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GHQの日本弱体化
GHQの日本弱体化政策について教えてください。 どこをどう弱体化したのでしょうか?たとえば教育の民主化と称しても中身は弱体化な感じがしますし。行政の縦割り、国民がばらばらもまさか弱体化の影響?
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安岡正篤の主張なら他の方が説明しているので省きます。 ちなみに私は安岡の陰謀論は、ナンセンスで論理的でないと考えます。 なぜなら戦後にGHQの推進で「日本を全く骨抜きにするこの3R、5D、3S政策」が在ったとする安岡の主張は「事実」を見れば説得力が無い。 寧ろ「日本人はむしろ喜んで、これに応じ、これに迎合した」なら日本人の肝が据わっていた証拠であり、日本の戦後復興の事実を見れば骨抜きとは呼ばぬ。 なのにそれを「あるいはこれに乗じて野心家が輩出してきた。日教組というものがその代表的ものであります。」は論理じゃない。 日教組を批判したいなら日教組が実際にやった事実を持って批判しないと、この様な陰謀論に混ぜれば日教組批判をトンデモ論にしかねない効果がある。 だから事実だけで述べる。 先ず、大日本帝国憲法は、東アジア初の『近代憲法』と呼ばれ、近代憲法の理念は『近代的立憲主義、自由主義、民主主義』です。 近代的立憲主義とは絶対王政を否定し、人民主権または国民主権を謳い、君主国家であって君主は憲法により権力の制限を受け、人民または国民に主権が在る事を意味します。 ただし帝国憲法は当時の自由主義の人権である天賦人権を、国民に未だ『自由』の理解が浸透していないと考え、一時的に『国家が人権を与える』国賦人権とし、民主主義も男女同権の思想は既に輸入されていましたが同様に理解が浸透していないとして、一時的に男性にだけ選挙権が与えられます。 ちなみに大河ドラマ主人公の新島八重さんは、明治日本に於いて男女同権の思想を持った女性です。 その近代化と民主化を薦める日本は、技術と思想の両方を欧米から学ぶ状態でした。 ところがそうして続いた民主化が、大正時代に於いて国粋主義者による欧米思想(特に自由主義)の否定や、統帥権を軍部官僚の利権の食い物にされた結果、日本は官僚支配さらには欧米思想を否定する国粋主義の台頭により『自由主義』が否定され思考停止に陥り、日本は破滅の道を転がり落ちるのです。 その後の敗戦、そして連合軍による支配、さらにGHQが急がせた日本国憲法制定と続きます。 しかし実はGHQが押し付けたとされる憲法ですが、日本を弱体化させたのは武力だけなんです。 他の部分は先にもあげたように国粋主義者どもを排除できたので、むしろ明治憲法が成立した当時の未完成の部分を完成させたに過ぎない。 さて日本国憲法はどの様な憲法か? 先の明治憲法では自由主義、民主主義が日本人の理解度から不十分であった。 それを日本国憲法に改める時に、人権を本来の天賦人権に戻し、選挙権を男女20歳以上とした。 教育制度はGHQがテスト的に導入したので問題がありますが、基本理念だけを見れば何が押し付けられたのか判ります。 現行憲法の理念は『国民主権=立憲主義、基本的人権(ただし天賦人権)の尊重=自由主義、平和主義、象徴天皇、議会制民主主義』です。 象徴天皇は軍部官僚に統帥権が利用されたのを受けて、日本人の立場で二度と国家権力に利用されないために『国家元首』の文言を敢えて外し曖昧とし、『象徴』とすることで『天皇と皇室』を守った。 つまり理念を見比べれば、日本国憲法で増えたのは『平和主義』(憲法9条第二項)だけです。 憲法9条第一項は、もともと帝国時代に日本が批准したパリ不戦条約の明文化に過ぎません。 つまり日本国憲法の理念だけ見れば『平和主義』の部分、憲法9条第二項だけがGHQが押し付けた日本弱体化の正体になります。 行政が縦割りなのはGHQの押し付けじゃなく、戦前の制度がそのまま残った物です。 国民がバラバラだというのは、単なる主観に過ぎません。 現に先の東日本大震災では、寧ろ日本人の『絆』が明確になったほどです。 教育制度は弱体化を目的としたのではなく、寧ろ実験制度だという見方が正しい。 それにGHQが押し付けたと主張された、教育基本法は2006年の安倍内閣ですでに改正されている。 従って教育制度が押し付けだとの主張は、もはや通用はしない。 つまり現状では、GHQが弱体化したのは軍事力に対する部分だけです。 他の部分は、寧ろ昔から日本人の中にあったもので、GHQが押し付けたり弱体化を狙ったのではない。 それを主張するのは、かつて排除された国粋主義者という排他的民族主義であり、本来の日本人の本質を否定する連中の欺瞞であり誤魔化しに過ぎません。 日本人は、諸外国の文化を吸収するのが得意で、しかも昇華させる力があるから素晴らしいのです。 欧米文化を排除しようとした国粋主義者どもの短絡思考こそが、日本の歴史上の最大の汚点です。 排他的民族主義は、寧ろ日本人の歴史的な偉業を否定することですよ。
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- hekiyu
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ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム (War Guilt Information Program、略称WGIP) のことでしょうか? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0 戦争が終わって、物理的支配が完了すれば、次は 心理的に支配する、ということは何処の国でも 何時の時代でもやられてきたことです。 その最たるものは、あの憲法の押しつけでしょう。 9条はその典型です。 その他に有名なモノとしては。 1,いわゆる3S政策があります。 セックス、スポーツ、スクリーン(映画)です。 米国並みにセックスを自由化し、武術を禁止して スポーツをやらせ、映画で骨抜きにする、という 政策です。 2,日本を、悪い軍部と、軍部に騙された国民と二分し 対立させました。 軍歌右翼は、天皇と国民を対立させるためだ、という 説がありますが、これはどうでしょう。 3,大東亜戦争という言葉の使用の禁止もその一環です。 これだと欧米の侵略からアジアを守る防衛戦争であった ということになりかねないからです。 つまり、あれは日本が悪者で、欧米が正義の使者、中国が 被害者という図式です。 そうやって日本人に贖罪意識を植え付けました。 4,修身、国史、地理の授業が禁止されました。 このようなものがあげられます。 お陰で、日本人は軍事的見地から政治を観る眼が失われ なんで半島を併合したのか、日清日露戦争は何の為に 行われたのか、理解できない人ばかりになってしまいました。