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サンゴしょうについて
今日社会の授業でサンゴしょうが生きているのかなどやりました。 そしたら友達が「生きてる」と言っててサンゴしょうの事を調べてくることに なったんですけどネットで調べても生きてるとは全く載ってなくて・・・ サンゴしょうは生きてないんですよね? そしてサンゴしょうの事について知っている事があればそれも教えてください!
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結論を言うとほとんどの珊瑚礁が死んだ物です。 というと、かつては生きていたと言うことです。 珊瑚というのは珊瑚虫という微生物が、自分の周りに炭酸カルシウムで 生活する場所をつくったものです。 それが島の沿岸部にでき、時間とともに島の外側に成長して輪のように なったものを珊瑚礁といいます。 下のURLは古い歌ですが、ズー・ニー・ブーの「白い珊瑚礁」です。 白い珊瑚礁は珊瑚虫が死んだ残りです。 珊瑚虫が生きている物は赤褐色が多いです。 赤褐色だから珊瑚虫が生きている訳でもないのですが。 http://www.youtube.com/watch?v=TaL6h1UpjB4
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- malaytrace
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「サンゴ礁」という言葉は地形を指す言葉(礁=船の航行に支障があるくらい浅い海)なので、「サンゴ礁が生きている」という言い方はあまり科学的なものではありません。サンゴ礁という場所で多様な生物による生態系がある、というような意味で「生きている」という言い方は読み物として使うかもしれません。それは「森は生きている」という使い方と同じです。 サンゴと言う生物(クラゲやイソギンチャクの仲間)が生きているかは、一度ご自分の目で見られるのが一番良いと思います。石垣島北西部に川平湾と言う有名な景勝地があるのですが、そこでは多数のグラスボートが観光客を乗せて湾内の海底を見せています。グラスボートと言えば魚を見せるのが主体ですが、川平湾はサンゴがメインです。 サンゴはいつも活動しているわけではなく、時間や状況によるようです。状況を判断してグラスボートでどこを見せるか、船頭さんの腕の見せ所です。 サンゴは身体を石灰質で覆います。宝石等に利用されるのは比較的深い海に住むサンゴだそうです。サンゴ礁をつくるのは主に「造礁サンゴ」と呼ばれる仲間の浅い海に育つサンゴで、石灰質でテーブル状の塊をつくり、それが積み重なってサンゴ礁となります。 サンゴは海水中の栄養分が多過ぎ(簡単に言えば汚れ)たり、水温が悪化したりすると「白化」という現象を起こし、それが長期にわたると死滅するようです。どこを見渡しても全面真っ白けという場合は、サンゴが死滅した痕という可能性もあります。しかし、川平湾で見た時、船頭さんから聞いた話によると、白く見えて死んでいるようでも活動していないだけで、活動時には出てくるとのことでしたので、素人目には判断できないように思います。その後、奄美大島の南部で見た時はかなり真っ白けだったので、生きているサンゴは少なかったのかもしれません。 土地が隆起してサンゴ礁が陸になってしまうと「隆起サンゴ礁」で、これはもう生命の活動の場ではありません。しかし、岩石として利用され(沖縄の伝統的な塀は隆起サンゴです)たり、二酸化炭素を含む水に少しずつ溶けて鍾乳洞ができたりします。奄美・沖縄の島々では鍾乳洞も豊富です。戦争中は避難壕となったところも多いようです。また雨が地下の鍾乳洞に流れて行き、地上に残らないので、水源にするため地下ダムを設置している島もあります。 日本では石灰石を採掘している場所が結構ありますが、サンゴのような浅い海で石灰質を蓄えた生物の遺骸に由来するものと考えられています。ハワイのような太平洋の浅い海に蓄積した石灰質がプレートの移動に伴い日本に移動してきて石灰岩となったと考えられているようです。だから化石もたくさん出ます。岐阜県の石灰石採掘場の間に取り残されたような高台に化石館があります。小さな館ですが、貴重な化石がある(館の方が「教科書の表紙の写真に使われた」と仰ってました)そうです。
お礼
こんな変な質問に答えていただきありがとう ございます。 長文で詳しく書いてあったので 理解できました。 助かりました。
お礼
ありがとうございます。 とても分かりやすかったです。 助かりました。