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小さな工場への就職とは?福利厚生やボーナスの充実度は?
- 大卒でも小さな工場に就職することは劣等感を感じるかもしれませんが、実際には経験や能力が重視される場合もあります。
- 工業大学ではなく、経済の大学を卒業した人が工場へ就職する場合、周囲からは何をしているのか疑問視されることもあるかもしれません。
- ただし、大卒であれば将来的に役職につくことができる可能性もあります。
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私は、半世紀以上前に小企業に就職した者です。友人は、大企業に就職した人が大部分です。兄2人も大企業でした。 会社は福利厚生施設も大企業に比較するとほとんど無いに等しく、給料もボーナスも低かったと思います。新婚旅行も兄の勤務先の保養所を使わせてもらったような有様です。結婚式も借金して挙げましたから、新婦から「あなたは、蓄えがないわねえ。何に注ぎ込んじゃったの?」と聞かれました。同窓会に出ても、友人は誇らしげに社名の入った名刺を出しているのに、私は、最初から持参しませんでした。コンプレックスを抱いていたのかも知れません。 それでもその後、次第に成長して、定年になった頃には、時価総額が1兆円をこえ、従業員数も万人の単位になっていました。今もソニーやキヤノンを上回る高株価を維持しています。 大企業と小企業はどちらがよいかの話になりますが、それぞれ一長一短があると思います。 大企業は、就職した当初から、安定しており、何かと恵まれていると思います。先輩も多いので、出身校ごとに互助会を結成することも出来ます。人数が多い分、分担によって仕事が細分化されているので、一人一人にはそんなに広いレパートリーも要求されない。自分にできないことでも、誰かが代わってやってくれる、教えてもらえる。 自分が休んでも居なくなっても全然支障が出ない。できないことは殆ど無い。それだけの余裕があるように思います。待遇は良い。要するに、スタートからして有利であると言うことです。 基幹業務が成熟していますから、上司や先輩から指示を受けて、教えて貰ってその通りに、失敗しないように、きちんとやって行けば職務を果たせることが多いし、それが求められる。堅実に業務を遂行し、失敗しないことは、非常に重要です。 小企業は、知的にも物的にも資産が決定的に無いゼロに近い状態から出発していますから、創業間もない時期なら、社長が製造も人事も経理も財務も営業も総務も研究開発も全部こなしてゆかなければない状態であったはずです。 そのような会社なら、社長が体験し苦労してきたようなマルチプレーヤーの能力が要求されます。それはたいへんしんどいことです。しかし、上司やトップとは身近になれ、その人柄に間近に触れる事ができます。 一人の人間として認められることは、たいへん、生き甲斐もやり甲斐もあることです。自分を奮い立たせてくれます。これは、考えようによっては、自分にとって大きな試練になりますとともに、学校では到底学べないハイレベルの生きた勉強にもなります。 小企業は、大企業や同業の模倣をしていては、いつまで経っても黄塵を拝することから抜けられませんから、アイデア、独創性、挑戦する勇気が要求されます。いつまでも教科書や参考書にあるような既存の知識や技能に頼っていては勤まらない一面があります。 その意味では、高卒者のほうが、大卒者よりも柔軟性があって優れていることも少なくありません。小企業では、専門学部を出てきた人よりも、異分野から来た人の方が視野も広く、優れた業績を示すことも多いのです。 要は、貴方がどう生きて行きたいかにかかっていると思います。貴方自身の選択と志の貫徹です。 >高卒の方は大卒に対して、劣等感を抱くとしても、実質的な扱いとかは変わるのでしょうか? 高卒者は、当初こそ劣等感を抱く時期もあるかと思いますが、その劣等感をバネにして、奮起して大きな発明をするとかして、目立って行くことが多いので、要は本人次第だと思います。高卒資格だけで博士号を取得した人も何人かを知っています。 難関大学を出た人であっても、学歴に慢心してか、伸びないことも多いので、学歴さえあれば、将来が保障されているということでもないのです。 >ある主婦から聞いたところ40歳くらいからは能力が同じなら大卒から役職につくんだよ、夫は高卒だから苦労したと聞きました。 昔は、高卒以下の人口が大部分で、大卒は少数で珍しかったものですから、「あの人は大卒」というだけで、みんなで盲目的に持ち上げた。役職者に奉戴して従った。上司の学歴が我らの誇りであった。