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海外インタビュー放送時の日本語同時通訳について
テレビ番組(ニュース、バラエティー、tec.)で海外の現地人にインタビューして、日本語に同時通訳された音声や字幕がその場で流れる場面があると思います。 その際に敬語だったりタメ口だったりしますが、どの様に判断して区別してるのでしょうか。現地語にもよりますが敬語とタメ口の明確な違いもあるんですかね。
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海外の英語圏に住んでおります。(仕事はしているが通訳ではありません) 質問を受けた内容や場所、服装、、話し方などを日本人の期待するイメージとつなげて訳しているのでしょう。 >敬語とタメ口の明確な違い 実際に使っている英語にも違いはあります。使う単語や文章の配列や長さなどです。 曖昧に答えたいときのテクニックもあります。(ぼかして真実を伝えたい)(あるいはこの話はこれ以上聞かないほうが世間のためだとか言う意志) 身振りや表情も加味します。 しかしその人も実際は他人に回答しているわけです。親しい人(やらせの場合)で答えてるのではないでしょう。その場合は口語でも少し丁寧に訳しておくべきでしょうね。たとえ稚拙な文章だったとしても、よほど感情的になる内容でない限り、普通の人は他人に対する言葉の使い方を無意識に選んでいるはずです。(その人の生活範囲の中で、という意味です) 私が日本に帰って変な訳だなあと思う事があります。何でこんな声色や親しげな単語に訳すのだろうと。日本人がその民族や国に対しての印象もわかって面白いですけれど。でも実際は危険ですね。先入観や誤解を生みやすい。どの工事現場のおじさんであろうと、白衣を着た科学者であろうと、その人の生活圏で他人に対する喋り方を選んでいる部分を少し考慮した訳だと逆に訳す人の才能を感じ、更に人に対するマナーも感じますね。(ほぼ公平に扱うという意味)
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- HAL2(@HALTWO)
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>日本語に同時通訳された音声や字幕がその場で流れる場面があると思います。 いいえ、字幕に同時通訳はあり得ません。・・・そんな Speed で字幕を打ち込める同時通訳者がいたら見てみたいものです(笑)。 字幕は必ず収録した Video を編集する際に打ち込まれるものですので、状況に即して編集されています。 同時通訳とは同時通訳者が口答で翻訳するものであり、その技は常人にはちょっと信じられないようなものです。 「信じられないような」というのは、例えば英語では「私は 持っている 本を」と言うように文の構成が日本語とは異なることから、長い文章では最後の最後まで「本なのか CD なのか」といった対象物が判らないものなのですが、同時通訳のする人達はかなりの確度でその対象物を推測して言い切ってしまったり、明らかに数行或いは十数行前の文を日本語で言いながら現在の英語を聴いているといった技を見せてくれます。 野球の上手い人が遥か遠くの Batter が打った瞬間にくるりと後ろを向いて走り出して外野壁で正確に捕球したり、Pitcher が投げた Ball を最後まで見ることなしに複雑な変化球を打ち返したりするように、人間は現代の Robot や Computer では膨大な演算を行なってもなお困難なことを平気で行えるものなのですが、そうした訓練を数多くこなしている Pro' は信じられないような能力を見せてくれるものです。 敬語とタメ口との差異が殆んどない英語などで、その口調が敬語なのかタメ口なのかを判断するのは英語圏の言葉に堪能であるだけでなく、実際に英語圏の人々と数多く会話をする経験をしていないとできないものですが、文章にしてしまうと全く同じものになってしまうようなものでも、口調や語気、表情などからかなりの確度で推測できるものですよ。 ただし、同時通訳者は一般に、全て丁寧な口調で同時通訳する筈であり、妙に敬語だったりタメ口の日本語で表現されているものは殆んどが同時通訳ではなく、後から編集されたものであろうと思います。 ちなみに同時通訳者は頭の中で何語で考えているのか御存知でしょうか? ・・・答えは何語でもありません(笑)。 英語が耳に入ってくると言葉にも映像にもできない独特の Image が頭の中に形作られ、それを日本語で口答表現しているような感じになります。 頭の中で翻訳などしていたら到底会話に追い付けずに喋ることすらままなりませんので、英語で会話する時は英語で物事を考え、日本語で会話する時は日本語で物事を考えるものなのですが、同時通訳の時は『無心』というか、日本語でも英語でもない Image が頭に貼り付くもののようですね。 そう同時通訳者の人が言っていました。 私も通訳の仕事を何度かしたことがあるのですが、双方の話が重なって忙しくなると、確かに頭の中には何語なのか判らない Image だけにして無心に通訳した経験があります。
お礼
詳しいご回答をどうも有り難うございました。そうですよね、生放送でもなければ編集されてますよね。映像と音声や字幕が同時に流れているのを、同時通訳と言い表したのは全くの舌足らずでした。表現の難しさというか自らの浅学を痛感致しました。 それにしましても通訳者のお仕事もプロの離れ業だったんですね。改めて言語の奥深さを思い知った気分です。感謝申し上げます。
お礼
お礼が遅れまして申し訳ございません。大変ご無礼致しました。そうでしたか。言語は最もなコミュニケーション手段ですが、それだけ複雑で奥が深いですよね。 伝え伝わることの難しさは世を問わず変わりませんし。あと単純に言葉だけでなく、他の要素が複合に絡むのも確かですよね。 私もたまに海外旅行しますがカタコトの下手な英語しか話せずとも、何とかなるのもだからかも知れません。 しかし何語であろうと軽んじることなく、誰もが気を付けて慎重に話すのは心得ごとでしょうね。