small) 0.10」「中(Medium) 0.30」「大(Large) 0.50」としているようです。 http://sc1.cc.kochi-u.ac.jp/~murakami/cgi-bin/FSW/fswiki.cgi?page=%B8%FA%B2%CC%CE%CC%A1%A6%B8%A1%C4%EA%CE%CF%A1%A6%A5%B5%A5%F3%A5%D7%A5%EB%A5%B5%A5%A4%A5%BA
お礼
ご回答ありがとうございました。 大変参考になりました。 感謝申し上げます。