- ベストアンサー
江戸時代、産地による米の価格差
おいしい米とそうでない米とでは、当然価格に差が出ると思いますが、 銘柄や産地によって価格にどのくらいの差がありましたか。 評判のよい米の産地はどこですか。 江戸時代の物価を現代と比較するとき、「米の値段」を基に比較することが多いですから、ちょっとした疑問です。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
http://www.jcfia.gr.jp/study/ronbun-pdf/no10/1.pdf 正月卅日出し 筑前米 八拾五匁六分 ヒ後米 九拾弐匁 ……(中略)…… 出雲米 六拾六匁五分 とかかなり違います。
お礼
的確な資料を教えて下さって誠にありがとうございます。 想像していた以上に、価格はずいぶん違いますね。 やはり、うまい米は人気が高く、値段も高い。 当たり前のことですが、同じ百石取りでも出雲藩士は肥後藩士よりかなり実入りが少なくなることが分かりました。 「米1石=金1両=銀60匁(元禄時代公定換算率)として…」というような話をよく聞きますが、この話の根拠となる米1石=銀60匁の相場は、大坂堂島米会所の取引価格のようです。 これは、蔵米の米百石単位での取引価格ですから町の消費者価格は、もっと高くなるはずです。 大工の日当などを比較するときには、米の消費者価格を基準に考えねばならないということにも気づきました。 すべて、教えて下さった資料から分かったことです。 感謝します。