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先進国が北半球に多い理由
先進国が北半球に集中しているのは、 寒さを凌ぐために頭を働かせなくてはならなかったのが 理由だと聞いたことがありますが、本当なのでしょうか? 南半球でも寒いところはたくさんあると思うのですが。
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近年は北欧の先進国化が進み、東南アジア・ 中南米・アフリカ一部諸国で発達を見せてきた ので実は気候が国や地域の「先進国度」を決めて しまうわけではなさそうですね。 貴兄の文中で、寒い地域でとありますが、申し わけないけれど面白い説の域を出ません。なぜかと 言えばつい最近まで「先進国」はすべて温帯だった のですから。思い出しました。初めはどの国の学者 が言い始めたのかは知りませんが戦前、日本でも言 われたことです。要するに熱帯地域の人々は馬鹿で 勤労意欲も乏しいから日本が進出して治めてあげるの が彼らの幸福だという説です。それで考えるとこの 説は先進国(帝国主義国)が後進国を支配して植民地に するための都合の良い説のだなあと思います。 じゃあ、なぜ先進国は温帯だったのか。そもそも 先進国とは何かです。常識としては工業生産が多く ある程度国民の生活も豊かな国として良いと思います。 先進国は元々工業先進国と呼んできたのですからその 規定で良いでしょう。現代は米日両国のように工業生産 が衰退して国民の多数が商業・サービス業に従事して いるので規定が違うように思うでしょうが、要は工業 生産の企業にある資本がどの国の人々のものかという事、 それで見直すと米日両国だけで世界の大半の資本を有する ことに驚きます。 でなぜ温帯か?工業を発達させるためには技術の他、 多くの労働人口(つまり貧しい農民)と資本を必要とする。 ならば農業生産が発達する温帯地域ということになる。 でも既に米日欧の先進国は衰退の兆候を見せ始めている。 気候条件が絶対ではなく、たまたま産業が発達しやすいのが 温帯であったけれど、栄えればいつかは衰退、代わりの地域 が先進国にとってかわるのは人類史が示してきたところ。
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- jess8255
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E5%8D%8A%E7%90%83 この地図は北極から見た北半球を表しています。どうです? 南半球よりはるかに陸地、しかも文明が発達しやすい温帯が多いでしょう? あくまでも人が住める陸地面積では北半球が南半球のほぼ2倍大きい。これが最大の理由ですよ。
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- minibiker
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ものとひとの流れを作り出しやすい距離に交易先が点在していたからです。 低コストで異なる文化や物産と触れ合えることは、お互いの存在意義を強め易く、当然ながら経済的地位を伸ばしていく訳です。 南半球は海が多すぎで、結果17~18世紀に英国の航海力が少ない陸地のキーポイントを押さえ利用されることに他国が追随した程度です。主要な地区は全て英国の権力下に据えられ、地域民族の多くもそれに甘んじて益を求めた為、先端を競う国力形成を結果としてサボることになっていきましたから、今で言う先進国の土壌を醸し出せなかったのです。 南米と中米に関しては、合衆国が求心力を早くから発揮したことでコンチネンタル的に見るとその宛先を集約されており、半島的な中立環境にあったスペインやポルトガルが利権を安定させ易かったのです。半島の国々は新大陸領土に関して強力な植民地政策を強いて排他的姿勢を貫いたことから、それらに母国を凌ぐ利権を与えることはありませんでした。またこのことは世界情勢に対して無関心で存在することを助け、両大戦においても中立というより無関与という姿勢で居続けることを許されたとも言えると思いますが、その間の独立自活もまた強いられ、世界経済の中で成長する切っ掛けは齎されなかったものですから、今で言う先進国になる可能性自体が現れなかったんです。
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>寒さを凌ぐために頭を働かせなくてはならなかったのが 人類の祖先が氷河期を生き抜いて文明を花開かせたのは事実ですが、北半球でいわゆる4大文明が起こったのは偶然かもしれません(それぞれが関連して進化が促進されたのかもしれませんが、最初のタネはひとつふたつだけだったのだと思います。集中とまではいえません)。産業革命以後の先進文明が北半球に集中したのは寒さとは無関係だと思います。
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- mide
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ジャレド・ダイアモンドが,ノンフィクション部門のピューリッツァー賞を受賞した『銃・病原菌・鉄』で文明発達の要因として「東西に伸びる大陸」を挙げています。居住に適した気候環境が東西に広いことが重要だというのですが,地図を見ると分かるように南半球にはそういう場所がほとんどありません。 この本は進化生物学から文化人類学,言語学など非常に後半な分野から文明の発達を論じ,文明の発達の度合いは人種的な優劣のためではないことを示すなど他の分野の研究成果とも整合性があります。書いてあることを全て鵜呑みにするべきとは思いませんが,一読の価値はあると思います。
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- moto_koukousei
