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「上梓」とは謙譲語ではない?「上」と「梓」の意味と使い方
- 「上梓」とは謙譲語ではなく、出版の意味で使われる言葉です。辞書で調べると謙譲の意味はありません。教えて系のサイトによると、「上」という文字が謙譲を連想させるため、そのように使われるようになったとされています。
- 「上梓」という言葉の「上」とはなんの意味なのか、辞書では明確な説明はありません。検索でも詳しい情報を見つけることはできませんでした。
- 「上梓」は特定のシチュエーションに限定される言葉ではありません。一般的には「出版」という意味で使われますが、すべての文章において「上梓」に置き換えられるわけではありません。結局のところ、「上梓」という言葉の使い方は使う人や文脈によって異なる可能性があります。
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上梓は、書き下し文にすると「梓ニ上(のぼ)ス」です。 上す(または「上せる」)には、書き記すという意味があります。 (上木という言葉もあります。) 大辞林の「のぼせる」にはそのまま、「[3] (「梓(し)にのぼせる」の形で) 印刷して出版する。」とでていました。 原義からみれば、シチュエーションや文章の内容(?)には関わらないので、 使ってよいと思います。 文章語の堅い感じはあるので、あまりにもくだらないものに使うとギャップが あるかもしれませんが。
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- yanhua
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1.謙譲語ではありません。 2.「上」という文字が謙譲を連想させ。 「上」という字が使われているため上品なイメージがついた、 などは情緒的解釈で根拠不明。 そのように考えた人も居るということ? 3.上梓の「上」はNo1,2両氏の解説にあり。 但し、上場の場合は市場に出す、市場に上げる。 木片に載せるの用法とは異なります。 “上”のおおもとの字義に戻れば同じことですが。 4.「出版」という言葉は、すべて上梓に置き換え可能ではない。 質問者氏の出版に対する概念が不明です。 出版は上梓の意味を含むが更に幅が広い。 発刊・発行・刊行・上梓 など全般的かつ曖昧-後述。 *個人的理解: ・複製物も出版の対照ですが上梓とは言わないでしょうネ。 ・出版は社会に直結するが、上梓は控えめな? ・文語の範疇ゆえに、 著作物の性格や内容、文体に馴染まない場合がありそう。 ・以上のことを無視して/弁えずに使っても意味は通じる。 語原です。 上梓:文字を木版に刻して印刷(転写)すること。付梓とも。《辞海》。 ・・・著作物を印刷冊子にすること。 此の範囲では出版の範疇。 出版:19世紀末日本で生まれた語。現在は中国語でも常用。 意味は日本語と同じ(と理解される)。 CDやネットなど電子媒体も含む。 中国語辞書には日本からの外来語として記載。《漢語詞典》。 念のため出来る範囲で確認したところ、 上梓 は中国周代の古文献(冬官考工)に登場しますが、 出版 は清朝文献まで登場しません。末期に日本から流入したもの。 参考:類語は他にもありますが、 確認の手間を省くならば、例えばこんな風に整理している方も。 http://royamawiki.tumblr.com/post/25560592308 「出版」=印刷物を冊子にして広めること。新聞には使用しない。 「発行」=本に限らず、有価値なものを印刷し、交付すること。 お札の発行、切手の発行。新聞の発行。 「発刊」=継続して出版されるものを出すこと。雑誌を発刊する。 「刊行」=本にして広めること。 「上梓」=本にして出すことの、古臭くはあるが、教養のある言い方。 「私は先月、小説集を上梓した」。 *ご自分で辞書に当たってください。
お礼
回答ありがとうございます!! >情緒的解釈で根拠不明。 いや、根拠とかじゃなくて(笑)その回答者は「ではないか?」と自分の推測を書いてくれているわけです。単なる個人の感想です。 それは私の文章を読めば分かりますよね? >4.「出版」という言葉は、すべて上梓に置き換え可能ではない。 そうなんですね。ありがとうございます。 でもどうして置き換え不可なのか、そしてどういう場合が不可なのかが知りたいのですが、 >以上のことを無視して/弁えずに使っても意味は通じる。 となると「え?じゃあ置き換え可能でしょ?」となってしまいます。 > *ご自分で辞書に当たってください。 あたりました(笑)あたった上でニュアンスの問題なのか、一般的な感覚なのか、社会的ルールなのか、とにかく使い分けされている理由、そのポイントを知りたかったのです。 なんとなく、全体ずれている回答のような気がします。 ただ、雑学としてはとても楽しかったです。 いろいろ調べてくださり助かりました。ありがとうございます。
- Nakay702
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> 上梓の「上」はなんの意味なんでしょう? ⇒“昔は「梓(あずさ)」の版木に刻んで図書を印刷したからという” と国語辞典(岩波)に説明されています。つまり、この場合の「上」は 「梓の上にのせる」ということではないでしょうか。 「株などを上場する」などと言うときの、「上」と同じような使い方では ないかと思います。 > 本来の意味としては、どのような文章でも「出版」の意味であれば 使っていいのでしょうか? ⇒おそらくほとんどの場合可能と思いますが、ただ「上梓」には古語 的という感じがあるかも知れませんね。
お礼
回答ありがとうございます!!! > 「梓の上にのせる」ということではないでしょうか。 > 「株などを上場する」などと言うときの、「上」と同じような使い方では ないかと思います。 そうなんですね。 読んでいただく的な謙譲の意味はやはりそもそもないということでしょうか。 > ただ「上梓」には古語的という感じがあるかも知れませんね。 そうなんですよね。 だから現代人にはなんとなく、上品というか丁寧、改まった感じに聞こえるのでしょうか。
お礼
>上す(または「上せる」)には、書き記すという意味があります。 >大辞林の「のぼせる」にはそのまま、「[3] (「梓(し)にのぼせる」の形で) 印刷して出版する。」とでていました。 そうですか・・・なんかしっくりきます。 はるか昔は、執筆・出版すること自体に恭しいイメージがあったのではないでしょうか。 だって識字率だって数パーセントの時代があったわけですし。 じゃなきゃ、やっぱ「上」の字は使わないと思うのですよ。 とにかくあまりくだらないものには使わない方向でいきます。 ご回答ありがとうございました。