というようなこともありましたが、今後は、皆の見る目も人物本位の方向に変わってくると思います。 大学を出ていても、受験勉強だけに専念して、アルバイトすらしたこともない。社会で揉まれたことも無いままに体だけが大きくなっても、人間ができていない。欠陥人間のような悪印象を周りに与えている人も少なくありません。 大学在籍といっても数年程度のことでしょう。そこで学ぶことは、あれもこれも学んでおけば、将来のいつか、役に立つかも知れないとの思いで通学したのでしょうが、内容も既知の知識や事柄ばかりです。 社会に出れば、これまでに学んだ事の無いような新しい難題に遭遇します。そこでは、応用力が重要になります。ですから、大学での数年間の学歴が40歳ぐらいになって役に立つかどうかと言うよりも、卒業後の20数年のほうが遙かに長いのですから、実社会での過ごし方、処し方のほうが遙かに重要であると思います。 >工業大卒ならともかく、それ以外の経済の大学の人等が工場へ就職する場合、あいつは何をしているんだ、就職先も見つからなかったとか思われるのでしょうか? 工業大を出たといっても、最近のような革新の激しい時代にあっては、持てる能力もすぐに陳腐化してしまいますので、長く続く訳ではないでしょう。 人材があり余っている企業なら、経済学部を出ていても、経理課員といった狭い範囲の単調で退屈な仕事になるかもしれません。しかし、小企業でしたら、社長秘書、人事、経理、財務、総務、資材、研究開発、技術、工場管理、営業、・・・・と広く担当しなくてはならなくなる可能性があります。これは、自身を錬磨してくれる上で、願っても無い機会になります。これは、決して恥ずべきことではなく、むしろ胸を張って世に誇れることです。 >大卒になるからには将来役職につかなければ意味が大学に行った意味がないのでしょうか? 大企業では、組織が重視されますから、会社から与えられた役職や肩書きがなければ、部下が言うことを聞いてくれませんし、ほかの人や出入り業者からも無視される事もあると思います。 あなたという人間ではなくて、その肩書きがものを言っているわけです。貴方が名刺を相手に渡されたとします。そこで、相手が見るのは、社名、部署、そして次が役職や地位です。極端な言い方をしますと、貴方は誰だっていい。誰であっても同じなのです。 小企業であれば、実績さえ積み上げて行けば、評判はすぐにトップまで、場合によっては世間にまで届きますから、誰知らぬ者はいなくなります。役職に書かれた狭い範囲にとどまらず、もっと広範囲で信望を集めることができます。信望さえあれば、「あいつは、役職なんぞ無くてもやってゆける」ということになります。 役職や権限を上から与えられても、本人がそれ以上の器で無ければ、長くは続きませんし、ましてや左遷されたり、退職をしたりしたら、それこそ惨めな姿になります。 私も昔風の縁者から、資本金、従業員数、知名度などをうるさく言われて閉口したことがありますが、規模を追えば追うほど、ますます単調な大量生産型の企業になって行くつく先は過剰生産に陥り、人員削減、工場売却に追い込まれるリスクも大きくなります。 従業員数に頼る、注文が増えたら採用して人数を増やすといったやり方で国際競争に勝ち抜けるのか?という疑問もあります。 いつまでも少人数のままであっても、優良企業は優良企業なのです。規模や人数が重要なのではなくて中身です。企業の質、社員の質であると思います。 NHKテレビの日曜日朝に放送されている「ルソンの壺」を視ていますが、感心することがたくさんあります。ご参考になると思います。 ここでもほかの方々からも非常に的確な回答が寄せられていますから、どうかご参考になさってください。 結局は貴方ご自身の長い人生とその間のライフワークにかかわることです。ご自身に決めていただくしかありません。
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思えば、僕なんか、教条的に「差別は行けないことだ」と思っていました。学校でそういう教育もあったし、マスメディアや映画、読書、その他の芸術作品からもそのようなメッセージを絶えず浴びながら育ってきたと思います。 学歴社会なんてとっくに壊れていると思っていました。僕は某国立大学の経済学部卒です。僕自身は大した大学だと思っていないのですが、世間では意外と高く評価されているらしい、なんてことを知ったのは卒業後のことです。僕自身が大したことがないだけでなく、同級生たちもそんなにすごいとは思えなかったからです。 学歴社会の現実を知ることがないまま、大学に進学し、卒業したということです。進学校だった高校の時のことも含め、その中にいると、その凄さというか価値に気づけなかったのかもしれません。