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実生苗からの文旦
茨城県鹿島地方に住んでいますが、頂いた土佐文旦の種を興味本位で蒔いてから30年近くが経ちますが、一向に花も咲きません。 気候が合わないためでしょうか? 何が理由かご存じの方教えて頂けないでしょうか。 ちなみに、同じ頃蒔いた輸入物のオレンジ(サンキスト?)は、10数年後に実を着けるようになり 今では毎年採れます、但し味の方は酸味が強く元のオレンジとは、似ても似つかない? 食味で、ジャム用にしかなりません。 (実際は接ぎ木で育てるのかどうかも分かりませんが、台木のほうの実かも?と、想像しています) よろしくお願いします。
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柑橘類の種には単胚と多胚があって文旦は単胚です。 多胚の場合は一つの種の中に複数の芽の元になる胚があって 一つだけ雑種で残り殆どが親と同じクローンです。 (レモンや温州ミカンは単胚に比較すると雑種が出来にくい。) 単胚の場合は他の品種の柑橘類と交雑するので雑種が良く出来ます。 雑種の場合は出来の良いのと悪いのとがありますので30年程経っても 開花結実しないのならお気の毒ですが外れかも・・・。 (せっかくなので切り倒さずに枝に実の成る柑橘の枝接ぎをされると良いかも) ザボンの木の管理方法を教えてください。 http://www.h.chiba-u.jp/soudan/kajyu/zabon.htm
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- lions-123
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>実生苗からの文旦 茨城県鹿島地方に住んでいますが、頂いた土佐文旦の種を興味本位で蒔いてから30年近くが経ちますが、一向に花も咲きません。 気候が合わないためでしょうか? ↓ 耐寒性マイナス2度くらいと寒さに弱いので、気象と気温の影響が心配されます。 花ひろばユースからの抜粋ですが・・・冬の寒さから樹勢が耐寒に費やされ、その後の開花や結実が出来ないのでは? また、土佐文旦は自家結実性で1本で実が成りますが、確実性や実の甘さは受粉木がる方が確実だと思います。 ご参考~ ~苗木の性質 秋から6月頃まで販売しております苗木は、冬の低温時期は休眠期になり、ほとんど生長がありません。 1~3月頃にお求めの苗木は、植え付け後も冬の寒さで徐々に落葉したりしてます。 春になってから新芽を出すために、接木時点からついていたような古い葉を樹が自ら落として、株の負担を減らそうとしている生理現象です。 葉がすべて落ちて丸坊主になったとしても、株に力があれば、芽が吹き育ちますので、心配をかけますが、見守ってやってください。 その時期は水は控えめに管理し、土が乾いてからたっぷり与えます。 柚子の事例ですが、冬に葉を落としましたが春に花はバンバン咲いています。 柑橘類は葉を落葉させると、 花が咲きにくくなると本には書いてありますが・・・・・ 大丈夫なんです。 品種の選び方 寒い地域や初心者の方には早生品種をお勧めします。早生品種は耐寒性が強く、樹もコンパクトに栽培ができ、よく実がなります。 味で選ぶなら晩生種です。糖度が高くおすすめ。 どの品種も1本で実がなります。 生長すると樹高は2~2.5m、葉張りも3m四方くらいに生長します。場所の余裕があれば、4m以上離して植えます。 植え付け適期 3~4月ごろが植え付け適期です。6月中旬でも大丈夫です。 暖地では秋~冬でも植えられますがマルチングなどの寒さよけをお願いします。 葉が芽吹いた後に植え付けする場合は根を崩さないように植えてください。 マルチングをしましょう 品種によって差がありますが、冬の寒さが苦手です。関東以南では露地栽培が十分可能ですが、寒がる場所に植えるときは株周りを敷き藁やバークチップ等で覆うマルチングをし、霜よけと雑草よけをすることをお勧めします。 植え場所 冬の北風の当たらない、日当たりの良い場所に植えてください。 鉢植えの場合でも、冬の寒風をよけれる場所で管理してください。日当たりが良いと果実がおいしくなります。 植え付け方法 鉢植えの植え付け方法については、こちらのページをご参考にしてください。樹種は違いますが植え方は同じです。 植え付け用土 水はけの良い、肥沃な土を好みます。よほどやせた土壌でない限り、花が咲き始めるまでは肥料は控えめがいいです。 地植えの場合は、、『花ひろば堆肥極み』を1袋、鉢植えでは、みかんの土(肥料入り)を使って植えると簡単手軽&最高です! 植え付け時の主幹の切り戻し剪定 1年生の落葉果樹は将来の成長と樹形作りのために主幹を地際から30~40cmの高さで切り戻します。 百聞は一見にしかず、こちらのページをご覧ください。(主幹の剪定サクランボ編) 仕立て方 剪定時期は3月であるが、発芽が始まってからの4月に実施してもよい。 柑橘は剪定量を軽くすることが原則です。剪定量が多くなると旧葉が少なくなり、貯蔵養分が失われるとともに、春先の光合成生産が減少します。 あまり細かい剪定を行う必要もないです。 柑橘の結果習性 柑橘類の中には成り年と不成り年を交互に繰り返すいわゆる隔年結果の性質をもつ品種が多いです。 特に青島温州など収穫時期が遅い(晩生)品種にその傾向が強いです。 前年が成り年の場合は軽めの剪定とする。前年が不成り年の場合は剪定量を多くする。 肥料について 花がつき始めてから与え始め、収穫量に応じて少しずつ量を増やしていきます。 3月上旬と7月上旬に追肥として、速効性の化成肥料を与えます。 おすすめは みかんの好きな肥料です。 12月頃に寒肥として有機肥料を与えます。 肥料を与えなくても育つことは育ちますが、隔年結果になりやすいです。 病害虫 3~4月頃の新芽時はアブラムシが出やすいです。 ハダニやカイガラムシ(ロウムシ)がつくことがありますが、定期的に葉水をすると予防できます。 アゲハチョウなどの幼虫がつくと、あっという間に葉を食害してしまうので、こまめに観察して、発見しだい駆除してください。
お礼
たいへん詳しい情報で勉強になりました、今まで漫然と・・・混み合った枝を間引きするくらいしか面倒見なかったので、少し手をかけてやろうかと反省しています。 お礼が遅くなってしまいましたが、有り難うございました。
お礼
お礼が大変遅くなって申し訳ありませんでした。 柑橘類の単胚と多胚のお話大変興味深く読ませていただきました、 初めて知りました、そう言う事なんですね。 勉強になりました、有り難うございました。