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翻訳業について
私は高校生なんですが、今翻訳業(本などの出版関係の)に興味を持っています。でも、翻訳業はなかなか仕事がもらえず、収入が不安定だと聞きました。翻訳業だけで生活するのは難しいのでしょうか?翻訳専門の大学や専門学校を卒業したほうがよいのでしょうか?詳しい方教えてください。
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どれも夢のない回答ばかりで残念ですね。大学院生の頃、2回ほど翻訳のアルバイトが回ってきました。どこの書店にも置いてある、ある有名科学雑誌の編集のための資料翻訳と、大学生向けの教科書の翻訳でした。もちろん、どちらにも僕の名前は残っていませんが、意外と高い給料が支払われました。 そんなことはともかく、漠然と翻訳業につきたいと思うよりも、何か自分の得意な、興味のある対象を持って、そしてそれが他の誰よりも負けないというならば、その分野で得意な語学力を生かして翻訳を仕事とすれば、なんとかなるんじゃないですかねぇ。 世の中には"英語の勉強"をすることが趣味な人が掃いて捨てるほどいます。僕はそんな人たちはくそ食らえと思っています。語学は手段に過ぎません。もう一つ、あなた自身の"何か"を探してください。
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- strato26
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本当に夢のない話ばかりですね。 本当の夢とは、誰になんと言われようが、自分を信じ、その後を追い続けるべきものでしょう。 私の話も夢の無い話ですが、後半、良くなります。 私は高校生の頃から、カリフォルニアに住み、日本語、英語共に(大きな)問題はありません。現在エレクトロニクス産業で働いています。日本の会社とも取引があり、ある分野ではある日本人のエンジニアと共同特許を多数出願したりもしています。当然、日本語や英語の専門資料を訳す必要があるのですが、少なくともこの分野では非常に難解な専門用語が多用され、専門知識が必要とされるため、第三者の翻訳業者に任せることは不可能に近い、と言ってもいいでしょう。つまり、世界を相手に商売する現在の株式会社日本にとって、英語や日本語を訳することだけでは、もうそれほど重要ではない、ということです。 実際、翻訳するのは、あまり英会話の得意でない、ニューヨーク在住の化学者の関根さんであったり、スペルが間違いだらけのワシントン在住の特許弁護士、木場さんだったりするのです。 今、世界中にちらばっている数多くの日本人たち、色々な分野のエキスパート達、彼らは特に翻訳や英会話の正式なトレーニングなしに世界中に散らばり、そのほとんどが英語で会話し、翻訳し、商売しているのです。そして色々な分野で株式会社日本のビジネスは優秀である、といってさしつかえないでしょう。 本当の意味で翻訳が必要とされる分野は、その言語特有の言い回しや、微妙な言葉の感覚などを正確に(芸術的に)表現する必要のある「文学」関係なのでしょう。 ただ、私は二カ国(語)がわかるため、それによって、この専門の分野ではずいぶん助かったと思っています。また、これからは、翻訳にしてもビジネスにしてもBilingual だけでなく、Bi-culturalという要素が必要とされると思います。 どなたかおっしゃっていましたが、貴兄が将来見つけるであろう専門分野でその翻訳能力を生かせばいいのではないでしょうか? しかし私は自分が Bilingual、Bi-cultural で本当によかったと思のは、仕事のことなどではなく、自分自身のことです。日本語、英語の本が読める。日本語・英語をしゃべる人々と友達になれた、等です。 脱線しましたが、おじさんの寝言、参考になれば幸いです。
お礼
回答ありがとうございます。この回答にあるように将来見つけるであろう専門分野で自分の能力を生かしていけたらいいなぁと思います。最後に書いてある、二ヶ国語が話せたりすることで、自分の世界が広がるというのはとても良いことですね。本当にありがとうございました。
- kaze2004
- ベストアンサー率35% (22/62)
昔、翻訳家として一人前になる日を夢見ていたのですが、実際仕事が来るようになって、とてもやってられないと思い挫折しました。 もちろん、自分の能力が足りなかったせいもありますが、ともかく訳しても訳しても終わらない。 駆け出しだったので、出版書に関しては下訳、何かの教材ビデオの吹き替え、コンピューターゲーム、雑誌のちょっとした記事など、名前が出るものはほとんどありませんでしたが、チャンスにつながると思って必死にやりました。 インターネットは一般に普及していましたが、まだここまで浸透していなかったので、専門的なことは図書館に行って調べたり、関連する文献を買ったり、電話帳で調べて電話したり、その分野に詳しい知人に聞いてみたりなど、手間はもちろんお金も出て行きました。名の通った翻訳家なら経費としてもらえるのでしょうが、私などのようなものは当然自腹。 翻訳料から翻訳のために自腹を切った料金を引き算し、下調べから実際翻訳し終わるまでにかかった時間で割ってみると、ファーストフードでの時給より悪い、という結果。 そのうち、睡眠不足とストレスで体を壊し、医者に行くなどで、つくづく向いてないと実感し、やめました。何しろ締め切りに間に合うかどうか心配で、仕事を抱えている間は、遊ぶ気分にもなれませんでした。 ベテランになっても翻訳だけで食べていくとしたら、相当忙しくなくてはいけません。 実務翻訳のほうが出版翻訳よりもチャンスがあります。