- ベストアンサー
総合水事業会社と素材会社の業務範囲
栗田工業のような水事業会社って水処理のためのプラント建設を主な事業としています。でもその水を処理するために分離濾過膜って多分必要ですよね。この分離濾過膜って素材メーカー(旭化成とか)で作ったものを、自社で作ったプラントに取り入れて建設してるのでしょうか?それとも自社でそういった濾過膜も作ってる?はたまた濾過膜は使わないで建設をしているのでしょうか? 水事業会社はOB訪問や説明会は行っていません。(まだやってないし満席)HP等は見たのですがいまいち分かりませんでした。 業界についての見識がある方、いらっしゃいましたら宜しくお願い致します。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちわ。 水処理プラントのエンジニアリング会社から転職し、膜を作っている素材メーカーに在社している者です。 ご質問に対する回答ですが、水処理会社は自社で分離膜を製造はしていません。全て、素材メーカー(膜メーカー)からの購入品となります。 水処理プラント会社で分離膜を製造できる会社は存在していないと思います。(少なくとも日本では) 膜を製造するには大規模な製造設備とノウハウが必要なため簡単にはできないのでしょう。 逆に、旭化成や東レのような膜メーカーが、グループ内に水処理プラントを建設する子会社を持っていることはあります。ただし、本格的に水事業をやっているわけではなく、自社の製造工場内の水処理設備を建設、保守する程度で、あくまでも自社向けの仕事が大半のようです。 また、分離膜(逆浸透膜、精密濾過膜、限界濾過膜等々)は水処理では必ずと言っていいほど使われおります。分離膜なしでは水処理プラントは成り立たないでしょう。 その理由は、膜分離が水処理技術の中でも最も安価かつ高性能だからです。 どちらに就職しても、水事業に関われることには変わりませんので、どちらの方がご自身のスキルが生かせるか、どちらの仕事が面白そうかで決められると良いかと思います。