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真言宗について教えてください。
「真言三千遍くる」の意味を教えてください。 真言宗のお経を三千遍唱えると言うことですか? 宜しくお願いします。
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「お経」ではなく、「真言」を三千回唱えるということでしょう。 真言宗では、仏教の真髄を表わす「真言」という「呪文」のようなものを唱えます(他の宗派でも「真言」は唱えるのですが、真言宗は特に「真言」を重視しています―だから真言宗と言う)。 仏教の教えはインドで生まれて、中国語に訳された「お経」が日本へと伝わっています。 中国語に訳す時に、どうしても「これは中国の言葉に置き換えられない」という真髄を表現した言葉があり、そういう言葉は無理に中国語に訳さず、インドの言葉の音をそのまま残して「呪文」のように唱えるようになりました。 ご存じかと思いますが、『般若心経』の末尾には、「ぎゃーてーぎゃーてーはらぎゃーてー……」という文句がありますが、それが「真言」です。 ということで、「真言」はお経の一部とも言えますが、真言宗では特に「真言」だけを唱えることが多いのです。 仏さま一人一人に、その仏様の功徳などを表わす「真言」がありますし、一切の罪を除いてくれるという「光明真言」などという「真言」もあります。 「真言三千遍くる」だけでは具体的にどんな「真言」を唱えろと言っているのかは分かりませんが。
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どうもありがとうございました。