熱硬化性樹脂の応力緩和現象について
樹脂は典型的な粘弾性挙動を示す物質であり、
その粘弾性挙動には応力緩和という現象があると承知しております。
応力緩和とは一般に、初期の弾性ひずみがクリープひずみに置き換わって
いく現象として説明されていると思います。
しかし、固体状態の熱硬化性樹脂の場合、塑性ひずみ(永久に残るひずみ)はほとんど生じないので、永久に残るクリープひずみも生じないと考えておりますが、これは間違いでしょうか?
もし、クリープひずみもほとんど生じないのだとすれば、熱硬化性樹脂の応力緩和はどのようにして説明されるのでしょうか?
それとも、固体状態の熱硬化性樹脂はほとんど応力緩和しないのでしょうか?
よろしくお願い致します。