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死刑反対の意見についてあなたはどう思いますか?
ある人がこう述べました。あなたはどう思いますか? 死刑問題で議論になると、冤罪とか抑止力とか民意とか、死とは別の話に摩り替わります。 死刑反対の真の理由は人が人の人生を終わらせる権利など無いで良いと思います。
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私は死刑存置論者ですが、死刑執行と廃止論は宗教、哲学、社会感情が絡み、現在でも不毛の論議となっております。 抑止力が死とはべつの話にすり替わっているとありましたが、実際に殺人を犯させないために死刑執行を行使している国もあります。 でも、データ的には、死刑廃止にしたからと言って犯罪者が増えたという例もあまりないようで、結果的には検討は困難です。 トマス・ホッブスやカントなどの啓蒙思想家は、三大人権である「生命権」「自由権」「財産権」の社会契約の違反であるので、死刑は合理的な帰結であるとしてます。 廃止論では、ハンムラビ法典のような「目には目を。歯には歯を」とした応報刑は別として、ユダヤ教やキリスト教の聖典のように「汝殺すなかれ→これは誤訳であり実際には 殺人を犯すことなかれ」との教義であり、あくまで戦争とは別にして犯罪としての殺人を禁じるものであって、死刑そのものを否定するものではない。 (キリストは、罪に対する許しと贖罪を強調したため、教義において応報を理由に死刑を正当化することが出来なかった) ある意味では、廃止されて終身刑となった場合、生涯奴隷状態と苦しみの中に過ぎさせるので、見せしめの刑として死刑以上に残酷な刑罰と考えられます。 1989年、国連総会において「死刑廃止議定書」が採択され、世界の多くの国々が廃止及び停止をしており、現在 死刑執行国は20カ国程度となっております。 2007年には、国連拷問禁止委員会から日本に対して死刑停止を勧告までしてきていますが、日本人の7割以上が死刑存置論者のはずで、これは日本人の昔からの文化というか、国民性のことで、いらぬお世話としか思いません。 死刑執行とは、ある意味での線引きです。 私利私欲のために殺人を犯しながら、何の罪もない被害者やその家族に対して補えるのは、やはり死して償うのが当然と考えます。
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>死刑反対の真の理由は人が人の人生を終わらせる権利など無いで良いと思います。 殺意を持った上で意図して殺した人が死刑にならないのなら意味が本末転倒です。 これでは法律は何を意味するでしょうね? 行動自体に抑止を保障出来ないなら、最後は本人の命で償ってもらうしかありません。 反対する人は名も知らない人の将来起こる不確定要素を保障しなければなりませんし、そうするべきです。 でなければ被害者(遺族)が1兆円支払え(馬鹿げた金額でも)と言えば将来死ぬまで遺族に支払い続けるべきでしょう。 冤罪は警察の捜査の過程で起こる問題です、冤罪で死刑が出れば担当官は公開処刑で良いでしょう。 知る限り、捜査で自白の強要などの例が多い。 ”推定無罪”と言うように、思い込や決めつけで捜査を疎かにするからです。 中国などでは、多くの人がそれらの理由から命を失った人も多いでしょう。
- Subaru_Hasegawa
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死刑であれ懲役刑であれ、人生を変えることには何の変わりもない。 それは法に関わる人間の無責任さから出た言葉です。罪人の権利を謳う前に、 被害者の権利を考えましょう。人間の社会で存在が赦されないのは、 人間が寄り添って生きていく社会において、人間を殺す存在です。 死刑反対を正当化するのであれば、罪人を矯正できる教育戦略を 明確化しなければいけない。それも無しに野放しにされれば、寧ろ、 被害者や他の無関係な人に迷惑がかかります。
>死刑反対の真の理由は人が人の人生を終わらせる権利など無いで良いと思います。 じゃあ「戦争」は?って思います。