出版の場合、どうしても数が少ないので翻訳者も限られている、ということです。 翻訳学校に通う利点は、そこから先生などの紹介で仕事のチャンスがつかめるかもしれないというところにあります。特に出版や映画・ビデオ翻訳の場合は人脈が大切ですので(実力はもちろんのこと)。 また翻訳のテクニックは独学で学ぶのは難しいということもあります。 戸田奈津子さんも弟子生活をやってました。もともと実力やセンスもあった人だと思いますが、弟子は取らないという嫌がるベテラン翻訳家に頼み込み、とうとう相手が根負けした結果弟子になり、今の姿があるのです。弟子生活の中で、しっかり字幕翻訳を勉強したのです。 バリバリ翻訳をやっている人、みんな苦労していますが、それでも続けている人は「好きだから」といいます。 誰かが言っていました。お金持ちになりたい人は、ぜったい学校の先生と翻訳家になることを望まない、と。答えになっていましたでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。体を壊すほど大変なんですか!そこまで厳しいとは思わなかったので、ビックリしました。戸田奈津子は弟子生活をしていたんですか!やっぱり翻訳が上達するのにもそうとうの努力が必要なんですね。
- unos1201
- ベストアンサー率51% (1110/2159)
副業で翻訳もしています。本業の分野やある程度得意な専門分野で依頼が来ますが、原文をそのまま日本語に訳して原稿用紙何枚につきいくらで仕事しています。 通常の翻訳と違うのは、専門用語の意味を知らなければ誤訳どころか日本語で意味が通らないのです。しかも、専門家向けの教科書や講習会の原稿が多いので、スピードと正確さが要求されます。私が原語をそのまま日本語で読み上げ、それを文字化してもらい、校正し、監修者がチェックして再度私がチェックするので、数百ページでも2週間程度のペースです。 それだけやっても20万円貰えません。しかも税金が引かれて振り込みは3ヶ月後程度です。ミスが多ければ次の依頼は無くなるし、夜に数時間でこなすのには苦労があります。依頼は不定期で、普段食べていくことは不可能です。 一応日本でも旧帝大の大学院も出ているし、学位も持っていますが、語学力は海外での大学での生活で身につけました。専門家相手の仕事ですので、バックの知識も身につけますし、最新のニュースも取り込みます。何より、スピードの正確さを要求され、読みやすさまで必要なので、苦労は絶えません。 今後は収入も減り、仕事は増えると思いますが、半分奉仕事業みたいなもので、翻訳で食べていく専門家は全体の数%でしょう。学生が翻訳したのを教授が編集し、出版するケースも多いし、一人より50人で同時に翻訳して統一する方が早いです。ちなみに私も学生のころから翻訳していますが、お金を貰えるようになったのは大学院を修了してからです。それまでは名前も出ませんでした。
お礼
回答ありがとうございます。実際に翻訳をしている方の意見は参考になります。スピードも大切な仕事なんだと分かりました。
- petit_chocolat
- ベストアンサー率20% (326/1562)
翻訳だけで食べていくのは難しいでしょう。翻訳者は翻訳会社に雇われて生活しています。翻訳会社から仕事があるときだけ依頼されます。 毎日更新の海外発ニュースサイトの担当に回されればいいですが、そうでなければ仕事があるだけでラッキーです。(ちなみに本の翻訳などは、翻訳歴○年の素人には回ってきません。ほとんどが技術マニュアルや、海外の企業発表資料です。) また時間の限られている仕事だと、急ぎの仕事だと夜中翻訳を始めて朝までに提出なんてこともあったりします。 翻訳者の中には海外大学卒業組も多く、そういう人たちはやはり国内大学卒業組よりもスピードがあるし、ボリュームがこなせます。日本語訳の程度にもよりますが、多くが海外大学卒業組の方に依頼が行ってしまいます。 結論を言えば、海外大学の方が翻訳者になるには有利です。しかも出来高払いなので、固定給と言うものはほぼないと言ってもいいでしょう。翻訳者には女性が多いです。主婦や片手間のアルバイトでやってる人も多いです。 大成するのはほんの一握りの人で、フリーの翻訳者で、普通のサラリーマンの給与以上を稼げる人はかなり少数だと思います。
お礼
回答ありがとうございました。やっぱり翻訳だけで生活できるほどお給料は良くないようですね。
- evoak728
- ベストアンサー率26% (63/239)
今晩は。 結論から言ってほぼ不可能でしょう。 昨今は、東京外大や大阪外大出身でも翻訳や通訳一本では食べられないそうです。 ましてや専門学校では… また、日本の翻訳界の元祖の戸田奈津子さんも以前おっしゃっていましたが、「映画翻訳」というジャンルを開拓したから今こうして活躍できるのだと。 ですので、ただ漠然と翻訳業と言う事では到底食べてはいけないでしょう。 また、日々翻訳ソフトは日進月歩の勢いですし、ますます専門的知識や感覚を磨いてもまだ険しいでしょう。 取り急ぎ回答まで。
お礼
お礼が遅くなってすみませんでした。やっぱりなかなか難しいみたいですね。回答ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。私自身の”何か”ですか・・。この回答を読んで、それが一番大切なのかもしれないと思いました。私が翻訳業っていいなと思ったのは、小さいころから外国の本(もちろん日本語に訳してあるもの)が好きで、でも私の好きな外国の作家さんの本ってそんなに翻訳されてなくて、すごく残念だったからなんです。だから翻訳家になって、まだまだ翻訳されていない面白い本を私が翻訳したいって思ったんですよ。でもそのためには、これだけは自身があるって言う何かも見つけなくてはいけないような気がします。ありがとうございました。とても勉強になりました。