無能な人への生き方指南
昨今、実力主義・能力主義が広まり、能力のある人はそれに見合う報酬や地位が得られるようになってきました。
ただ、社会性・根性・知識・技能・要領のよさ等々、どんな面で見てもこれといった能力のない人間というのはいるものです。
「無能な上司に困っている」といったことを取り扱った文章はよく見ますが、逆にその無能な人間の立場に立ったアドバイスというのはあまり見かけません。
一見アドバイスはあるように思われるかもしれませんが、それは「有能になる方法」であり、すべての人が有能になれるわけではないため、「努力すればなんとかなる」といっても、性格的にあまり努力できず全力を出し切れない人もいます。
なりたい仕事や向いている仕事があったとしても、年齢制限にひっかかったり、実際に職に就いて食っていけるだけの所得を得られる人が少ない業界だったりして断念せざるを得ない場合もあります。
足りない知識や技能を身に付けたくてもそんな学費が払えないということもあります。
現実問題として無能なまま一生を過ごすことも少なくないのです。
当然、国民年金などが支払えなかったり、家族を養えなかったり、誰かの世話にならないといけないこともあるでしょう。
さて、長々と述べましたが、そんな無能な人が生きていくすべはあるのでしょうか。そういった指南書あるいはホームページなどはありますでしょうか。またはここで何らかのアドバイスをしていただいてもかまいません。なお、「甘ったれるな」などの説教じみたことを言われても困ります。無論、自分なりに努力はするでしょうが、それまでの性分を急に変えることは容易ではありませんので。