高校や大学の時は大したことがないな、と思っていたけれども、いざ社会に出てみると、もっとひどかったっていう。買いかぶりすぎていたのでしょう。 学歴にもやっぱり品質保証期限みたいなものがあって、せいぜい3年くらいのものだろうということでした。3年を過ぎたらそっからは自力で行くしかないって感じでしょう。 会社の中で学歴がどういう意味を持っているのかってのは、会社によって違うと思います。まったく気にしないところも増えているでしょうし、厳然としてその格差が存在しているところもあるでしょう。入ってみないとわからないってことです。 会社は組織なので、役割分担で成り立っています。一つの例として社長を挙げますが、すべての人が社長になれるわけがないし、なる必要もないでしょう。それだと会社は成り立たない。 推測ですが、昔は、大学に進学する人が少なかったわけだし、それだけ希少価値があったわけです。知識だけじゃなくて、大卒の人たちが持っている人脈なども考慮したら、やっぱり組織の中で高い地位に就けておいた方が、会社としても利益が大きいだろうと思われていた時代だったんでしょう。今はそんな時代ではなくなっていると言われています。(実際にはあんまり変わってない気がしますけど。) 感覚的に言えば、今の日本の中で、所謂エリート大学だと言えるのは東京大学と京都大学くらいでしょう。それも、その中での上位1~2割じゃないでしょうか。根拠はありませんけど、そんな感じです。残りは「井の中の蛙、大海を知らず」だと思います。まだ、大卒がエリートだという意識を持っている世代が現役にいますので、すぐに消えることはないと思いますが、いずれそういう風潮は消えるでしょう。 要は、学歴の差ってのは上下関係じゃなくて、役割分担だってことですね。どっちが偉いってことじゃないわけです。それが固定されずにどんどん流動化・液状化していっています。本当に大変な時代です。まだ役割が固定されていた方が幾分分かり易い世の中だったんでしょうけども、もう昔に戻ることはできません。 変な言い方ですが、高学歴なのに学歴なんてどうでもいいと思っている優秀な人達がいて、その人達の活躍で、その学歴の価値が高まるという循環があるみたいです。それでやっぱり学歴が大事だっていうことになってるんでしょう。 まとまりがなくなってしまいましたが、会社に入ったら、学歴なんて忘れた方がいいと思います。とにかく仕事をがんばりましょう。回答になっていますでしょうか。
- arahig9ah4
- ベストアンサー率31% (31/98)
色々書かれているようですが、私の結論は「貴方は何をしたいか」に尽きると思います。 これまでもそうでしたが、これからもなると思います。自分が何が好きでやりたいか。 「好きでやりたい」ことが出来る職場を選ぶべきだと思います。世の中絶対はありません。 大手が安泰でもありません。昨今の家電メーカーを見ればわかるでしょう。中小が良いとも言えません。 要はやりたいことをやっていれば、悪くなってもその境遇に耐えられるということです。 やりたいことがはっきりしておられればいいですが、何か良く分からなったら真剣に考えて見つけて下さい。 還暦を迎え、知人友人の生き様をみるにつけそれを実感します。
お礼
いろんなことに迷っているのが現実です。 今の判断が正しいのか、その判断以外の可能性の排除で考えています。
- Ice-Trucker
- ベストアンサー率24% (453/1816)
あなたのお父さんの言っていることはなんとなくわかりますけど、でもちょっと違う気もしますね。 いろいろ心配があるのでしょう。 私は小さい会社の方が好きですけどね。 私の最初の就職先は、工場ではなかったけど30人しかいなかったし(辞めるときは200人になっていましたが)。 >工業大卒ならともかく、それ以外の経済の大学の人等が >工場へ就職する場合、あいつは何をしているんだ、 >就職先も見つからなかったとか思われるのでしょうか? 他人がどう思おうと、そんなことがあなたにとっては重要ですか? >大卒になるからには将来役職につかなければ意味が >大学に行った意味がないのでしょうか? 役職につくのは、その能力があるかどうかと、本人の希望と、そのポジションがあるかどうかの問題です。世の中には、役職についていない大卒の人はたくさんいます。 私の先輩はエンジニアで役職ではありませんが年収2500万円あります。あほらしくて役職なんてなりませんね。 一方私は役職で部下を持ってマネジャーをしていますが、理由としてはマネジメントに興味があったからマネジャーになっただけです。 ご参考になれば幸いです。
お礼
参考になります。 ありがとうございます。
お礼
思いのままにありがとうございます。 今後にも参考にさせて頂きます。