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偶然ではないでしょうか。 先進国というと、西欧+北米+、、、 産業が大きく伸び工業化と活発な商業、金融活動をしているところなのでしょう。 そうした傾向が顕著に見えるのは、いわゆる産業革命以降です。 それまでのオリエント文明や中印文明、エーゲ海文明はもちろん、大航海時代に覇を競った国々も先進国とは普通は言わないように思います。(20世紀の後半以降であれば、日本や北欧、南欧、中国、イスラエルなども、先進国に入れるのでしょうか) 現生人類はアフリカ起源とのことですが、はるか大昔にほぼ全地球に拡散してそれぞれの地域で生存競争をしたりしながら生きています。寒さ暑さだけでなく、大雨、洪水、異常な乾燥、あらゆる気象変化に耐えるだけでなく、隣の部族などと戦い続けてもいます。暦や天文観測だけでなく、頭を働かすことなくしては、生き続けることもできなかったでしょう。 中国や印度などは、古くから多くの人口を抱え、国家間の抗争も多く、独自に高度な文明を築きましたが、20世紀前半までは先進国にはなれていません。北欧、ロシア、東欧も同様です。北半球にあっても、緯度の高低はいろいろあっても、先進国には20世紀前半まではなっていなかったと思います。カナダもアメリカと同様の人種構成で、歴史も似ている面が多く、緯度も高く、寒冷な地域ですが、20世紀の前半では農業国であって先進国のイメージはありません。 ドイツも先進工業国になったのはナチス以降です。 北半球に属するか、緯度がどこか、経度がどうか、大陸の国家か島国かなどは、先進国になる条件にはなりそうもありません。 人種に起源を求めるのは魅力的ですが、いわゆる西洋人種、白人系の国でも先進国にはなっていない国も多く、そこに理由を求めるのは無理です。 中印オリエントが人類史、鉄器農耕技術数学測地暦法などの分野で大いに成果を上げてきた事実を考えても、人種に先進国を造った環境要因を求めるのには無理があります。 北半球と南半球では陸海の状況が大きく異なり、また砂漠や熱帯林、山脈などの状況も大きく異なるのですが、人間が農業や工業、貿易、商業、金融などの産業を興し、世界で大きなウエートを占めるほどの状況をつくるには、19世紀末までであれば、大きな面積も、膨大な人口も不要です。そこそこの地域で十分に産業を活性化は出来ます。 そう考えると、人類史、歴史が造り出したものが先進国であり、それが英国、米国になった必然はあるけれども、自然環境的に先進国を生み出す条件はないのでしょう。 現在先進国が北半球に多いのは、たまたまだと思っても良いのだと思います。
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- nishikasai
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>寒さを凌ぐために頭を働かせなくてはならなかったのが 理由だと聞いたことがありますが、本当なのでしょうか? それは南半球ではなく、熱帯地方にあてはまります。 熱帯地方は確かにその通りです。 裸でいてもいいし、食べ物はバナナと椰子の実があるから働く必要がありません。海も冷たくないから魚や貝をとることができました。 南半球が発展しなかった理由は人種にあると思います。 アフリカは黒人 南アメリカはインディオ オーストラリアはアボリジニ これでは難しいです。 四大文明はアジア人とアラブ人によって作られました。その後ギリシャ、ローマの白人に引き継がれました。アジア人やヨーロッパ人は賢いですが、黒人、インディオ、アボリジニは残念ながらIQが平均的に低いです。差別発言になったら申し訳ありませんが、そうなんです。 現にオーストラリア、南アメリカ、南アフリカは白人が移住してから発展しました。
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- rokometto
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いろいろ書かれてあって面白いトピですね。 自分は南半球は陸地が少なく、しかも海で隔たれているので他文明との交流が少なかった=独自の文明だけで発展するしかなかったので遅れたんじゃないかと思います。 実際南半球で一番重要視されたのは航海技術のようですし。
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北半球は、北極星を目印にして移動することができた。 移動するといろんな人と出会うので、頭を働かせるしかなかった。
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- fumiuchip
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>寒さを凌ぐために頭を働かせなくてはならなかったのが理由だと聞いたことがありますが、本当なのでしょうか? 本当ですよ。具体的には寒さじゃなくて季節があるかです。 季節がある→生活に工夫が必要になる→新たな技術が発見される→どんどん科学が発展する >南半球でも寒いところはたくさんあると思うのですが 北半球の2分の1ですよ、南半球の陸地は。 オーストラリアとか南米とか、ほとんど隔離された状態で文化の交流がなかったのも原因。
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- tanuki4u
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E5%8D%8A%E7%90%83 「陸地の面積比、さらに温帯に位置する陸地の比率が高いことが人口、気候の両面に影響を与えている。北半球全体の陸地の面積比は39.4%であり、南半球の19.0%よりも高い。温帯の例として北緯30度~40度(北半球)における陸地面積比が43%であるのに対し、南緯30度~40度では11%と少ない。このため、四大文明の発祥を始めとして人口は歴史的に北半球に偏ってきた。」 引用終わり。 人口が北半球に多いからです。 その他に、北半球の陸地が東西に広がっているのに対して、南半球は南北にあるからという説明も、納得できます。 最初の文明は、農業生産であり、緯度が同じ(=気象条件が似ている)ならば、東西に拡がることができますが、南北に伸びていると、同じやり方が、南北に移動した時に使えません。
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